ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

介護労働者の桎梏

2018-12-22 | ほとほと日記
今日は2連勤の2日目です。


昨日は職場で心に重く堪えるお別れが続きました。

職場では知らない顔をしていましたが、家に帰るとツラい気持ちになりました。


私は一介の介護施設の職員として、真面目で能力も高い介護スタッフが燃え尽きるように退職をするのをたくさん見てきました。

離職率が高く派遣契約スタッフが多い介護の現場は、能力が高い一部の常勤スタッフに責任ある仕事がどんどん集中します。

と言って残業を全て付けられるわけではないので、早朝や家に持ち帰りのサービス残業が増えていく。

それだけならまだしも、絶望的な人手不足が解消される兆しが一向に見えないのに、「何とかするから今はガマンしろ」と言い続けられるのがもっともツラいのだと思います。


彼らが口々に言うのが「子供には介護の仕事はさせない」「友人や知人がやりたいと言ったら止めさせる」という言葉。

そして「学生時代にもっと考えて普通の仕事に就けば良かった」とも。

傍から見ると誰よりも良くやり、勉強して資格も次々と取っているスタッフたちが、自分の職種をそう評価するのを見るのは、とても悲しい気持ちになります。


今日一日。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。