ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

敵わない

2018-06-28 | ほとほと日記
今日と明日は仕事です。


6月もあと3日間。

もうすぐ今年前半が終わります。

月並みですが、本当に月日の経つのは早いなあ…と感じます。

私は来年5月には還暦になりますから、五十代の残りもカウントダウンを刻んでいます。


今朝のニュースで福島県の六十代半ばのご夫妻を取り上げていました。

大震災で仮設住宅に移られた方が、久しぶりに若い頃から慣れ親しんだ地元の山に登山に行く様子です。

東北人らしいいかにも実直で優しそうなご夫妻ですが、お子さんを4人育てられています。

ニュースではそのうちの2人のお子さんも一緒に登山に参加されていましたが、すっかり成長して、もう立派な大人です。

私はニュースを見て、「偉いなあ。敵わないなあ」と思いました。


社会に出て働き、結婚して、4人の子供を育てる。

当たり前の事のようですが、私にとってはどれもとてつもなく高い壁のように思われます。

それを乗り越え、被災という苦難に遭いながらも、騒がず粛々と生きている。

そういう様子を見ると、自身の欠落感にうちひしがれそうになります。


でも、私は私を生きるしかありません。

残された働ける期間を一日ずつ粘り、せめて少しでも老後の貯えをしていきたい…と思います。


神様。
今日一日が穏やかなものでありますように。
家族が皆、健康で暮らせますように。
友人たちが無事に一日を終えますように。
お祈り致します。