ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

忘却休日

2017-09-01 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。



いつものようにスポーツクラブでバイクを漕ごうと、駅二つ分自転車を飛ばして、クラブまで行きました。
スッと中には入れましたが、どうも閑散としています。
従業員の人はいないし、アチコチの機器や商品に埃カバーが掛っている。
業者っぽいオジサンが大きな掃除機を掛けている。
(休みかな?でも『本日休日』とか出てなかったし…)
と思いながら、恐る恐る二階に上がりました。
そして、そこにいたスタッフらしい若い男性に「今日は休みですか?」と尋ねました。
「はい。定休日です」と男性はていねいに答えてくれました。

そうだ、このスポーツクラブは金曜が定休だった…。
私は、金曜だったのを忘れていたこと、それ以上に、どこをどうみても「休日フラッグ」が立っているのに金曜定休を想起できなかったことがかなりショックでした。
でも、何ごともなかったように、また自転車に乗って家まで引き返しました。



途中、後ろから自転車でやってきた男子高校生二人組の話し声が聞こえてきました。
「やっぱ、学校行くのツラいよな。〇〇なんて毎日行っても平気なのに」
「お腹痛くなっちゃうんじゃね?」
とか言っています。
信号で停車した際に確認すると、どこにでもいそうな高校生たちでした。
でも、どちらかといえば大人しそうで、「帰宅部」の気配がします。
私も夏休み明けの登校がとても憂鬱だったので、内心で共感をしました。
実は、今日が9月1日だったこともすっかり忘れていたのですが。



午前中の用がポッカリ空いたので、午後に予定していた眼科受診をしました。
お年寄りがたくさん待っていて、診察まで一時間半ほど待ちました。

ここの眼医者の先生は、いつもとても親切な声掛けをしてくれます。
「右目の視力は悪くなってないけどね。片目で見てるからとても疲れると思うんだ」
私の左目は生まれつきほとんど視力がありません。
「片目で頑張って立体的に見ようとすると、ふつうの人よりずっと疲れると思うよ。温めると良いんだ。タオルを掛けたり風呂に入ったりしてね」

そして、いつもの二種類の目薬を何本か多めにくれました。
それで、支払いはいつもとほぼ変わらないのです。
院内処方だから出来るのでしょうが、こういう昔ながらの「町医者感」があるのが、お年寄りに人気の理由かもしれません。
診察は数分ですが、加齢に伴う苦労に優しい声掛けをしてもらうと、とても癒された気持ちになります。
明日からも仕事は大変ですが、何とかやって行こう…と思います。