ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

映画三昧2

2013-07-12 | 映画
明日からは世間一般は三連休だが、私は三日連続勤務。

今日は合間の休日だったが、いつものように洗濯、買い物、スポーツクラブ…と休日コースを過ごした後は、ネットで映画を観て過ごした。

『ジョゼと虎と魚たち』
田辺聖子原作。原作は読んでないのだけれど、良い感じに「文芸作品ぽい」テイストの作品。イケメンだけどメリハリなく大学生活を過ごす妻夫木聡が、池脇千鶴演ずる下肢障害の女性と恋に落ちる。叙情的で切ないけれど乾いたタッチ。池脇千鶴がかわいい。私の好きな上野樹里も出ていたが敵役に近い役回り。でも、やっぱり切ない。

『市川崑物語』
岩井俊二が敬愛する市川崑の半生を描いたドキュメンタリーだが、ナレーションが一切なく字幕で伝えるという風変わりな作品。巨匠市川崑を支えていたのは妻で脚本家の和田夏十だった…という愛妻物語でもあります。

『ザ・マジックアワー』
三谷幸喜の作品。ギャングのボスの愛人を寝とって殺されかけている男が、生き延びるために売れない役者を騙して殺し屋を演じさせる…と書いてもわかりずらいように、設定的には無理筋なお話。でも圧倒的な細部の凝りかたが不自然さを捩じ伏せ、とにかく可笑しかった。私はウェルメイド喜劇には余り乗れないタイプだけれど、ここまでやるのはスゴい…と感心しました。

というわけで、映画があれば独りもまた楽し。

明日からガンバろう。