ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

歯痛始末

2012-07-03 | ほとほと日記
昼の12時、歯医者に行って来た。
私は歯の質が悪い方で、手入れも怠けがちだから今までさんざん歯医者の世話になったが、これほど痛むのは久しぶりだった。
上の前歯で、それはすでに義歯なのだが、歯茎が赤くぷっくりと腫れている。
義歯の先を少し触るだけでもズキンと響き、しばらくズキズキする。

歯科医に行きレントゲンを撮った。歯科医は、たぶん中で化膿しているのだろうが、義歯を外さなければハッキリとしたことは分からない…と画像を見ながら言った。
麻酔をしてから腫れている部分を切開したが、これは痛かった。
私は診察台の上で手を握りしめていた。

出血もかなりしたし、これから何日か消毒に通わなくてはならない。

帰り、抗生物質と痛み止めを薬局でもらうと、その場ですぐに飲んだ。
いつもなら休みはスポーツクラブに行って走るのだが、今日はさすがに家でおとなしくすることにした。

昼食を摂る気にもなれず、栄養ゼリーを何本か飲んで済ませた。

しばらくすると痛み止めのおかげで、半日以上悩まされた痛みも消えた。

さすがに夕食も栄養ゼリーというのはつらいので、近くのスーパーからお粥を買って来て、レトルトの親子丼の具を掛けて食べた。
ポテトサラダも食べた。カッブアイスも食べてしまった。
食べられるというのは幸せだと思った。

それと、痛みが人間の尊厳を奪うことも痛感した。
強い痛みは人間を支配してしまう。
歳をとると痛みやできないことが増えるというのを、私は日々職場で見ている。

特に独身の私にとって歳をとっていくリスク増は本当に不安だ。
今回はブログやメールを通して歯痛を知った家族や友人が声を掛けてくれて助かった。

いつもながら、繋がることの大切さを感じた。