Kobby loves 埼玉&レッズ

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怪我に強かったFW(エメルソン)

2008-03-18 20:30:50 | 浦和レッズ
先週のNACK5スタジアムで、新潟の右SBの内田が、左肘を脱臼していながら強行出場していました。分厚くテーピングを巻いているのを隠すためでしょうか、左肘には黒いサポーターが巻かれ、スローインは距離が出ないので味方がフォローしていました。

これを見て、浦和で怪我に強かった選手は誰かと思い出すと、断然エメルソンです。エメルソンといえば、チーム始動の日にまともに合流したことがなく、レッズフェスタにはとうとう一度も出席しませんでした。そんな悪いイメージが先に出てきてしまいますが、いったんコンディションが仕上がって、体の切れを取り戻せば、圧倒的なスピードで浦和の前線に君臨していました。

エメルソンのゴールは、あまりにも多すぎるので、残念ながらこのゴールがエメルソンの思い出というのはないのですが、2002年シーズンに腕を骨折しながら強行出場してくれたことは強く印象に残っています。試合はギブスをして出る訳にはいきませんから、試合中はギブスを外し、倒れたときに折れている手をつかないようにしながら出てくれました。

そんな状況でも、不振なら当時ベンチの達也と代われと言われるでしょうが、エメルソンはちゃんとゴールを決めていて、気合いのプレーを見せてくれました。また、エメルソンの負傷といえば、浦和の初タイトルになったナビスコ杯決勝の鹿島戦も忘れられません。

このときは、相手ボールのCKでエメルソンと坪井が頭同士でぶつかり、両者とも激しい出血で、医療用ホチキスで傷口をふさいで試合に戻ってきました。しかし、そんな頭にぐるぐるにテーピングを巻いた状況でも、エメルソンは2ゴールを決め、4-0という圧勝につなげました。

もし、2005年のシーズンの終わりにちゃんとした形でお別れをしてくれれば、きっと涙を流すサポーターもいたでしょうが、途中でカタールのチームと契約して、黙って去ってしまったのは残念でした。しかし、今はカタールのアルサドにいるエメルソンですが、一時フランスリーグのレンヌにレンタル移籍していたこともありました。ヨーロッパでも通用する力はあったのです。やはり、引退まで浦和にいてくれる選手ではなかったのでしょう。
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