Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

オマーン戦プレビュー

2012-05-31 18:53:20 | ワールドサッカー
来週の日曜日、日本代表はホーム埼玉スタジアムでオマーン代表と対戦します。オマーンは3次予選では中東の雄サウジアラビアを下して突破していますが、2勝2敗2分の低空飛行の通過で、少なくともグループを首位で通過した豪州レベルの力はないと予想しています。

昨日JFAのホームページにオマーンの情報が載っていました。驚いたのは監督の名前で、フランスリーグでリヨンの黄金時代を作りカメルーン代表監督も務めたルグエン監督がオマーンの監督でした。

最近、驚くようなビッグネームが弱小国の監督をやっているケースはよくあり、スウェーデンを2大会連続16強に導いたラガーベック監督がアイスランドの監督をやっていたり、ドイツを率いて8強に入ったフォクツ監督はアゼルバイジャンの監督です。

かつて、代表監督は強化期間が持てない、世界中に散らばっている代表選手のコンディションを見極めなければならないなどの理由で「クレイジージョブ」と呼ばれ有力監督候補は敬遠した地位です。しかし、弱小国だったら代表選手が国内組でゼロからチームを作っていく楽しみもあるかもしれません。

オマーン代表は4年前に3次予選で対戦しました。当時の主力のGKアル・ハブシやMFドゥールビーンらは今回の来日メンバーに残っています。当時のオマーンはセットプレーに大きな弱点を抱えていて、中澤佑二と闘莉王が後ろから走り込む日本のセットプレーを全然マークできていませんでした。

しかし、今回は世界的にも実績のある監督が率いているのですから、セットプレーという練習次第で改善できるものは直っているかもしれません。ただ、香川のような個ですべてを決められるようなビッグネームはいませんから、基本的に引いて守るというコンセプトは変えないでしょう。

あとはオマーンがどこまで日本を恐れてくれるか次第です。前回のときは1トップ2シャドーのつもりだったオマーンの2シャドーが日本を恐れ過ぎて引いてしまい、1トップが完全に孤立したオマーンに勝機はまったくありませんでした。

オマーンに引かれることを恐れる意見もあるでしょうが、相手に勝機がまったくない試合は本来楽なはずです。余裕で勝てる日本を、日曜日は見たいです。
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気力と負傷のDF(田中マルクス闘莉王)

2012-05-30 18:53:16 | 他チーム
昨日のACLで現名古屋の田中マルクス闘莉王選手のプレーを久しぶりに見ました。まだ代表の力はあると思いますが、ザッケローニの構想には入ってなさそうで残念です。浦和時代もありましたが、負けていて追いかける展開になると中盤に上がり、味方クロスに飛び込むプレーで決勝点を得ることもあり、浦和時代は頼れる選手でした。

ただ、点が取れるというサッカー選手としてはこれ以上はない長所を持ちながら、代表で一緒にCBを組んでいた中澤佑二とはキャップ数に2倍近い差があります。一見岡田ジャパンの不動のCBの印象がありますが、結構欠場も多い選手でした。

その欠場の理由は肉離れをよく起こす両脚でした。気持ちを前面に出すプレースタイルゆえに「闘将」と呼ばれることもありましたが、かつて闘将と呼ばれた柱谷哲二氏には「あんな休んでばかりの奴は闘将とは言えない」と厳しく言われていました。

それでも、岡田監督の考えがどんなにいいサッカーをしてもCBが体の強さで負けては意味がないというものだったらしく、負傷でもない限り中澤佑二と闘莉王のCBでしたし、控えにも川崎Fの寺田のようなパワー系を置きました。

負傷は多かった闘莉王ですが、多少痛いくらいなら無理して出てくれる気持ちの強さは評価しています。たまに浦和では出られる状態でないときに出て足を引っ張った記憶もありますが、代表では早くコンディションを上げようと、周りの選手よりきついメニューを課す「逆別メニュー調整」をしたこともあります。

闘莉王は前に行きたがる選手なので、状況判断に応じては「行くな」という指示も必要でした。2011年の最終予選の豪州戦では、終盤まで0-0が続いたスコアを見て闘莉王は決勝点を取りに行こうとしましたが中澤佑二とGK都築が反対して止めさせました。

結果的にはこの試合は引き分けでよく、闘莉王も暴走は時によっては抑えてやる必要もあると知った試合でした。後にドログバを負傷させたDFとして有名になりますが、強さと得点力は今でもカズが代表に呼ぶべきとコメントするほどです。
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初優勝スロー記録(貴闘力)

2012-05-29 18:48:58 | 他スポーツ
今日はネタがないので、困ったときは昔の大相撲からといういつものパターンで、旭天鵬が先日更新するまで初優勝のスロー記録を持っていた、元関脇貴闘力の思い出です。貴闘力は元大関の先代貴ノ花が一大勢力を作った当時の藤島部屋から出てきた力士で、大横綱千代の富士の最後の対戦相手でした。

当時の藤島部屋の猛稽古は有名で、仕切り一回待ったなしで稽古量を増やした結果、親方は力士のオーバーワークに気を配るという活気のある部屋になり、安芸乃島、貴闘力、貴ノ浪、若貴兄弟などが次々育ってきました。

こうして藤島部屋のメンバーを改めて振り返ると、相撲巧者のタイプより相撲はあまりうまくない個性派が多い印象です。貴闘力もそんな個性派の一人でした。自ら、相撲の7割は闘志と語るように、稽古場で培った技を土俵でいかに出すかを重視していた力士でした。

貴闘力の相撲で思い出すのは「二丁投げ」です。柔道の払い腰と同じ技ですが、相撲は道着を着ていませんから、最初から狙うのは難しい技ですが、中学時代に柔道の経験のある貴闘力の勝ちたいという思いが結実した技だと思います。

貴闘力の優勝は、史上初の幕尻優勝でした。場所前の稽古を見ていた親方は「今場所限りで引退だな」と予想していましたが、あれよあれよと白星を重ね、千秋楽は当時大関だった雅山を土俵際ではたき落とす奇跡的な勝利で決めた平幕優勝でした。

それ以前の記録は霧島が持っていましたが、31歳と当時は驚いた記録です。貴闘力の33歳も驚きでしたが、旭天鵬の37歳はあり得ないと思うほどの記録です。羽黒山が持っていた昭和以降の最年長優勝記録は意外な力士によって更新されました。

大正時代までさかのぼると太刀山が38歳で優勝していますが、昔は同じ成績なら番付上位の力士が優勝だった時代もあるので、昭和以降の記録とはいえ旭天鵬の記録の価値は十分だと思います。
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危機管理要員(坪井慶介)

2012-05-28 19:06:07 | 浦和レッズ
ここ最近、代表のCBは中澤佑二や闘莉王に代表されるようにパワーのあるタイプや、今野泰幸のようにカバーリングが利くタイプで占められていて、相手の俊足FWが相手でも走り勝つというタイプはなかなか出てきません。

ドイツW杯に出場して代表40キャップを誇る坪井慶介選手は、数少ないスピード型のCBです。こういうタイプは足が遅くなったら現役を続けられない厳しさはありますが、先日の名古屋戦では永井に走り勝っていて、まだやれそうな雰囲気は見せてくれました。

サッカーマガジンにも載ってしまった事実なので、プレーを見ていない他チームのサポもご存知かもしれませんが、坪井はフィードが得意でないという課題があります。走る味方のスピードを計算して前のスペースに出すとか、中央の選手にピンポイントで合わせるクロスなどは期待できません。

今のミシャサッカーで、坪井は右ストッパーに入っていますが、坪井に攻撃力が期待できないので、本来なら左右バランス良く攻めたいのがミシャの本音だと思いますが、今の浦和の攻撃は左サイドに片寄っています。

ただ、それでも坪井を使うメリットはあります。前に速く走れる選手はJリーガーにはたくさんいますが、坪井の場合後ろに速く走れます。浦和は攻守が切り替わったときに両アウトサイドを上げ、鈴木啓太か阿部勇樹のどちらかを急造最終ラインに入れ、変則的な4バックを作ります。

これがスムーズに切り替わればいいですが、浦和もまだ発展途上のチームですから、凡ミスが出ることもあります。こういうときのために坪井はいると言っても良く、決定的なピンチに間に合ってくれそうなのが後ろに速い坪井と平川です。

また、上背はそれほど高くないのでセットプレーでは上がりませんが、守備の際の相手FWとの1対1の強さも坪井の能力です。ACLの全北戦では相手2トップが両方ともパワー系だったので苦しい相手でしたが、坪井が粘ってしぶとく相手FWに体をつけ、フリーでヘディングをさせなかったことで勝利することができました。

そんな坪井も昨年、ペトロ采配の下で出番を失い、本気で浦和を去ることも考えたかもしれません。堀監督が使ってくれたことと、浦和にとっては幹部候補生ということもありチームに残ってくれました。攻撃力はともかくとして、まだまだ肉体的には十分できそうで、期待しています。
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草相撲の記憶

2012-05-27 18:50:58 | 埼玉
近所の公園に咲く白爪草です。小学校時代の遠足の定番の地でしたが、私にとっては家の近くだったので、つまらないなという思いもありました。そんな思いを癒してくれたのは、300円以内と決められていたおやつの定番だったカラフルな飴と、写真の白爪草で友達とやっていた草相撲でした。

草相撲なんて取った草の強さ次第ですから、冷静にあとで考えれば単なる運だけのものです。しかし、小学生だった私はそんな運に夢中になったものです。そんな時代を懐かしく思い出しました。
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バランスゲーム(5/26FC東京対浦和)

2012-05-27 09:25:19 | 浦和レッズ
ぎりぎりでも間に合うのではという私の読みは完全に甘く、私がスタジアムで着席したのは前半20分でした。自分の体調不良が理由ですから不可抗力ですが、ここまで試合を見ていないとゲームレポートと呼ぶのはおこがましいです。

ただ、途中からとはいえスタンドに座れたので、いくつかチェックポイントは持っていました。一つはFC東京の代表ボランチ高橋秀人のプレーでした。東京学芸大学時代はCBだったので守備力を評価したのだろうということは想像はできますが、せっかく実戦を見られるのだからどこがいいかくらいは分析したいです。

その答えはバランスを取るプレーでした。やはり本来CBの選手なので、最終ラインをサポートしていることもあるのですが、空いているスペースに効果的に進出してボールを引き出す動きは華麗なパスこそ出さないものの「危機管理要員」としての評価だろうと思いました。

今日はメモを取る気が起きず、何分に誰がどういうプレーをしたかは記録に残っていませんが、こういうときは普段見逃すこともある攻守の切り替えでどういうプレーをしているか見てみました。

この試合はほとんどのチャンスが攻守の切り替えからで、結果的にはメモを取っていなかったことで、サッカーの持っているスピード感を面白く実感できました。浦和の5バックの守備は梅崎が石川につくのが約束事になっていたらしく、その戻りが遅れたり微妙にバランスが崩れたときに決定機になっていましたが、基本的にはFC東京の3シャドーを浦和が5バックで抑えた微妙なバランスの上に乗っている試合でした。

浦和が勝つにはこのバランスを大きく崩すような決定的なプレーをしないといけないとは思っていましたが、それは出ないままスコアレスドローが濃厚な展開になってきます。それを崩したのは柏木のドリブルでした。思い切って左サイドを崩したプレーからマルシオがゴール前で空いて、浦和は決勝点になりそうなゴールを得ます。

しかし、最後はFC東京が得意のセットプレーで森重をうまく空けて、打点の高いヘディングシュートで同点に追いつき引き分けに終わります。内容的に圧倒した試合ではありませんでしたが、先制点の時間がいい時間だっただけに勝っておきたかったのが本音で、残念な引き分けだと思います。
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日本ダービーの思い出

2012-05-26 18:55:06 | 他スポーツ
今日は体調不良で家で休養してぎりぎりになったものの、これから味の素スタジアムへ行きます。ゲームレポートは帰りの電車の中で書くつもりですが、即日更新はできない可能性もあるので、穴埋めネタを用意しておきます。

競馬で5月といえば日本ダービーの季節です。3歳馬の頂点を争う伝統のレースで、トライアルレースという前哨戦で上位に入った馬が出るレースです。皐月賞、ダービー、菊花賞が3歳馬の三冠レースで、昨年オルフェーヴルが久々に三冠を達成して話題を呼びました。

しかし、三冠馬のナリタブライアンやディープインパクトも印象に残っていますが、私の印象に強く残っているのは三冠こそ取れなかったもののミホノブルボンという馬です。競馬中継は初心者には難しく、先日の天皇賞はダントツの本命のオルフェーヴルがいましたから見るべきポイントはわかりましたが、ぼーっと見ていると何が起こったかわからないうちに終わってしまいます。

ミホノブルボンは、そんな競馬初心者の私にも分かりやすい馬でした。ミホノブルボンは逃げ馬なので、道中を追うのは比較的容易な馬です。しかし、競馬というレースが最後の直線で決まるのは比較的よく知られた事実なので、ミホノブルボンのことを知らなければ「どうせ捕まるよ」と思ってしまいそうな馬です。

大抵、逃げ馬が勝つときは後方の有力馬が牽制しあってペースが上がらないときと相場が決まっていて、有力馬が実力通りに走れば勝てないある意味悲しい存在でした。しかし、ミホノブルボンはそんなレベルを超越していました。

ミホノブルボンが先頭に立つのはあくまで自分が気持ちよく走るためで、決して他力には頼らず4コーナーで他の馬に追いつかれてもそこから差し馬同様の加速ができる馬でした。競馬初心者の私にとっては単純に一番前を見ていればレース展開がわかる馬で、こんな馬は見たことがないと驚く存在でした。

無事に走ってくれれば天皇賞や有馬記念を争ってくれた馬だと思いますが、ミホノブルボンの競馬人生は3歳で故障で終わります。20年近く経った今でも覚えているのですから、もっと走ってくれればの思いは今でもあります。
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FC東京戦プレビュー

2012-05-25 18:52:18 | 浦和レッズ
明日、浦和はアウェイ味の素スタジアムでFC東京と対戦します。ACLのベスト16を直後に控えたFC東京にとっては難しい試合で、ターンオーバーをしているFC東京にとっては、この浦和戦はメンバーを数人落としても勝ちたい、困難なミッションが与えられた試合です。

もっとも、天皇杯の優勝でACL出場が決まってから、渡辺千真などピンポイントでいい補強をしました。正直、ルーカスと渡辺千真が同じチームなのはもったいないと思ったこともありますが、ACL対策と気づいてなるほどと思いました。

また、FC東京のポポビッチ監督がターンオーバーをやると徹底していることも好感が持てます。休ませると決めた選手は中途半端にベンチに置いたりせず、思い切って遠征にも連れていかないのは、今までACLを制した浦和やG大阪が可能な限りベストメンバーを揃えようとしたことでチームを大きく消耗させたことで、ACLを勝つには新しい考え方が必要という意思を感じます。

そのため、明日のFC東京のメンバーの予想は困難ですが、後ろからボールをつないでサイドにいいボールを入れるサッカーはメンバーが誰でもやろうとするでしょう。浦和にとっては両アウトサイドに特別な対策を立ててきそうなチームではないので、アウトサイドが前で持てるか、5バック気味に引かされるかがポイントです。

FC東京は普通の4バックのチームですから、1トップ2シャドーに4バックがつくでしょうから、左サイドで梅崎が持ったらたぶんフリーになれるはずです。梅崎自身の決定力には課題もありますが、サポート役に槙野が上がってくるのは浦和の勝ちパターンです。

また、攻めてくるFC東京が相手ですから、柏木やマルシオにカウンターで入れるのも勝ちパターンとして考えられます。相手がしっかり引いているとなかなか真ん中は崩せませんが、カウンターならポポが空く可能性もあります。

浦和の変則的なサッカーはミシャが「アリゴ・サッキのゾーンプレスに勝てるサッカーを」と考えたものです。課題もまだたくさんありますが、このサッカーを自分のものにしようという意欲は浦和の選手から伝わってきます。
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仮想オマーン(5/23日本対アゼルバイジャン)

2012-05-24 19:02:46 | ワールドサッカー
最終予選の組み合わせを見る限り、引いて守りそうなオマーンとヨルダンと立て続けに当たる以上、この親善試合の相手は引いて守るチームの方が練習になります。そういう意味ではアゼルバイジャンはいい相手でした。アゼルバイジャンは4-5-1のつもりだったと思いますが、アンカーが最終ラインに吸収されて5-4-1でした。

トップ下の本田圭佑のところを3人で囲んでパスカットを狙った守備的布陣でしたが、DFが真ん中に集中してサイドが空く欠点がありました。これに一番最初に気づいたのがボランチの長谷部で、香川や長友といったサイドプレイヤーもそのスペースに気づいていました。

香川の先制点は引いて守る相手に逆にカウンターを繰り出したことと、サイドのスペースを狙うというプランを同時進行した、オマーン対策には理想の形です。また、香川が狭いスペースで個人技を出したのもオマーンに対してはいい「脅し」で、多少人数をかけられても点は取れるという印象をオマーンに与えたでしょう。

アゼルバイジャンはGKが頑張りました。オマーンのGKはプレミアリーグのウィガンでゴールを守るアル・ハブシなので、好セーブを何度も出されるというのも本番を想定すればいい精神面のトレーニングになったと思います。

日本では宮市が相手に引かれたときの切り札として使えそうなのが大きな収穫になりました。1対1で果敢に勝負を挑んでくれるのは買えるところで、展開によってはハーフナーマイクの頭狙いより、宮市のサイドからのクロスに賭ける可能性もあります。

代えにくいSBというポジションゆえ、出番はあるかどうかわかりませんが、酒井宏樹のピンポイントクロスも魅力的です。それほど上背のない本田圭佑にもぴったり合ったくらいですから、ハーフナーマイクだったらどうかという期待もしたくなります。

今日の25人はあくまで「準備しておけ」という25人で実際にベンチ入りできるのは18人です。宮市あたりもまだベンチが確約された訳ではありませんが、ジーコジャパン時代に大黒がベンチに入って決勝点を決めたこともあります。何が起きるかわからないと最後まで準備してくれる選手が一人でも多いことを期待しています。
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今に残るトルシエの遺産(トゥーロン国際)

2012-05-23 18:47:56 | ワールドサッカー
今日は日本代表のアゼルバイジャン戦ですが、例によって平日夜の試合の即日更新は勘弁していただきます。今日は穴埋めネタで、ちょうど今の時期にU-23代表がフランスに遠征しているトゥーロン国際大会の話をします。

以前、ポルトガルで開催された女子サッカーの親善試合のアルガルベ杯をご覧になった方は想像がつくかもしれませんが、欧州には営利目的ではない代表強化のための大会があります。アルガルベ杯ではバックスタンドがないスタジアムで試合をしたほどですから、観客を入れて収益を得ようという発想は最初からないのはトゥーロン国際も一緒だと思います。

しかし、このトゥーロン国際は若手育成の大会として長い伝統を誇っている大会です。弱いチームは出させてもらえない厳しさはあります。こんな大会に日本の若い年代の代表が出られるようになったのは1999年のワールドユースの準優勝と当時の代表監督トルシエのコネがあります。

当時、世界をまたにかけて外国の代表チームと親善試合を組もうとしたり、南米選手権に出かけたときは練習試合の相手に強豪ボカを引っ張ってくるなど、トルシエの持っていた世界中のコネに日本協会は驚いていた頃です。すごいと思う反面、Jリーグの日程を無視して独走してしまうので、日本協会にとってはありがた迷惑なところもあったでしょう。

そんなトルシエが引っ張ってきた最大の遺産はトゥーロン国際ですが、最初のときはJリーグと日程が重なるという理由で大学選抜を派遣したこともあり、トルシエを激怒させたこともあります。未だに出場権をキープしているのは日本代表の成績でしょうが、五輪前に海外の五輪代表とまとめて対戦できるのは貴重な機会です。

トルシエの遺産には、ブルキナファソ合宿というものもかつてはありました。トルシエがブルキナファソ代表監督時代にアフリカ選手権ベスト4と結果を残したので、しばらくトルシエは英雄で歓迎してくれました。

ただ、ブルキナファソ自体があまり衛生状態のいい国ではなく、もっと環境の悪い国に行くときは予行演習に使えましたがそんな機会はあまりなく、今ではやっていません。
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