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サイドハーフもできる!(マギヌン)

2008-03-17 20:24:53 | 他チーム
浦和の選手が良くないので、他チームのネタが増えてしまうのは寂しいですが、今日は埼スタで見事にやられた相手、名古屋の左MFマギヌンのネタにします。プレビュー記事で、マギヌンは川崎F時代にトップ下だったので、もしトップ下しかできない選手なら、左サイドの守備に穴が空くかもと予想していました。

トップ下とサイドハーフは、同じ攻撃的MFと表現されますから、どちらでもできそうに思えます。しかし、トップ下は守備で戻る範囲は狭いですが、サイドハーフだとSBがオーバーラップしているときは自陣まで帰らないといけません。そのため、トップ下しかできないという選手は世界レベルでも結構いて、代表格は元フランス代表のジダンや、元イタリア代表のトッティがいます。

Jリーグでは、浦和のポンテ、清水のフェルナンジーニョがこのタイプの選手です。こういう選手がいると、4-4-2のボックス型の中盤は組めず、4-5-1や3-5-2などトップ下を置く布陣を採用せざるを得ず、起用に制約が出ます。マギヌンは川崎F時代、一度もボランチをやっていませんから、名古屋でサイドハーフができないと、Jリーグに居場所がなくなる恐れがありました。

しかし、マギヌンはC大阪の森島寛によく似た、動き回るタイプのトップ下で、第3のFWとして神出鬼没な動きができる選手です。ひょっとしたら、守備もある程度はこなすのではと思っていました。

実際にプレーを見ると、予想以上でした。平川の上がりに蓋をして、時にはボールを奪うこともありました。また、サイドハーフらしい、左足クロスで、ヨンセンのゴールをアシストしています。ただ、神出鬼没なマギヌンの良さは失われておらず、時には右サイドまで顔を出す運動量は健在でした。

名古屋がサイドを崩して、深い位置からヨンセンの頭を狙えれば強いチームになる可能性があると思っていましたが、まず第一段階は合格点です。監督としての手腕は未知数だったストイコビッチでしたが、このサッカーが多くの試合でできれば、上位進出もありえます。ナビスコ杯で名古屋と同じ組に入っている浦和にとっては、乗り越えなければいけない壁です。
コメント
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