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闘莉王効果(3/30浦和対新潟)

2008-03-30 21:33:18 | 浦和レッズ
試合前のスタメン発表のとき、負傷から復帰した闘莉王がMFのところで読み上げられましたが、この羅列はたまに相手を欺くためにやることもあるので、多くのサポーターは「多分DFだろう」と思っていたと思います。しかし、闘莉王は本当にボランチで出場してきました。やったことのないポジションで、どこまでできるか不安に思いました。

しかし、闘莉王は見事なパスセンスを見せ、あれだけパスが回らないチームだった浦和のこれまでが嘘のように、闘莉王のパスからチームがうまく回るようになりました。一人入るだけでこれだけ違うのかと、感心しました。ただ、鈴木啓太が負傷して、細貝が入ったことで守備には若干不安が出ました。

前半、若い堤と細貝が縦に並ぶ関係になっていました。そこを新潟は狙っていました。アレッサンドロの個人技から危ない場面を作り出されました。しかし、闘莉王効果はこの状況を闘莉王と細貝の左右の関係を入れ替えて、後半は対応できるようになったという別の効果がありました。やはり闘莉王がいることで、悪くなったら修正の手がいくつも考えられる状況になったのです。将棋で言えば「飛車」のような存在でしょう。

また、今だから言いますが、新潟が知っているエジミウソン対策は、「縦のスペースを与えない」というものです。永田や中野がうまくエジミウソンの前にしっかり入り込んで、縦に走らせなければエジミウソンは機能しないというところを見せていました。しかし、そんなエジミウソンも、名誉挽回の場面がありました。

後半の立ち上がりの闘莉王の2点目の場面、エジミウソンは自分の縦のスペースを消されているのに気付いて、うまくくさびの動きをして、闘莉王にシュートを打たせてアシストをしました。これも闘莉王効果ではあるのですが、エジミウソンが自分に対する警戒を逆に利用したゴールで、やはり実績あるFWというところは見せました。

ただ、この試合の流れに大きく貢献したのは、相馬の先制ゴールです。相手GKは完全にセンタリング一本に狙いを絞っていたようで、相馬がアウトサイドに掛けて狭いサイドをシュートで狙うのは想定していなかったように思えます。あのまま0-0で前半を折り返していたら重苦しい雰囲気になったと思うと、このゴールは大きかったと思います。
コメント (2)
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