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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

W杯アジア3次予選注目カード

2012-01-31 19:08:44 | ワールドサッカー
五輪代表の親善試合イラク戦は非公開なので、またオフネタで2/29にアジア各地で行われるW杯アジア3次予選の中から注目カードを予測します。たぶん、いくらワールドサッカーに詳しいライターでも、日本対ウズベキスタンを捨てて海外に取材に行くことはないと思うので、日本では結果しか入ってこないでしょう。

・韓国対クウェート(韓国ホーム)

もし、私が1試合だけ生で見ていいと許されたなら、この試合を選びます。日本と同様にW杯出場は当たり前になっている韓国サッカーにとって、この試合は久々の崖っ淵の試合です。韓国勝ち点10、レバノン勝ち点10、クウェート勝ち点8で迎える試合なので、韓国は勝ちか引き分けでクウェートを上回り最終予選出場が決まる試合です。

韓国の実力を考えれば普通に戦えば大丈夫だと思いますが、クウェートもこの試合で韓国を破れば勝ち点で韓国を上回り自力で最終予選出場なので、クウェートも勝つつもりでこの試合の準備は入念にしているでしょう。

・豪州対サウジアラビア(豪州ホーム)

この試合も注目カードです。豪州は既に最終予選出場を決めていて消化試合ですが、サウジアラビアにとっては運命の一戦です。サウジ勝ち点6、オマーン勝ち点5、タイ勝ち点4という状況で、サウジはこの豪州とのアウェイ戦を勝てないとオマーン対タイの勝者に勝ち点で抜かれてしまいます。

この試合は豪州がどれだけ本気で戦うかに大きく依存する試合です。豪州の場合海外組がいないと相当力が落ちますが、週の中間で強行日程の国際Aマッチデーなので主力を温存する決断をしても監督は責められないと思います。

・イラン対カタール(イランホーム)

イランは最終予選出場は決めていて、カタールも引き分け以上で決定、負けてもバーレーンとの得失点差は大差をつけています。しかし、カタールの実力を測るにはこの試合は参考になると思います。

カタールはアジア杯で8強止まりだったことで、メツ監督を解任して勝負に出ました。しかし、ラエバツ監督、ラザロニ監督とビッグネームを2度も解任して、継続したチーム作りはできていません。後任監督がチームを立て直せているか、もしイランに大敗するようならできていないことになります。

・UAE対レバノン(UAEホーム)

今回の3次予選の結果を知らなければ、「こんなカードUAEの楽勝でしょう?」と思われるかもしれません。しかし、実際はレバノンはホームで韓国に勝つなどこの組の台風の目になっていますが、UAEは5戦全敗とかつて西アジアの雄だったことを考えると信じられない低迷です。

レバノンは勝ちか引き分けで最終予選出場と、アウェイながら有利な立場です。負けても韓国がクウェートに勝てば出場ですが、最終予選初出場になるレバノンは一つでも勝って自信をつけたいでしょう。
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ノルディック複合

2012-01-30 18:53:03 | 他スポーツ
冬のオリンピックの種目はチャンネルを合わせると「4年前と全然ルールが違う」と驚くことはよくあります。世界選手権やW杯で日本勢が勝ち続けた時代なら一般紙でも報じてくれますが、日本の場合メダル有望種目でない競技のルール変更は五輪直前に初めてわかることもあります。

今日、話題にするノルディック複合は荻原兄弟、河野、阿部らを擁した黄金時代があまりにも鮮やかだったので、その後注目されなくなったのは残念な競技です。この競技もバンクーバー五輪で見たら今までのルールと全然違うので驚きました。

そんなに昔の話ではない、1992年のアルベールビル五輪では複合はジャンプと距離は別の日に行われるのが常識でした。そのため、ジャンプは得意でも距離は苦手だった三ヶ田礼一選手が前半ジャンプ2位でスポーツ紙の一面に載ったことがあります。

また、今では信じられないでしょうが、当時の複合のジャンプのルールは3飛躍2採用で、一度なら失敗ジャンプをしても距離のタイム差に影響が出ないルールでした。当時は複合のジャンプ台もノーマルヒルで、複合の選手はジャンプの本職の選手よりジャンプは下手だろうと考えていた、おおらかな時代でした。

しかし、次のリレハンメル五輪からジャンプは2飛躍2採用になって失敗ジャンプはできなくなりました。複合選手も本職のジャンプ選手並みに飛べというプレッシャーは今は当たり前になりましたが、当時はずいぶん厳しいルール改正だと思っていました。

また、複合選手もラージヒルを飛べるようにならなければいけなくなる改正も、団体戦のジャンプがラージヒルになったことで現実になりました。この頃になると夏場に人工芝のジャンプ台を滑り降りるサマージャンプが普及してきたので、荻原健司あたりは本職のジャンプの選手とあまり変わらない飛距離を出していました。

2002年のソルトレイク五輪で、初めて導入されたのが複合スプリントでした。これは複合という競技を1日でやりきるための改革で、午前中のジャンプは1飛躍1採用、同じ日の午後に距離をやるという、あまり作戦を考える時間を与えない改革でした。

どうもこれが好評だったらしく、今の複合はすべてスプリントで、ジャンプがノーマルヒルとラージヒルで二つの競技になっています。複合の選手はラージヒルは飛べないだろうと運営側が判断していた時代は既に昔に去りました。そういう理由もあって、五輪中継は可能な限り最初から見るようにしています。
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ローマ対インテルの思い出

2012-01-29 16:45:03 | ワールドサッカー
今日はネタがないので、いつか書こうと思っていたオフネタです。1999年のGW、私は欧州サッカーを巡る超強行日程のツアーに行っていました。リバプール、フィレンツェ、ローマの3試合を巡ったのですが、ローマ対インテルは日本人にとってはGWでも、イタリア人にとっては普通の平日なので不思議な日程ですが我々にとってはチャンスです。

当時、ローマを率いていたのはプレッシングサッカーで以前ラツィオを躍進させたゼーマン監督でした。布陣は4-3-3で3トップの真ん中にデルベッキオを置き、当時若手だったトッティは既に10番を背負っていましたが左FWでの出場で、のちの代表トップ下のイメージがある彼にしては意外な起用でした。

もっとも、この試合は5-4という乱戦でアウェイのインテルが勝利したので、もう10年以上も前の試合ですから、一つ一つのゴールは覚えていません。トッティにしても、左のウイングというのは彼のポジションではなかったようで、ウイングとしてすばらしかったという印象はありません。

以前も記事にしましたが、この試合で一番印象的だったのは当時のインテルのトップ下のRバッジオでした。当時、インテルのFWはサモラーノ、ロナウドと超豪華メンバーで、サモラーノが9番にこだわっていたもののブラジル代表のロナウドがいたため、1+8という変な背番号を背負っていたシーズンでもありました。

そんな2トップを後ろから操っていたのがRバッジオでした。彼の良さは何といってもポジショニングで、カウンターでチャンスになるときは必ず相手のマークを外していてフリーになり、一本のパスでロナウドを走らせて何度もチャンスを演出していました。

今日はバッジオの日と思っていたら、インテルのGKパリュウカが試合中に負傷して、2点を失い急遽控えのフレイと交代するアクシデントがあって乱戦になりました。フレイはのちにパルマで中田英寿とチームメイトになるのですが、当時はよほどのことがないと出番のないサブGKでした。

このインテル時代が、Rバッジオがビッグクラブで輝いた最後のシーズンになりました。その後はブレシアという地方クラブで、セリエA残留を目指して戦うようになってしまいました。RバッジオはJリーグ入りの噂は何度もありましたが、試合のない週末にイタリアの故郷で親族一同が集まって行うパーティーが好きで、イタリアを離れたくなかったらしいです。
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レッズフェスタ男(池田伸康)

2012-01-29 11:18:08 | 浦和レッズ
毎年、レッズフェスタの時期になると面白いことをやって盛り上げてくれた池田伸康さん(現ジュニアユース監督)の思い出です。もともと陽気な性格の彼はフェスタは自分が目立つためにあるのではと傍から見えるくらいパフォーマンスを何か考えていました。

しかし、伸康といえばいつも負傷がちで、フェスタのときが一番の輝きになるシーズンもあるのは残念でした。試合での伸康の印象もやはりパフォーマンスで、国立競技場で横浜Fを3-0で下した試合でゴールを決め、当時流行りだったビスマルクの「神の祈り」に対抗して、お焼香のポーズを見せたのは試合ではあまり見られなかった伸康の輝きでした。

身長の低い伸康の場合、それをカバーする武器が必要でしたが、低くて速いドリブルをよく見せていました。ポジションは焼香ポーズのときはボランチでしたが、よく山田暢久の控えの右アウトサイドに置かれました。

ドリブルで突破してクロスというプレースタイルは好きな監督もいましたが、やはり山田暢久の控えでは思うように試合には出られず1999年に小野伸二のアシストで決めたゴールを最後の置き土産に、J2の水戸に移籍してそこで選手生活を終えます。

また、伸康といえば帝京高校で磯貝(G大阪)や本田(鹿島)とプレーしていました。本田が雑誌のインタビューで、本当なら俺は攻撃的MFをやりたかったけど、チームメイトが磯貝や伸康など守備をしない奴ばっかりなので俺が守備をすることになったと言っていました。

それを考えたら、浦和では後ろのポジションもやったので、守備意識は向上したのでしょう。私自身が病気休職中で印象は薄いですが、大宮サッカー場で水戸の背番号10をつけた伸康も見ています。注目するつもりでしたがあまり目立たずに途中交代しました。
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ラツィオとローマ

2012-01-28 15:23:11 | ワールドサッカー
日本代表でロシアのCSKAモスクワ所属のMF、本田圭佑にセリエAのラツィオからオファーが来ているという情報です。現在膝の負傷でリハビリ中の本田圭佑にとっては、今移籍するのはリスクもありますが、セリエAの上位チームからのオファーはチャンスでもあります。

この前、家族に呆れられながらラツィオ対インテルを見ていましたが、ラツィオはドイツ代表FWのクローゼやロッキなどいいFWのいるチームですが、トップ下を前半限りで替えていました。本田圭佑にとっては入り込めるチャンスはあります。

ラツィオはローマのスタディオ・オリンピコを本拠地にしているチームで、チーム名のラツィオはローマのあるラツィオ州から取ったものです。同じ街のセリエAのローマとはライバル関係で、本田圭佑ももしラツィオ入りしたら街の半分は敵という覚悟は要ります。

私は1999年にローマ対インテルを見に行った翌日、ローマの街を散歩しました。フォロ・ロマーノやコロッセオというローマの定番の観光地は行きましたが、ラツィオのオフィシャルショップのラツィオポイントに行こうとしました。

当時、ラツィオはビエリ、マンチーニ、サラスという強力な攻撃陣を持っていて優勝目前のシーズンでした。私が行った日は火曜日の昼間でしたが、チケットの発売日がその日だったらしく、ラツィオポイントには大行列ができていて中に入るのは断念しました。

それならばと、ライバルのローマポイントの方を探しましたが、裏通りでわかりにくい場所にあるローマポイントは表通りのラツィオポイントとは違って閑散としていました。このローマポイントには一つ日本と関係のある写真がありました。

それは、かつてローマのゲームメーカーだったファルカン元日本代表監督の、日本代表監督時代の写真でした。まさかこんなところで日本代表のジャージを見るとは思わなかったので驚きましたが、ファルカンが今でもローマのファンにインパクトを与える存在だったという事実はすごいと思います。

オフなので、ローマ対インテルのことはいつか書こうと思います。
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我が家のワールドサッカー

2012-01-27 19:44:01 | ワールドサッカー
オフネタで、ワールドサッカーに対する我が家の反応を書きます。Jリーグがオフなので、テレビの前は空いているかに思えますが、平日夜は歌番組、休日は駅伝やマラソンでそんなに思うようにはワールドサッカーは見られません。

父がチャンネル優先権を握る我が家の場合、ニュースの時間はレッズ戦でない限りサッカーは見られません。日本代表のときは交渉次第ですが、たとえW杯予選のような大事な試合でも父は見ないので、たとえこちらが試合を見られても、父は一人でニュースを見ています。

母の場合は、父よりは説得は楽で、代表戦なら普通の親善試合でも一緒に見てくれます。Jリーグのレッズ戦でないカードでも見てくれるので、他チームの選手のこともある程度なら知っています。

しかし、家族をどうしても説得できないのがワールドサッカーです。スカパーのワールドサッカーパックは契約していませんが、BS1のプレミアリーグやBS12のミランチャンネルなど、ワールドサッカーを見るチャンスはあります。

しかし、私がワールドサッカーにチャンネルを合わせると家族は呆れ果てて隣の部屋で別の番組を見ています。家族団らんを考えるとワールドサッカーには手をつけない方がいいのでしょうが、これをやっておかないとW杯のときに知っている選手がいなくなってしまうので、私もできれば譲りたくありません。

こんなことを書くのは過去に苦い思いをしているからです。2002年W杯で強運に救われて3試合生で見られる以上、事前に見られるチームのネタは仕入れておきたいと思っていました。しかし、当時の私は病気で行動力が今の半分以下でした。

親善試合などで事前に見る機会のあったチームもありましたが、集中力の落ちた私の印象には残らず、せっかくの生で見られるW杯だというのに、全然情報のないチームを見てしまった、大いなる悔いがあります。

後にクラブW杯が日本に来て、全然情報のないチームを楽しむ方法も覚えましたが、全チームベストメンバーとベストコンディションを揃える世界最高の場だったW杯を十分に楽しめなかった悔いは、いつかロシアかカタールに行って外国の代表チームを嫌というほど見て取り返したいという夢は持っています。
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怪我に強い(阿部勇樹)

2012-01-26 18:39:35 | 浦和レッズ
浦和入団が正式に決まった阿部勇樹ですが、ほとんどベストメンバーを固定したオジェック時代の浦和で、いろいろ負傷を抱えながら耐えて出てくれたのが思い出です。ただ、こんなに負傷に強くなったのは若い頃からではなく、U-20W杯を負傷欠場するなど、若い頃はガラスのエースというありがたくない異名もありました。

また、阿部勇樹といえば浦和史上最強の便利屋でもあります。代表のボランチに左SBやCBをやらせてしまうオジェックの起用には最初は驚きましたが、阿部勇樹がどこで出ても高いレベルでプレーできるので、次第に慣れてきました。

ただ、FKの名手なのでテクニシャンのイメージを持っている方もいるかもしれませんが、阿部勇樹の最大の武器はフィジカルの強さを生かした守備です。今の浦和だと柏木と組んで柏木の攻撃参加をサポートしながら後ろはしっかり「掃除」するのがベストの形に見えます。

阿部勇樹をCBに置く可能性もゼロではありませんが、やはり浦和がボランチの層の薄さを理由に補強したと思うので、ボランチの阿部勇樹が見たいです。阿部勇樹というボランチはMOM級というような派手な活躍をすることは少ないですが、1試合終わってみるといい活躍をしているという選手なので、スタンドから見た方が良さはわかると思います。

この移籍で、鈴木啓太は正念場になります。阿部勇樹に刺激を受けて、いざとなったらCBだってやるという危機感が欲しいです。一人入っただけでこれほどチームは変わるものなのかと思うと、阿部勇樹という選手の存在感の大きさを感じます。
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不向きだったが(エスクデロ)

2012-01-25 18:39:00 | 浦和レッズ
オフネタなので思い出話ですが、去年の終盤戦に最適者がいなくなった1トップに入り、ゴールこそ1点だったものの中盤からボールを引き出してキープしたエスクデロ選手について書きます。

よく、エジミウソンが本来のポジションは右ウイングと言われていましたが、ヘディングに強かったエジミウソンはワンタッチでゴールを決められました。しかし筋肉質でフィジカルこそ強いものの上背が足りないエスクデロは、はっきり言って1トップの選手ではありません。

それでも、一年間ポジションを死守した経験のないエスクデロにとってはデスポトビッチの不振で回ってきたチャンスは何としてもものにしたかったでしょう。エスクデロは基本はドリブラーですから、サイドに流れてもいいから、とにかく前で時間を作って2列目の上がりを待てば合格点でした。

そのドリブルが印象に残っているのはナビスコ杯決勝の鹿島戦と、残留を賭けた大一番の福岡戦です。鹿島戦は早い時間で山田直輝を退場で失ってしまったので、前線には人数を割けずエスクデロの単独突破だけが頼りでした。

この単独突破で点が取れれば中東からオファーが来る選手になれると応援していましたが、さすがに全然フォローがなくてはエスクデロもまだ決め切れる力はありませんでした。エスクデロの場合、スペイン語が話せるので他の日本人より海外挑戦は有利です。

また、福岡戦は結果的には怪我をしてしまうのですが、エスクデロは見たことがないほどコンディションが良かったです。ボールを持ったら直進して、マイナスのクロスを味方に合わせるというイメージができていて、一つでも味方が決めてくれれば勝てるとサポーターも期待していました。

今季、原や高崎といったFWしかできないタイプの選手は他チームに去りましたが、エスクデロが残ったのはウイングとしての期待だと思います。キープ力、ドリブルと面白い武器を持っているエスクデロはミシャも期待していると思います。

このポジションは浦和の最激戦区なので、場合によってはポポに何かあれば1トップもあり得ない話ではありません。もしトップに入ったら、今度こそゴールを期待しています。
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J2得点王候補?(ダビ)

2012-01-24 18:40:41 | 他チーム
最近はJ2の得点王は予想しにくくなりました。佐藤寿人のように期待通り取る選手もいますが、J2はかつてのエメルソンやジュニーニョのように頭抜けたレベルの外国人選手に頼るチームがなくなり、当時甲府のハーフナーマイクのように若手が成長して取るケースも出てきました。

その中で、実績だけで見るなら山崎(山形)とダビ(甲府)が候補になると思っています。ただ、ダビの場合は札幌時代のコンディションを取り戻して、パウリーニョが抜けた穴を埋めるくらいの状態にしないといけません。

オフネタなので、ダビの思い出を振り返りますが、ダビが当時J2だった札幌に来たときは全くの無名選手で、札幌との契約も半年契約で活躍できなければ即解雇という厳しいものでした。当時は技術的には完成していなかったダビですが、裏に出されたロングボールに追い付ける脚力だけは確かでした。

そういうチャンスをよく外していたダビではありますが、それでもスピードという大きな武器が使えるとわかると、札幌も半年契約を延長してこの年はJ2ながら二桁得点を取ります。この活躍が効いて札幌はJ1に昇格しますが、本当にダビがエースストライカーでいいのかという議論はチーム内で何度もなされたと思います。

翌年、札幌を率いた三浦監督は極端な守備的布陣を選択します。4人の最終ラインは全員CBタイプの選手で一切上がることはなく、攻撃の駒はダビとクライトンだけという、ダビにとってはいくら体を張ってボールをキープしても誰もフォローに来てくれない厳しいサッカーでした。

この厳しさがダビを成長させることになるのですから、サッカーはわかりません。ダビは決して器用な選手ではなく、シュートもほとんど左足でしか打ちませんが、その左足のシュートコースを空けるドリブルがうまくなりました。

その年はJ2に降格した札幌ですが、誰もフォローに来なくても一人で何とかしてやると強引なプレーを見せたダビには男気を感じました。その活躍が評価されてダビは名古屋に移籍して、さらにカタールと少しずつお金をもらえるチームに移っていきました。

昨年、甲府に移籍して久しぶりに見たダビからはあの頃の荒々しさは見られませんでした。あれがもう一度見られればJ2得点王も狙えますが、それは叶わない夢かもしれません。
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スペイン1部デビュー(指宿洋史)

2012-01-23 18:43:52 | ワールドサッカー
おそらく、日本では注目された選手ではないので、指宿洋史選手と聞いても「誰?」と思う方がほとんどだと思います。事実、Jリーグでは1試合もプレーしていませんし、注目されるチャンスだったU-20W杯も予選のメンバーには入りましたが敗退して本大会には出ていません。

指宿は柏レイソルのユースでプレーしていましたが、トップには上がれず、再起を目指して挑戦したスペイン2部のジローナの入団テストに合格してプロ入りした選手です。もし、ジローナのトップチームでコンスタントにプレーしていれば注目されたでしょうが、なかなか出番を得ることができずに3部のチームにレンタルされていたので、3部でいくら点を取っても五輪代表はないだろうという評価でした。

余談ですが、現浦和のデスポトビッチはジローナのトップチームでプレーしていて、指宿とは親交があったようです。デスポトビッチは日本のJリーグのことは指宿から聞いたと言っていました。ポジションから考えると、デスポトビッチが指宿を弾いた格好ですが、海外ではそういうことは気にしないらしいです。

そんな指宿は、今季は3部のセビリア・アトレチコと契約していました。やっぱり3部かと残念に思っていましたが、このセビリア・アトレチコは1部リーグのセビリアの2軍にあたるチームです。可能性としてはそんなに高くないかもしれませんが、トップチームに呼ばれれば一気に1部デビューの可能性もあるチームです。

それがついに実現して、指宿はベティスとのセビリアダービーに途中出場とはいえピッチに立つことができました。このままセビリアで好印象を残せば一気にトップチームとの契約も夢ではなく、Jリーグで結果を出してスペインに来た家長を上回る評価を、柏でトップに上がれなかった選手が勝ち取るかもしれません。

今、日本協会の原技術委員長が海外クラブとU-23代表招集に関して話をしているそうですが、大津は間違いないとしても、ひょっとしたら指宿の可能性もあると思っています。プレーは見たことはないですが長身のポストプレイヤーらしく、今のU-23代表にはいないタイプなので期待しています。
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