Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

「つばさ」終わる

2009-09-30 18:53:39 | 埼玉
埼玉県民にとって、初の地元ドラマになった「つばさ」が、先週いっぱいで終わりました。舞台になった川越をある程度知っている方でしたら、一瞬映る川越のシーンを見て、あそこはどこだと記憶をたどってみる楽しみはありました。

ただ、川越という街は人口が多いので、人通りが全然ないというタイミングを見つけるのは難しく、どうしてもセット中心のドラマにせざるを得ませんでした。そのため、よほど集中して見ないと、一瞬の地元ロケを見逃してしまった方も多いと思います。

そんな楽しみを味わうことはできましたが、ドラマの内容は最後までドタバタの連続で、ストーリーがしっかり展開していなかったという印象はあります。せめてつばさ(多部未華子)の恋の行方くらいは、しっかりと伏線を張ってストーリー仕立てにして欲しかったです。

良かった点を挙げれば、ドラマを通じてつばさが少しずつ成長していった様子は見られました。ラジオをあんなに私的に利用していいのかという疑問はありますが、本来ならば第三者が関われない壁をラジオで破り、人の問題を解決するのは水戸黄門に慣れた方なら共感できると思います。

このドラマを通じて一番成長したのは、私はつばさの母親の加乃子(高畑淳子)だったと思っています。家を10年も空けて放浪の旅に出ていたという設定なので、普通に考えたら家族の一員に復帰するのは難しく、厄介者扱いされることになりそうです。

しかし、自身よりしっかりした娘、つばさのフォローを受けて、駆け落ちの失敗の過去や、家に縛られたと反発したつばさの祖母、千代(吉行和子)との関係を整理して、最後は甘玉堂の女将になります。人生をこれほど波乱万丈にするのは難しいと思いますが、こんな一発逆転があってもいいと思います。
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伝説の選手(トミスラフ・マリッチ)

2009-09-29 19:44:29 | 浦和レッズ
浦和には半年しかいなかったですが、今でも忘れられない選手がいます。その選手は、浦和の天皇杯初制覇に貢献してくれた、トミスラフ・マリッチ元選手です。マリッチはクロアチア代表歴もある選手ですが、ブッフバルト監督のルートでドイツから移籍金ゼロで加入します。

そんなマリッチですが、最初は欠点の方が目につきました。ヘディング勝負に全然勝てないのです。マリッチより、山田暢久の方がヘディングに強いことに気付いた都築が、途中からロングキックのターゲットを山田暢久に変えたくらいです。

運動量はありましたが、スピード型ではなく、ヘディングも弱いとなると、流れの中では全然効かないことになります。マリッチの経歴を見ると、2部のチームでは得点王に輝くなど活躍するのに、1部のチームでは出場機会を得られず逆戻りというパターンを繰り返しています。

しかし、そんなマリッチの長所もしばらく経つと見えてきました。それは「点だけは取る」というものです。最初の頃はアーリークロスを入れてアシストする側がいいプレーをしたのではと思っていましたが、マリッチの方もいい動きをしていました。

スタジアムでマリッチを見ていた我々サポーターにはマリッチがいつの間にかマークを外しているコツはなかなかわかりませんでした。しかし、たまたまビデオで見た天皇杯準決勝の大宮戦のテレビ中継で、マリッチがマークを外す動きを映してくれました。

それは、走る方向を複雑に変えるものです。一旦右に走って相手DFを釣ったマリッチは、突然逆に走ってニアサイドに突っ込み、相手より一瞬早くボールに追い付きヘディングで押し込みます。

こういう、点さえ取ればいいと割り切っているFWは浦和では初めてでしたが、天皇杯をマリッチのゴールで勝ち進んだことでサポーターの支持をがっちりつかみました。天皇杯の途中で、来季のFWがワシントンになることが発表になりましたが、当時はマリッチの方がいいという意見もあったほどでした。

マリッチは浦和を去った後、ドイツ3部のホッフェンハイムに移籍します。日本での実績を考えると、2部に行くことも可能だったと思いますが、意欲的に補強して、早く1部を狙うという姿勢に共感したようです。今はマリッチはもう現役ではありませんが、ホッフェンハイムが1部にいる事実を見ると彼の決断は正しかったようです。
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浦和対横浜追記

2009-09-28 19:00:42 | 浦和レッズ
昨日、書き切れなかった浦和対横浜FMの感想です。浦和の試合を毎試合見ていると、浦和の相手対策より相手の浦和対策の方が目についてしまいます。同じ手が2試合続けて通用したことの方が珍しいくらいです。

川崎戦で、浦和の長所になったのは右MF梅崎の深い切り返しとスペースへの進出でした。これを消そうと横浜FMは考えていたようです。梅崎についたのは浦和キラーの小宮山でしたが、この日は持ち味のスピードで前を狙うより、慎重に浦和の良さを消しに行く出方でした。

その結果、小宮山は守備の方で「浦和キラー」を継続する結果になりました。横浜FMサポの方は浦和の同点ゴールの場面で小宮山のサイドを崩されているのが不満かもしれませんが、この日梅崎がほとんど存在感がなかったのは小宮山の手柄と思っています。

浦和サイドとしては、同点ゴールの場面はたまたまうまく行きましたが、右サイドを使えなかったのは敗因の一つです。また、普段なら単純にさばくポンテが、らしくない持ち過ぎで相手にボールを奪われたこともこの試合の敗因の一つと思います。

この試合では、浦和のサイドハーフの2枚が両方ともアタッカータイプでした。ダブルボランチにはもともとゲームメーカーを置かない浦和ですから、ポンテが不振だとパスの出所がなくなってしまいます。

そんなチームの問題点を打開するために入れた田中達也と山田直輝ですが、それなりのプレーは見せた田中達也はともかく、山田直輝は残念ながら効いていませんでした。理由はパスミスの多さです。山田直輝は決してパスセンスのない選手ではありませんが、視野がうまく確保できていなかったようです。

パスを相手に取られて、「まさかそこに敵がいるとは」と驚いた様子で帰陣した彼を見ると、久しぶりの試合で味方のポジショニングを十分確認できていなかったのかもしれません。前半戦でチームのダイナモとして活躍した彼のプレーは覚えていますから、早く本来の姿に戻って欲しいです。

また、それなりのプレーはした田中達也ですが、MFとしてはあまり魅力はないのかなという気持ちはあります。ボールを受けるまでなら、運動量の多い達也らしいですが、その後のボールさばきはあまり得意ではなさそうで、それなら打ってしまえというシュートもあったような気がします。
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もったいない敗戦(9/27浦和対横浜FM)

2009-09-27 19:54:33 | 浦和レッズ
ここのところ3連敗中の苦手、横浜FMが相手でしたが、浦和も連敗中とは違った形を見せたと思います。エジミウソンのポストプレーも効いていましたし、鈴木啓太も意欲的に前に出て、ボール回しに効いていました。明るい材料は点が入った形が理想的なものだったことです。

ポンテが中盤でキープして、山田暢久のオーバーラップを引き出し、そのクロスをエジミウソンがダイレクトで頭に合わせるという、理想的な得点パターンを実現することができました。サポーターの反応にも現れていて、同点ゴールだったにもかかわらず非常に明るいムードでした。

しかし、この試合は敗れたことは事実です。やはり取り上げてしまうのが、今日の2失点のパターンが非常に「もったいない」ものだということです。先制点は横浜FMの最初のCKでしたが、ニアで相手選手に触られてコースが変わり、簡単に中澤をフリーにさせてしまいました。こんな簡単に入っていいのというくらいのあっさりとした失点です。

特にもったいなかったのは横浜FMの2点目です。河合と長谷川がワンツーで抜け出して、河合に鈴木啓太がついていましたが、河合は直接クロスを上げられない状態でした。単純にCKに逃れていればなんてことのない場面でしたが、鈴木啓太は持ちすぎてしまい、逆から来た長谷川にボールを奪われて、中の渡邊千真はまったくのフリーでした。

どちらも、ゴール自体が確実に決まるものだっただけに、それに至るプロセスをしっかり消していればと惜しまれる失点です。これで、後半はフィンケ監督が練習でもやったことがないのではと思うほどの3-4-3を試します。ただ、この布陣は機能したとは言いがたく、山田直輝にパスミスが出るなど本来の出来ではなく、最後は放り込みで高原が中澤に勝てないという悪循環でした。

高さという意味では、中澤、松田、栗原を持つ横浜FMは強いわけで、この相手に放り込みサッカーで対抗せざるを得なくなったら勝ち目は薄いです。田中達也の単独突破が頼みの綱でしたが、まだ試合勘が戻っていないらしく、シュートはクロスバーを越えました。

次の試合はホームゲームです。千葉戦では、1週間でどこまでチームを修正しているか、田中達也、山田直輝の復帰組がどこまでチームにフィットしているか、サポーターに見せる場です。それができていなかったら、ブーイングでしょう。たぶん。
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サポーターが勝たせた試合

2009-09-26 21:52:40 | 浦和レッズ
ちょうど一年前の今頃、浦和レッズはACLの準々決勝からシードされて、アル・カディシア(クウェート)とホームアンドアウェイの戦いをしていました。今年はACLに出られないので、ちょっと振り返る時間があり、そのアル・カディシア戦を振り返ってみます。

アル・カディシア戦は、第1戦がアウェイ、第2戦がホームでした。そのため、アウェイ戦の映像を見た限りでは、「スタジアムはそんなに大きくない」という印象を受けています。事実、アル・カディシアの選手たちは、埼玉スタジアムの巨大さに驚いたようでした。

それは行動にも現れ、デジカメを取り出して、選手一同、スタジアムの記念写真を撮り始めました。「これが2002年W杯準決勝の会場だよ」と親戚一同に見せるつもりかもしれませんが、この光景を見たら、このスタジアムを満員に埋めて、そこから一斉にブーイングでも浴びせれば相手は相当驚くはずと思います。

それを、浦和のサポーターは忠実に実行します。相手のゴールキックには一斉にブーイングを行うサポーターの声に、アル・カディシアの選手たちは萎縮したようです。途中から、アル・カディシアのGKが、ブーイングに恐れをなして、耳を手でふさいでゴールキックをするほどでした。

この試合は2-0で浦和が勝ち、トータル4-3で勝ち上がっているのですが、アウェイの第1戦は2-3で敗れています。それだけ、アル・カディシアの強力な攻撃陣がアウェイの地では猛威を振るったわけです。チュニジア代表のMF、ベンアシュールの強烈なFKも印象的でした。

ベンアシュールはW杯も経験している選手ですが、アル・カディシアのほかの選手たちはたとえ代表選手だとしても、クウェート代表がアジア杯にも出られず、しかもW杯予選でも3次予選で消えていることを考えると、こういう国際試合の経験は乏しいのです。それで、サポーターとしては冥利に尽きる、サポーターの力の勝利を手繰り寄せる結果になりました。

しかし、次の準決勝のG大阪戦は、相手が埼スタ慣れしていることもあって、サポーターの力は及ばず、浦和は敗れます。こういう、サポーターが勝たせた試合というのは、明確にわかる試合はなかなかないのが寂しいですが、たまにはあります。それを成し遂げるために、サポーターは埼スタに通うのでしょうが。
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横浜FM戦プレビュー

2009-09-25 21:42:03 | 浦和レッズ
ACLの国立に出かけていたこともあって、週末にレッズ戦が来るリズムを忘れかけていましたが、日曜日に浦和は横浜FMとリーグ戦を戦います。横浜FMは、リーグ戦3連敗の相手で、今でも昨年の最終戦で1-6とぼこぼこにされた試合の記憶が残っています。

また、今年の日産スタジアムでの対戦も、浦和にとっては苦いものです。理由はフィンケ監督のサッカーを分析され、ロングボール一発で3トップを走らせるサッカーで完敗したからです。これを他チームに覚えられ、浦和相手には引いてカウンターという戦術を実行される結果になりました。

浦和にとって、昨年合計3点を決められた苦手選手、小宮山も出てきそうです。どうも強気な言葉はなかなか出てきませんが、浦和にとっての好情報は、山田直輝の復帰だと思います。ポンテにサイドハーフは無理と判断したと思われるフィンケ監督の決断で、1トップに変更した浦和ですが、右に切れで勝負する梅崎、左に運動量で勝負する山田直輝と並べば、相当分厚くポンテをサポートできるはずです。

エジミウソンに川崎F戦でもゴールが生まれず、8試合ノーゴールなのは気がかりですが、それならばと地味にポストプレーをこなして、何とかチームに貢献しようとはしてくれています。山田直輝をMFで使うと、原口が弾かれることになりそうで、原口のFW起用もあるかもしれません。

もちろん、原口はポストプレーヤーではなく、1トップ向きのFWではありませんが、仕掛けるタイプなのでフィンケ監督好みの選手ではあります。ようやく、故障者が戻ったことで、人がいないからエジミウソンを使わざるを得ないという状況からは脱出することができました。

エジミウソンはたとえスタメンでも、結果が出なければいつでも交代させることができます。本来、プロチームはそうでなければいけないので、浦和はようやくチームとして戦える状態に戻ったということです。そういう状態なら、連敗中とは違って期待できると思っています。
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川崎F2連戦を見て

2009-09-25 18:52:40 | 他チーム
昨日、「川崎Fのことは以前書いた」と言いましたが、よくよく考えてみると、浦和以外の同じチームを2試合続けて見る機会はなかなかありません。今回、浦和戦とACL名古屋戦と、川崎Fを2試合続けて見たのは個人的には貴重な経験と思いますので、気付いたことをブログに書きます。

この2試合、川崎Fは同じ4-3-3の布陣でしたが、中盤の選手が一人だけ入れ替わっていました。浦和戦は養父、中村憲剛、谷口の組み合わせでしたが、名古屋戦は養父に代わって横山が入っていました。これは、浦和戦の布陣だと中村憲剛がアンカーに入ることを意味します。

この2戦で浦和戦が0-2の負け、名古屋戦が2-1の勝ちだったことを考えると、浦和戦の布陣はあまり良いものではなかったと思います。もともとCBだったことを考えると、谷口がアンカーではと思っていた私にとっては、「え?中村憲剛が守備的ボランチ?」と思いました。

代表では遠藤がこの位置をやっていることを考えると、パスが出せるタイプをここに置くことは奇策ではないと思いますが、守備の負担で微妙に中村憲剛のパスの精度を落としたように、スタンドからは見えました。

また、中村憲剛と谷口がダブルボランチを組むときは、お互いに生かし合う関係です。谷口は中村憲剛のパスを信じて上がり、中村憲剛は谷口の存在で一つパスコースが増えるという相乗効果があります。ただ、谷口が上がることによる守備のバランスは考慮する必要があります。

そのバランスの答えはどうやら名古屋戦の横山起用だと思います。名古屋戦の横山は、中盤の底でしっかりボールを落ち着かせて、中村憲剛や谷口を生かすとともに、川崎Fの守備を安定させる結果になりました。

もちろん、実質1ボランチになるこの布陣は、リードを奪ったらしっかり交代のカードを切って補強する必要があります。その交代がレナチーニョに代えて山岸を入れるもので、谷口に上がりを自重させて横山とダブルボランチを組ませて、右に中村憲剛、左に山岸を置くボックス型の中盤を組みました。

負けているときは黒津を入れて無理にでも攻めようとしますが、リードしているときのこのボックス型の中盤には、落ち着き払ったような強さを感じました。これを最初からやる手も、ACLのアウェイ戦ではあり得るかもしれません。
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名古屋の新戦力

2009-09-24 18:42:46 | 他チーム
昨日のACL準々決勝から誰か取り上げようと思いますが、川崎Fの選手のことは過去に書いているので、今日は名古屋の新戦力、ブルザノビッチと三都主を取り上げます。浦和との対戦は終わっているので、浦和サポとしては役に立たない情報ですが。

まず、ブルザノビッチですが、昨日の短い時間のプレーを見る限り、中央でのプレーを好みます。ただ、ボランチタイプではなく、守備に回ったときの戻りは遅いです。そのため、ブルザノビッチを出すときは、ボランチを一枚にしてダイヤモンド型のトップ下に入れるしかなさそうに思えます。

この位置でプレーするなら攻撃力によほど自信があるのでしょうが、それを発揮するには昨日のプレー時間は短かったようです。良さの方は確認できませんでした。三都主については、以前「取説」を書いたことがありますが、名古屋ではどこで使うかは情報がありませんでした。

その答えは昨日、多少ありました。左SBの阿部翔平が好調だったこともあって、三都主の位置はボランチでした。追いかける場面だったこともあって、ボランチとしての守備力には目をつぶったこともあるでしょうが、長いボールを前線に入れてケネディの頭を生かすなら、まだまだ戦力になります。

また、三都主が入るとセットプレーを蹴ってくれるというメリットもあります。今はサイドアタッカーのイメージはもはやない三都主ですが、ベテランになってキックの精度で勝負するという気持ちは昨日の5分程度の出場時間でも十分伝わってきました。

ただ、三都主が生きるためにはケネディがいないといけないので、ケネディに対する中東からのオファーが三都主にとっては一番怖いかもしれません(笑)。ただ、名古屋は昨日の戦い方は以前のサイドアタッカー二枚を置くものでした。

おそらく慎重にゲームを入ろうとしたものでしょうが、三都主にチャンスがあるとすれば1点ビハインドのACL第2戦でしょう。ここでスタメンになれば、アピールになるかもしれません。
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ストライカー対決(9/23川崎F対名古屋)

2009-09-23 19:41:21 | 他チーム
今日、日本でJ1レベルの試合を見られるのはここだけという理由もあって、中立観戦の国立に行っていました。暑さもあまりなく、連休の最後を締めくくるにはいい気分転換でした。ただ、このカードにしては箱が大きすぎたようで、写真にも示すように空席も目につきました。

いつものこのブログのパターンに戻すと、立ち上がりは名古屋が引き気味に戦ってケネディの頭を狙うゲームプランでした。しかし、わかっていてもやられてしまうのがケネディの恐ろしさで、前半27分に中村直志のクロスを頭で合わせて名古屋が先制します。

対する川崎Fは、この日は冴えていた中村憲剛のパスからジュニーニョが駆け上がるいつもの攻撃を見せて対抗しました。しかし、この日はジュニーニョがブレーキで、ロングボールで抜け出した絶好機にシュートミスするなど本来の出来ではありませんでした。

このまま0-1で決着すれば、川崎Fは何が何でも瑞穂で2点以上を取るしかなくなり、相当不利ですが、ジュニーニョが当たっていない川崎Fがどうやって点を取るのか、スタンドからでは想像がつきませんでした。

しかし、川崎Fはジュニーニョが当たっていなくても、他の選手がカバーできるチームでした。ゴール左寄りの中村憲剛のFKは、今日は俺が助けてやるくらいの気持ちで臨んだかもしれません。壁の脇を抜いてバウンドさせるボールを送ると、相手GK広野の反応の遅れもあって同点に追い付きます。

インターネットなどで結果をチェックした方は、あれ?ジュニーニョは点を取っているじゃない?と思われる方もいらっしゃるでしょう。そのゴールは、いわゆるごっつぁんゴールでした。

右サイドをドリブルで上がった中村憲剛のクロスが相手にクリアされたところを森が拾い、このクロスを谷口が頭で合わせたボールがクロスバーをヒットしたこぼれ球をジュニーニョが押し込んだものです。ただ、この1mゴールは値千金でした。

その結果、名古屋がバランスを崩しても攻めざるを得なくなり、川崎Fは山岸を投入して2トップにして、しっかりダブルボランチを置いて逃げ切ることができました。最後には名古屋に決定機があったので楽な戦いではありませんでしたが、このリードをアウェイ戦でうまく使って欲しいです。
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恐怖の9番打者(辻発彦)

2009-09-23 09:38:51 | 他スポーツ
かつて、パリーグの9番打者というと、守備専門の選手が座るのが常でした。確かにセリーグの投手に比べると、野手が9番に座ることで多少は打線の破壊力は増しますが、9番打者をうまく活用したチームは少なかったです。そんな常識を破り、9番打者こそ重要という意識を植え付けたのは、西武黄金時代の監督、森監督でした。

1986年-1988年の3連覇当時、9番に座っていたのは、いつでも1番を打てるタイプの辻発彦選手でした。辻は、野球では無名の佐賀東高校の出身で、その後は社会人野球の名門、日本通運にテストを受けて入社します。日本通運では4番打者だった辻ですが、25歳でプロ入りするとき、「自分の打力ではプロには通用しない」と判断しました。

そのため、辻はプロ入りしてからは、自分の打法を「小さくする」ことで、しぶとくレフト前に落とすヒットを狙う打撃に切り替えました。バットを短く持った、独特の打法も、プロ入り以降です。この判断は正解でした。もともと最初から1,2番タイプを狙っていた辻にとって、9番に座って1番石毛とのつながりを生かすという役割は合っていました。

当時の西武の場合、9番から始まる打順も「好打順」と呼ばれたほどです。それは、石毛が意外と犠打(送りバント)の数が多いことにも現れています。一見、常に3割をキープできる石毛は、森監督が最も頼りにした打者のように思えますが、実際はバントなどでチームバッティングをすることも多かったです。

ただ、1989年に優勝を逃した後の第二期黄金時代(1990年-1994年)には、辻は本来の1番打者に座りました。平野という2番向きの打者の加入と、石毛が6番に回ったからです。ただ、この新打線の威力は抜群でした。加入したデストラーデが左右両打席でホームランを打ち、その前はいつものAK砲(秋山、清原)が座る、ドラフト以降では最強のチームとたとえられました。

ただ、そんな西武の終焉は、FA制度の導入でした。秋山もFAができたら止められないと判断され、当時のダイエーにトレードされ、工藤、石毛らもFAで去り、辻も年俸が2億円と高騰していた理由もあり、西武を戦力外になりヤクルトに移籍します。ヤクルトで首位打者を取って意地を見せましたが、それが最後の輝きになりました。しかし、西武の黄金時代の名脇役だった辻の活躍は、今でも忘れません。
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