Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ナビスコ柏戦プレビュー

2013-10-31 16:01:16 | 浦和レッズ
写真は所用で出かけた池袋で見かけた成田エクスプレスです。一度だけ、10年以上前に乗りましたが、今は電車も新型車両です。

あさっての土曜日、浦和は国立競技場でナビスコ杯決勝の柏戦を迎えます。浦和は負傷者も出場停止もなく、可能なベストメンバーで試合に臨めます。浦和はいつものメンバーで、前節のリーグ柏戦から、森脇と興梠が戻ってくる布陣を予想します。

これに対し、柏がどういう手で来るかは予想困難です。この試合に備えて再来日したレアンドロ・ドミンゲスがどういう状態かに依存するからです。柏のネルシーニョ監督は、レアンドロ本人がゴーサインを出せば使うと明言しており、その場合は守備の負担の少ない4-2-3-1のトップ下にレアンドロを入れると予想しています。

柏は浦和戦の後、レアンドロ専用とも言える柏ユースとの練習試合(45分)を急遽組み、レアンドロはフル出場したというスポーツ紙の情報です。レアンドロのレベルの高さは2011年シーズンのMVPで既に証明されており、パスを出してもシュートを打っても優れたトップ下です。

もっとも、この起用は賭けでもあります。レアンドロのコンディションが良くなければ、一人少ない人数で戦うような試合になることもあり得ます。たぶんスタメンでレアンドロを出して、場合によってはベンチに下げる采配をすると思います。

クレオの1トップ、サイドハーフに工藤と田中順也(またはジョルジ・ワグネル)を予想しています。ただ、レアンドロを起用するなら2シャドーでは守備がきついので、3バックはないと思います。柏のような、攻撃的に戦う4バックのチームが相手なら、浦和のアウトサイドが面白いように空く可能性があります。

浦和は普段の4-1-5を使いながら、システムの弱点を理解してみんなでカバーしあって、いい内容だったと言える試合をして欲しいです。今回、J1の試合はなく全国でここしか試合がないので、活躍すれば全国に名前をアピールできると思って頑張って欲しいです。
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川上監督逝く

2013-10-30 20:51:09 | 他スポーツ
今日、出先から帰ってきたら、スポーツ界では大きなニュースの訃報がありました。元巨人監督、川上哲治氏が93歳で亡くなりました。川上氏といえば不滅の大記録である巨人のV9を監督として指揮した指導者のイメージが大きいですが、現役時代も巨人の一塁手として「打撃の神様」や「赤バットの川上」という異名も持っていた一流選手でした。

川上監督は徹底した管理野球を推進した監督で、選手からは不満の声も聞こえましたが、プロスポーツは勝つ監督にはついていくもので、結果を残すことでこれだけの長期政権を維持できた監督でした。当時では珍しい、データ野球を推進した監督で、日本シリーズで対戦するパリーグのチームを視察するために、胴上げのかかった試合に森捕手を出場させず、パリーグの試合を見に行かせたという非情な面も持っています。

当時の巨人のメンバーは、王貞治、長嶋茂雄の「ON砲」が強力な威力を誇っていました。当時のホームラン記録の常連だった王も、今の広い球場の多くなった時代で同じ記録を残せるかは議論も呼ぶと思いますが、巨人V9には彼の打力は必要不可欠でした。ただ、当時の巨人はドラフト制度以前の選手が主力だったことは考慮する必要があります。

ドラフト制度がなかった時代に、新人選手の契約金が高騰した過当競争を防ごうという理由で導入されたのがドラフト制度です。今、これほどのチームを作るのは戦力が全チームに散らばって難しいともいえます。もっとも、勝つことがどれだけ大事かは、このときのメンバーの多くがいろんなチームで指導者として必要とされた事実にも現れています。

王は巨人、ダイエー、長嶋は巨人、森は西武で監督を務め、脇役陣も多くのチームでコーチをするなど、常勝巨人の頭脳はいろんなチームが吸収しようとしました。今、西武黄金時代の主力選手がいろんなところでコーチをしている事実を見ると、やはり野球は勝てばいろんなところでおまけがついてくるから、何が何でも勝たなければいけないと、当たり前のことですが強く思います。
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リトリートの相手(U-17日本対スウェーデン)

2013-10-30 16:30:07 | ワールドサッカー
写真は所用で出かけた渋谷ヒカリエから見た、新宿副都心です。今は学生時代に映画を見たパンテオンは既になく、跡地に渋谷ヒカリエが建っています。今日はいつものサッカーネタで、UAEで行われているU-17W杯のベスト16、日本対スウェーデンを取り上げます。

もちろん代表戦ですから、日本を応援するつもりで見ていましたが、U-17なのでまだまだ戦術的攻防には雑さも見られます。それでも、吉武監督が育成重視の考え方でメンバーを入れ替えたり、ポゼッションサッカーのできる技術が備わったりと内容は評価しています。

しかし、結果は1-2で敗れてベスト16敗退ですから、敗因は検証されなければいけません。スウェーデンは2ラインを低い位置に引く4-4-1-1の布陣で、日本にボールをキープされるのは覚悟してカウンターを狙ってきました。そういう相手に中盤でミスが出て注文通りのカウンターを食らってしまったのはまだU-17の雑さが出てしまった格好です。

1点ならともかく、この形で2点を取られてしまったのですから、ポゼッションサッカーで高いラインを引く日本サッカーの理想の高さは認めても、それを完成させるには大人になってからの成長は要求されます。

スウェーデンの2ラインコンパクトサッカーは格下戦術としては一般的な形なので、これを打ち破る技術はプロとして経験を積んで欲しいですが、印象に残った選手はいました。右MFの小川紘生選手とFWの杉本太郎選手です。

結果的には、この技術の高い二人が後半頭からの途中出場だったことも日本代表の敗因になりましたが、この二人には可能性は感じました。小川選手はイングランド代表MFウォルコット(アーセナル)のような選手で、空いているスペースにどんどんかけ上がっていける能力が高いです。日本の1点は相手のオウンゴールでしたが、それにつながるクロスを上げたのは小川選手でした。

杉本選手は鹿島に内定していますが、タイプ的にはスペイン代表MFのシルバ(マンチェスターC)に似ています。ボールにたくさん触れてリズムを出す、運動量の多い選手です。FWとして見てしまうと、ボランチの位置まで引いて受けたがる彼の動きは賛否両論あると思いますが、瞬間的なスピードと技術の高さはプロでも通用すると思います。
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柏戦マニアック分析

2013-10-29 17:58:22 | 浦和レッズ
前回の記事で、柏の3バックは成功とは言えないと書きましたが、それでも浦和の弱点を分析した成果は出ていたと思います。最大のものは浦和が4-1-5に組み替えたときの柏ボランチの飛び出しです。ナビスコは大谷が出場停止になるので同じ手は使えませんが、大谷が前目に出て浦和の中盤のぽっかり空いたスペースを狙う攻撃は有効でした。

この攻めに浦和が対処するためには、2シャドーが帰陣するしかありません。柏木が腰痛明けという事情はありましたが、2シャドーが前に残りすぎて、中盤が空くミシャシステムの弱点を動いてカバーしようという気持ちはあまり見られませんでした。ミシャがよく「相手より動け」というのは、こういう自らのシステムの弱点をカバーしろという意味もあると思います。

また、柏の攻撃は1トップ、クレオの頭狙いは効いていました。中盤で組み立てるより、カウンターやロングボールを繰り出した柏ですが、クレオが自分でゴールを狙うよりは2シャドーに生きたボールを供給すると割り切った攻撃は有効でした。工藤、田中順也の2シャドーも、4-2-3-1のときのウイングより真ん中に近い位置に陣取れる、この形で機能していました。

後半、浦和が押し込まれたのは、いつものポゼッションサッカーが機能していなかったことも理由だと思います。阪野がオフサイドトラップに何度か掛かったのが不満だったらしいミシャは最初に1トップを関口に代えますが、関口の1トップは何度も動き出しこそしてくれますが、興梠のようにロングボールで体を張ってキープするような形作りはできていません。

また、マルシオが出場しなかったので、彼の状態はわかりませんが、負傷明けでアップ中に膝のテーピングが見えていたので、できれば使いたくなかったと推測しています。柏木、原口、マルシオあたりは信頼して出せますが、梅崎は負傷明け以降あまり機能しておらず、柏木がナビスコを欠場するようだと苦しい展開になると思います。

ナビスコはベストメンバーが戻る浦和は、いつものメンバーに戻していつものサッカーで臨むでしょう。柏の出方を見極め、アウトサイドとシャドーのどちらが使えるかと判断して、正しい攻撃を選択すれば勝機は十分と思います。
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三振を取れる中継ぎ(高橋朋己)

2013-10-28 21:20:23 | 他スポーツ
ドラフトが話題になるこの時期は、西武の昨年のドラフトの成果を検証する頃です。1位増田(NTT西日本)は中継ぎの柱、3位金子(立命大)は終盤に息切れしたもののスイッチヒッターの打力を生かして一軍定着と、成果は出たと思いますが、一番の掘り出し物は4位の高橋朋己投手(西濃運輸)でした。

左の中継ぎはどこのチームでも欲しいでしょうし、高橋は同タイプだったかつての中継ぎ左腕の星野智樹を戦力外にした後釜としての獲得なので、一軍定着は期待されていたと思います。下位指名の選手で社会人はよくいますが、意外と掘り出し物が多く、中継ぎの柱になってくれる選手は結構います。

高橋も、デビュー当初に打たれていたので、防御率は3点台とあまり良く見えませんが、西武が終盤に追い上げて2位に滑り込めたのは彼の貢献も大きいです。彼はスリークオーター気味に投げる変則左腕ですが、かつての永射投手(西武)や小田投手(西武)のように緩い球でタイミングを外すタイプではなく、145kmのストレートをぐいぐい投げ込む強気の投手です。

渡辺監督は、一軍合流当初は制球に問題のあった高橋の起用法を考えていましたが、一回だけは四死球を出してもいい場面で起用することを徹底していました。剛球投手だがリスクもあるのは、過去には森慎二投手の例もあるので、そういう投手の育て方は西武には蓄積されています。

その結果、高橋は中継ぎ投手としては最も優れた特徴である「三振が取れる中継ぎ」になることができました。先発投手では三振でも打たせて取ってもあまり変わりませんが、中継ぎ投手は外野フライや、緩い内野ゴロでは失点という場面で登板することは珍しくありません。

そういうときに、確実にアウトを取ってくれる三振は重要で、彼が先発投手の崩れた後の二番手で登板してピンチを切ってくれた貢献は大きいです。かつての中継ぎエース、潮崎(現西武二軍監督)を左にしたような投手で、来季は潮崎の現役時代につけていた背番号「16」が空くので、それを継いでくれたら嬉しいなと思っています。
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田中将大投手、沢村賞

2013-10-28 19:50:10 | 他スポーツ
今日は沢村賞(最優秀投手)の発表があり、24勝0敗という今後塗り替えられないような大記録を作った田中将大投手が文句なしの受賞でした。無敗の最多勝は初めてで、防御率もダントツの1位です。まだ発表はされていませんが、パリーグのMVPも確実だと思います。

田中将大といえば、彼が全国的に知れ渡ったのは駒大苫小牧時代の2007年夏の甲子園でしょう。早稲田実のエース斎藤佑樹と投げ合い、延長15回引き分け再試合になった試合は今でも語り草です。大学に進学した斎藤佑樹とは違って、田中将大は高卒でプロの門を叩き、ドラフト1位で楽天に入団します。

田中将大は1年目から先発ローテーションに定着して、11勝を挙げて新人王に輝きます。当時はあまり強くなかった楽天ですが、岩隈久志(現マリナーズ)と田中将大は二枚看板でした。田中将大の武器はフォークより落ちが小さいスプリットです。

私は西武ドームのネット裏の指定席を確保して、田中将大の球筋を追ってみました。大抵の投手なら、投げた瞬間に球種はわかりますが、田中将大のスプリットはストレートに見えます。球速表示を見て、あれ?田中にしてはこのストレートは遅いな?と最初は首をかしげていましたが、西武打線が面白いようにひっかかるのを見て、スプリットに気付きました。

この小さく落ちるスプリットが生きるのは、彼のストレートがわかっていても打てないからです。150km近いストレートを、低めに正確に配球できるのですから、打者にとっては脅威です。楽天が優勝を決めた西武ドームの試合では、田中は3番栗山、4番浅村という西武が誇る中軸打者にストレート勝負を挑んで、見事空振り三振に切って取っています。

強力なストッパーを持っているわけではない、楽天のチーム事情ですが、田中将大はかなりの試合で長いイニングを投げられます。しかも、田中のようにテンポのいい投手だと、打線が打ってくれます。則本がたまに打線の援護に恵まれず敗れることもありますが、田中の場合は味方が打てない負けも一切ありません。

ここまで来ると、今は野球もグローバル時代なので、メジャーで田中将大が通用するかに興味があります。やはりメジャーは日本よりはレベルが上なので、田中といえどもメジャーで防御率1点台というわけにはいかないと思いますが、先発ローテーションや最多勝争いなどは期待できると思っています。もうメジャーは夢の世界ではないので、田中がイチローに次ぐ、全米で有名な選手に成長することを期待しています。
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仕掛けられたミラーゲーム(10/27浦和対柏)

2013-10-27 21:51:53 | 浦和レッズ
埼玉スタジアムから帰ってきました。試合レポートは明日で失礼します。

以下翌日追記。

柏は3バックを試す報道がありましたが、その通り、鈴木、近藤、渡部とCBタイプを3人並べてきました。前線はクレオの1トップに、工藤、田中順也をシャドーに置く、浦和と同じシステムの「ミラーゲーム」を挑んできました。柏はリーグ戦はタイトルの望みがないので、ナビスコ杯決勝の前哨戦となるこの試合では思い切ったことを試すには好機です。

ただ、見た限りではこのシステムは守備陣が慣れていない印象を受けました。浦和の1トップの阪野はDFとボランチで4人がかりで挟むものの、2シャドーの原口と柏木のところは守りにくそうにしていました。浦和の長所は4バックの相手にアウトサイドが面白いように空くところで、柏はそれを封じに3バックに変更しましたが、2シャドーをマークできなければ意味はないと見るべきです。

その守りにくさを突いたのが柏木の2ゴールという結果に現れましたが、ミラーゲームということは同じようなことが浦和守備陣の守りにくさにも現れています。浦和の攻撃時の4-1-5は1トップのクレオには対応が効いても、2シャドーの工藤、田中順也に対する守備が守りにくそうでした。

また、ボランチの長い距離の飛び出しも嫌そうにしていました。カウンターからの大谷の長い距離のドリブルには、浦和守備陣のチェックが後手に回り、何度もピンチを招く結果になりました。浦和のミシャサッカーは以前も書きましたが、守備陣の高い信頼性が前提で成り立っているので、1失点の場面のような那須のイージーミスは致命傷にもなりかねません。

それでも、終盤にアーリークロスでどんどん攻めてきた柏の攻めに対し、山田暢久が有効だったのはナビスコ決勝に向けては収穫でした。セットプレーで複雑な動きをされるのは苦手な暢久ですが、1対1ならクレオが相手でも十分競り勝っており、苦しくなったら暢久を入れれば何とか試合の流れを切ってくれるという、安心感は示せたと思います。

ナビスコ決勝では、柏は同じ手ではたぶん来ないと思います。慣れている4-2-3-1に戻し、いつもの攻撃サッカーで浦和を崩しに来た方が悔いがないと、私がネルシーニョだったら思いますが、それでも鈴木が負傷交代した際に谷口を同じポジションに入れたところを見ると、3バックもあるのかなと思います。
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J1J2両方の得点王(佐藤寿人)

2013-10-27 09:55:02 | 他チーム
今日は埼玉スタジアムへ行くので、即日更新が出来なかった場合に備え、穴埋めネタを用意して出かけます。昨日はJ1は1試合だけ行われ、広島が石原のゴールで1-0で仙台を下し、暫定ながら首位に立ちました。2度の降格から優勝争いができるレベルにチーム力を上げてきた広島の力は相当です。今回はその広島のエース、佐藤寿人選手を取り上げます。

佐藤寿人は、J1J2両方の得点王という記録を持っています。過去にはエメルソン、ジュニーニョがいる記録で、どんな環境でも点が取れる選手しかできない記録です。佐藤寿人が憧れるのは、元イタリア代表FWインザーギで、何回オフサイドにかかっても一回抜け出せば1点取れるという哲学を佐藤寿人も持っています。

3-6-1の1トップに佐藤寿人を最初に置いたのは、現浦和監督のミハイロ・ペトロビッチです。3-6-1の1トップは浦和のワシントンのように、ポストプレーヤーがキープするものと思っていた私には斬新な発想で、当時のサッカーは2シャドーにキープさせ、佐藤寿人はDFラインと駆け引きしていいという考えでチームを作りました。

佐藤寿人は、上背のあまりない自分でも、工夫次第でプロで成功できる道はあるとサッカー少年にメッセージを発信しています。たまに、NHK-BSのJリーグタイムで、複雑な動きやシュートフェイントを入れて、相手GKを出し抜く動きは紹介されています。それだけFWは面白いポジションで、しかもそれが明確な数字で出るのですから、佐藤寿人のレベルの高さは示されていると思います。

佐藤寿人は現時点でJ1通算得点数が134点で、トップの中山の157点に挑める立場です。既に歴史に残るストライカーにはなっていますが、まだ32歳ですからどんどん歴史を作って欲しいと期待しています。もちろん、1トップ候補を探している日本代表もありうると思っています。
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ツールドフランスinさいたま

2013-10-26 22:52:51 | 他スポーツ
今日は自転車レース、ツールドフランスがさいたま市にやってきた一日でした。生観戦も考えましたが、予備知識がまったくないスポーツなので、単に自分の前を自転車が通る事実しかわからないので、テレビ観戦にしました。

本場のツールドフランスはフランス国内を一周するレースで、1ヶ月くらいかけて何百kmを走りますが、今回のレースはさいたま新都心の一周2.7kmの周回コースを20周するものです。そのため、コースの場所を取れば選手を何度も見られます。

ツールドフランスは初めて見るスポーツですが、1チーム4人のチーム編成で一人はエースで、残り3人はエースがいい走りをするために他チームのエースを撹乱する「アシスト」ということは雑誌で読んで知っていました。

未知のスポーツの面白さはルールの全てが発見というところです。黄色のジャージはフルーム選手で、ツール優勝者に許される「マイヨ・ジョーヌです。日の丸ジャージ、フランス国旗ジャージ、フィンランド国旗ジャージを見つけましたが、それはその国のチャンピオンという意味です。

冬の五輪競技の複合で荻原健司選手が着けていた総合王者の「ゴールドゼッケン」に似ていると思いました。最初の一周で何やら隣の選手とおしゃべりをしていて、勝負のレースにしては緊張感がないなと思っていましたが、これはF1の最初の一周が「フォーメーションラップ」という流しのレースというルールと似ていて、真剣勝負は次の周回からでした。

自転車の速度はマシンの性能に依存します。ロードレーサーの自転車なら、ある程度乗り込んだ方なら時速40kmくらいは出ます。私はMTBでサイクリングをしていたのでもっと遅いですが、このトップレベルのレーサーなら時速60kmと乗用車並みの速度が出せます。

定点カメラの映像を見ればその速さは実感できました。道路の両側にあれだけの人がいたら、事故があったら大変だと思いますが、モータースポーツとは違って人間の配下に置ける道具なので大丈夫だと思います。

レースはいろんな選手が積極的に前に出て盛り上げましたが、最後はマイヨジョーヌのフルーム選手が集団から一気に抜け出して優勝しました。さすが実力通りの優勝です。3位に入ったルイ・コスタ選手はポルトガルのサッカー代表選手と同じ名前なので印象に残りました。

今回は展開を追い、誰が誰だか理解するという意味ではテレビ観戦で正解だったと思います。後で新都心に行ったら「あそこをツールドフランスが通った」と確認しようと思います。
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柏戦プレビュー

2013-10-25 21:42:05 | 浦和レッズ
浦和はあさっての日曜日、ホーム埼玉スタジアムで柏レイソルと対戦します。明日の土曜ではないので、試合観戦を予定していらっしゃる方はご注意願います。浦和はFW興梠慎三選手、DF森脇良太選手が出場停止です。ミシャのスタメンは驚きが少ないですが、森脇の代役は鹿島戦で途中出場した坪井で間違いないとしても、興梠の代役は埼玉新聞によればいろいろ試しているようです。

ミニゲームではマルシオの1トップを試したようですが、練習中にマルシオが故障したようで、それ以降は関口を1トップに置きました。マルシオの故障具合にもよりますし、試していないものの可能性としてはありうる原口の1トップなど、いろんなオプションが考えられます。今度の試合はスタメン発表だけでは1トップが誰かわからず、試合が始まった時点の布陣を確認する必要があると思います。

柏は辞意を一旦は表明したものの撤回して元のさやに収まった名将、ネルシーニョが率います。リーグ戦の不振が辞意の理由だったようですが、ACLでも4強、ナビスコでも決勝進出と手腕は間違いないと思います。ネルシーニョの良さは柏の選手によれば好不調を見抜くのがうまいことで、絶好調なのに出られないということは少ないと聞きます。

ネルシーニョの基本戦術は4バックですが、試合展開を変えたいときに4-4-2と4-2-3-1を使い分けることがあります。キーマンはFWもMFもできる沢昌克選手で、ペルーリーグで武者修行した彼は途中出場で流れを変えるプレーを得意にしています。また、股関節を痛めてブラジルに帰国していたレアンドロ・ドミンゲスが再来日していますが、リーグ戦の浦和戦には間に合わず、ナビスコの決勝に合わせて調整してくるというスポーツ紙の情報です。

それでも、工藤、田中順也、ジョルジ・ワグネルら前の方のタレントはいるチームなので、天皇杯山形戦を大いなる反面教師として、ああいうプレーはやってはいけないと自戒する必要はあると思います。前回の対戦は国立競技場で、6-2という浦和の圧勝でした。柏は出てくるチームなので、はまるとこういう結果になることもありえますが、同じ手は2度食わないと、柏も考えてくるでしょう。
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