Kobby loves 埼玉&レッズ

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連係不足(3/8横浜FM対浦和)

2008-03-08 17:37:56 | 浦和レッズ
この試合は、結果だけではなく、内容でも浦和の負け試合でした。一見、豪華メンバーを揃えているはずの浦和ですが、新加入組が多く、お互いがどういう動きが好きなのかわかっていない場面が何度も見られました。

たとえば、都築のロングキックで山田の頭に合わせて、そこから出たボールをFWが追いかけるというのは、昨年までの浦和なら「お約束」のはずです。しかし、高原はそれを知りませんでした。せっかく山田が競り勝っても、高原はまさか勝てるはずはないと思っていたのか、まったく走る素振りを見せませんでした。

これ以外にも、チームが仕上がっていないという点はいくつか見られました。まず、高原とエジミウソンの位置関係も整理されていませんでした。高原が中澤の厳しいマークに耐えかねたのか、下がったりサイドに流れたりしてしまいました。本来ならサイドに流れるのはエジミウソンの方が得意なはずですが、高原が下がっては「誰が点を取るの?」という疑問が出てきてしまいます。

鈴木啓太と阿部勇樹のダブルボランチの攻撃参加もうまく整理できていませんでした。今日はトップ下の山田が相手のマークで沈黙していたので、特に数的優位を得た後はどちらかが攻撃的MFのようになって良いはずです。しかし、どちらも上がらなかったり、逆に両方上がってしまったりと、昨年ほとんど組んでいなかった急造コンビの弱さが出ました。

結果的に、敗因となったのは坪井のクリアミスを小宮山に拾われたことですが、DFにとっては1点では責められません。やはり1点も取れなかった攻撃陣に責任を問うべきで、この試合は1点も取れなかったから負けたというべきでしょう。

横浜FMは、退場になったとはいえ、ロニーは効いていました。シュートにいたる技術は結構あり、ボールが収まります。次節は出場停止とはいえ、ロニーを攻撃の軸に組み立てることは十分可能でしょう。また、ロペスもキープ力があって効いています。今季は相手チームは何とか浦和を倒そうとしていて、補強もして強化された相手と戦わなければいけません。

今後のリーグ戦は厳しい戦いになりそうで、一刻も早くチームの形を完成させないと、一歩間違えば低迷もありうると、テレビ観戦ながら危機感を感じた試合後でした。
コメント
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