Kobby loves 埼玉&レッズ

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トップ下で持てた(5/30日本対ガーナ)

2018-05-31 22:42:59 | ワールドサッカー
一夜明けて、ようやく昨日のガーナ戦を振り返ります。西野監督が新たに導入した、3-6-1の布陣で再出発を目指した日本代表ですが、結果は0-2の敗戦に終わりました。先に、良かったところから書きます。ハリルホジッチ監督の4-3-3では、縦に蹴る攻撃が重視されましたが、西野監督はトップ下にキープさせるサッカーを目指すようだという意図は伝わってきました。

これまでのサイドから、トップ下に回ったことで本田圭佑や、途中出場の香川真司がより真ん中でボールが持てるようになっていました。そこからの攻撃を組み立て切るところまではできていませんでしたが、まずはボールをキープしないと話にならないので、一歩ですが先に進んだという印象は持っています。

もちろん、結果は敗戦ですから、良くなかったことも多かった試合です。まずは前線での連携不足です。前の選手が細かくパスをつなごうとしてからのミスが目立ち、シュートで終われないもどかしさを感じた試合です。急造チームゆえの連携不足は否めないです。また、ワンクッション入れて相棒を生かすタイプの大迫勇也は、3-6-1の1トップのFWには不向きではという印象も受けました。

対戦相手のガーナは、4-1-4-1の布陣で中盤を厚くしてきました。ガーナの1ボランチの脇のスペースはどうしても空くので、それで本田圭佑や香川真司がボールを持てたとも言えます。それでも、SBをあまり攻撃参加させずブロックを作ってきたガーナ守備陣を、崩し切るような強さは見せられなかったと思います。

また、私がガーナの監督なら、右アウトサイドが原口元気と聞けば、そこを狙えと指示を出すでしょう。体力面には課題のある原口元気が、90分通して相手のMFに狙われ続けたらどうなるかは危惧しています。酒井宏樹など、守備に力を発揮するタイプが、このポジションに取って代わる可能性もあります。

この試合は残念な負けですが、それでもまだ日本の可能性はあると思います。2010年南アフリカW杯で、岡田監督が本田圭佑の1トップという奇策を的中させて、2勝1敗のグループ2位で決勝トーナメント進出を果たした例もあります。西野監督はそういう勝負手は打てるタイプなので、まだ何かはあると思って今後の試合を見て行きたいです。
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水田の鴨

2018-05-30 22:17:15 | 埼玉
今日はブログを書く元気が出ないので、先日の散歩から、水田を悠然と泳ぐ鴨の写真を載せます。冬の鳥ですが、日本が居心地が良くて今でもいるんですね。日本代表のガーナ戦については、明日以降書くつもりです。
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当たった強気の交代(Rマドリード対リバプール:後半)

2018-05-29 22:08:34 | ワールドサッカー
0-0で折り返した後半、ララーナを入れたリバプールは、2トップになったFWのマネを軸にしてきました。サラーが前半の負傷で交代していましたが、リバプールの売り物はスピードという考え方は変えませんでした。これに対し、レアルはセルヒオ・ラモスがそのスピードでマネと対峙しました。この両者はファウルの場面などやり合っていた印象です。

試合が動いたのは、リバプールGKカリウスのミスでした。裏へのスルーパスを処理したカリウスは、CBにパスを出そうと素早く投げて早いプレーの再開を意図しました。しかし、レアルFWベンゼマがすぐ前にいました。ベンゼマが伸ばした足にボールが当たり、これがコロコロとゴールへ転がってレアルが先制します。

しかし、リバプールもさすが堅守速攻で決勝まで勝ち上がってきたチームでした。CKからロブレンが頭で合わせたボールに、マネが瞬間的なスピードを見せて相手DFを振り切り、ゴールに押し込んで1-1の同点にします。これで、また前半のような、レアルが後ろで回しリバプールがカウンターを狙う試合に戻るのではと予想しました。

ここでのジダン監督の決断が当たりました。MFのイスコを下げて、FWのベイルを投入する交代です。ベイルが入るときはレアルは3トップにすることが多く、ベンゼマ、ベイル、Cロナウドで「BBC」と呼ばれるほどの攻撃サッカーを意図しています。つまり、レアルはここが勝負と見て思い切って攻めるという意思表示です。

次第にリバプールの中盤が空き始め、レアルは空いたスペースをうまく使って前でボールを回します。そんなパス回しで空いた、左SBのマルセロのクロスでした。このクロスはFWの選手より遥か後ろに蹴られ、ミスキックではとリバプールDFが気を緩めたところ、ベイルが誰も予想しなかったオーバーヘッドでのシュートを放ち、レアルが2-1と勝ち越しに成功します。

最後はベイルのロングシュートをカリウスがキャッチし損ねてゴールとなり、3-1となって試合は終わりました。いろんなオプションを持っているレアルですが、強気に行くというオプションがうまく効きました。リバプールにサラーがいなかったこともその決断の理由の一つでしょう。最高峰の対決は、意外にもこういう要素が動かすものです。
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欧州CL決勝(Rマドリード対リバプール:前半)

2018-05-28 22:36:03 | ワールドサッカー
日本時間で、日曜日の未明に行われた、欧州CL決勝のRマドリード対リバプールのビデオをチェックしました。平日で時間がないので、まずは前半だけ見てみました。この両チームの対戦では、試合開始直後の出方が最大の注目ポイントでした。リバプールはストロングポイントである、3トップのサラー、フィルミーノ、マネの力を前面に出すのは間違いないですが、Rマドリードの出方に注目しました。

勝負がかかった大きな試合では現実主義者になれるのがRマドリードの特徴ですが、この試合でもイスコを起用して左MFに置き、カゼミーロとクロースでダブルボランチを組ませる4-4-2で入ってきました。スピードのあるリバプールのFWに「競走」を挑まれないようにDFラインは低い位置に置き、ゆっくりと後ろでボールをつなぎながらサイドのイスコとモドリッチが空くタイミングを計ってきました。

これに対し、リバプールは中盤でプレスに行ってから、シンプルに縦に蹴ってくるやり方でした。そういうアバウトなボールでも、サイドのサラーとマネはボールをキープするところまでは行けるので、そこから上がってきた右SBのアレクサンダー・アーノルドにシュートを狙わせるようなオプションも持っていました。

やや、リバプールが狙い通りに進めているかなという前半でしたが、リバプールにとって痛すぎるアクシデントがありました。ボールを競り合ったサラーとセルヒオ・ラモスがもつれ合うように倒れ、サラーの右腕が相撲で言う「小手投げ」のように巻き込まれて、サラーは肩を痛めて途中交代を余儀なくされます。

これで、リバプールはサラーに代えてララーナを投入して左MFに置きます。これまで、リバプールは中盤3枚に対し、Rマドリードの中盤は4枚なので、その差をRマドリードは狙いたかったようです。そのゲームプランが、ララーナの投入で少し変わってきそうだという、大きな流れの変化が生じました。

それでも、Rマドリードはさすがの強豪で、一瞬でもいいクロスが入れば、ロナウドとベンゼマで点を取ってしまえる能力があります。惜しくもオフサイドだったもののチャンスはあり、現実主義のレアルにとって、前半の0-0は悪くないスコアだろうと思われます。そこで、今日のビデオ観戦は終了で、続きは明日以降書けたらと思います。
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サンウルブズ対ストーマーズ

2018-05-27 21:24:24 | 他スポーツ
ようやく、先週のスーパーラグビー(SR)、サンウルブズ対ストーマーズ(南アフリカ)の映像を見ました。この試合は中立地の香港で行われており、32度という酷暑の中で行われた試合でした。基本的にラグビーは冬のスポーツで、SRも南半球の冬の季節に設定されており、暑さに慣れていないストーマーズが汗で滑るボールに手こずっていた様子は見て取れました。

チーム力という意味ではストーマーズの方が上の力関係でした。あまり「だまし」のテクニックを見せるチームではなかった印象ですが、それでもモールを押し込める強力なFWでいいボールを配給し、細身ながらスピードのあるウイングにうまくボールを回してトライを狙う、チームとしての形は出来上がっていました。

それでも、サンウルブズはこれまでの悪いときに見られた、攻め込んでいてのミスからのカウンターという形を減らすことはできていました。自陣のパスをカットされてからのトライという痛い失点は喫していますが、サンウルブズが誇る快足ウイングはある程度ストーマーズの守備に脅威を与えていました。

この試合は、26-23という僅差ながらサンウルブズが勝ちました。この試合を勝てた要因として、キッカーのヘイデン・パーカーの好調さが挙げられます。遠目からでもPGを狙ってスコアを稼ぎ、最後は誰もが予想しなかったドロップゴールで、ロスタイムにストーマーズを破る奇跡的なキックも決めています。

また、リザーブの力もこの勝利に結びつきました。サンウルブズが弱かった2年前は、リザーブが出ると明らかにチーム力が落ち、終盤に相手の猛攻を食らう場面も多く見られました。しかし、今はリザーブの力も含めた総合力で戦えています。SHの田中と流だけでなく、バックスでもエメリーが機能し、突破されればトライという場面で正確なタックルで止めています。

もちろん、まだまだアウェイで強豪相手に勝てるところまでは行っていませんが、それでもサンウルブズは常に相手に圧倒されて負けるというイメージが少し変わった試合でした。これからが大切ですが、何とか今後もSRでサンウルブズのプレーが見られることを期待したいです。
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大相撲夏場所総括

2018-05-27 21:04:26 | 他スポーツ
大相撲夏場所は、写真の横綱鶴竜が14勝1敗で5回目の優勝を果たしました。この場所は栃ノ心が全勝で常に先行する展開で、序盤に平幕松鳳山に敗れて出遅れた鶴竜には厳しい展開でしたが、相手に突き起こされても粘り強く勝利を拾い、最後は栃ノ心との1敗対決を制してトップに立ちました。最後の白鵬との力相撲での寄り切り、横綱にふさわしい熱戦でした。

鶴竜は1年近くの休場から復帰して、ようやく2場所連続優勝と本領発揮し始めました。相撲のうまさは前から定評がありましたが、白鵬との対戦成績が圧倒的に悪く、優勝を狙うにはそれが大きな壁でした。先場所は白鵬が休場しており、「鬼の居ぬ間」の優勝でしたが、今場所はその白鵬との直接対決を制しての優勝なので価値があります。

白鵬は33歳という年齢もあって、少し力が落ちた印象を受けます。これまで、25戦全勝と圧倒的にカモにしてきた栃ノ心に、今場所はついに敗れるという痛恨事もあります。まともに四つに組み合ってからの力負けという、相撲のうまさを誇る白鵬にはありえないような負け方でした。逸ノ城に上手投げで敗れた、14日目の黒星もこれまでの白鵬では考えられない負け方でした。

栃ノ心は優勝こそ惜しくも逃しましたが、それでも13勝2敗で大関昇進をほぼ決めました。正式決定は番付編成会議後ですが、ここまでの3場所で37勝という成績は大関に上げなければならない成績です。3場所前の平幕優勝で勢いがつき、ついに大関までたどり着いた30歳の苦労人ですが、彼のことは大関昇進が決まってからまた書きたいと思います。

三役争いは、栃ノ心の大関昇進と、小結遠藤の負け越しで2つ枠が空きます。東前頭筆頭で8勝7敗の玉鷲と、東前頭2枚目で8勝7敗の松鳳山が有力視されます。二人とも、7勝7敗の千秋楽で白星を拾って上がれる可能性が高く、何度も三役を経験したベテランですが来場所の活躍を期待したいです。

下位では、元横綱朝青龍のおい、豊昇龍(ほうしょうりゅう)が序二段優勝を成し遂げました。おじさんと同様、今は細身の体ですが、上手からの強烈な投げを持っており将来性に期待します。同じ序二段にいる、元横綱大鵬の孫の納谷(なや)も6勝1敗と好成績で、二人とも来場所は三段目です。そういう、次世代の力も、これからの相撲界の希望だと思います。
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ガーナ戦プレビュー

2018-05-26 21:38:18 | ワールドサッカー
今度の水曜日、日本代表は横浜国際競技場で、ガーナ代表との親善試合を行います。ガーナはロシアW杯出場を逃しており、次のカタールW杯に向けて若手主体のメンバーを揃えています。それでも、世界中に散らばっている、外国人枠でプレーするガーナ人を、この試合と6/7のアイスランド戦に向けて集めてきました。

ガーナは比較的、日本には好意的な国です。古くは2006年、横浜国際競技場での親善試合にエシアンやアッピアーなどのベストメンバーを連れてきました。2009年に中立地オランダで対戦したときも、4日前にW杯出場が決まったばかりという強行日程の中ながら、それなりのメンバーを率いてやってきました。今回のメンバーも、おそらくガーナは誠意を見せたと思います。

これに対し、日本は西野朗新監督の初戦です。スポーツ新聞の情報では3バックを導入するといわれ、リベロに長谷部を置いて自陣にブロックを引いて守る戦術を構築するようです。メンバー間は競争でなく協調と言っており、ハリルホジッチ監督の解任で揺れる日本代表の混乱をまずは鎮めて、強豪相手のW杯本大会に向けてチームを一つの方向に向けることがこの試合の大きな意義です。

もっとも、不安材料は主力選手に故障者が出ていることです。多めに招集して絞る予定だったはずですが、今野や小林悠などは負傷で呼ぶことができず、岡崎慎司や香川真司も負傷を抱えています。青山は試合をできないうちに負傷で離脱することになってしまいました。

まずは、日本代表はこれで戦うという形を見たいです。W杯はもちろん結果が大事ですが、それに至るまでどういう道をたどったかが、今後の戦いには大きな財産になります。相手に、「日本代表は嫌なチームだった」と思わせる戦いができるか、このガーナ戦はテレビ観戦ですがじっくりチェックしてみたいです。
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ベジタブルマラソンin彩湖2018春

2018-05-26 15:36:35 | 他スポーツ
彩湖で行われた、ベジタブルマラソンin彩湖の10kmの部に出走しました。結果は5km過ぎで熱中症気味になって頭がぼーっとしてきたので、これ以上続けたらやばいと思って途中棄権しました。もっとも、ゴールまで10分ほどゆっくりと歩いて戻り、ペットボトルの水を飲んだら回復したので、今は大丈夫です。

序盤は思い通りのレースでした。入りをkm5分40秒-50秒くらいで入って、途中からkm6分前後に落として最初の貯金で60分を切る計画でした。先週の練習で、のどが詰まって苦しくなる課題があったので、スタート前に水を飲んでおいて、途中の給水も可能な限り取るという方針でした。前走の中野ランニングフェスタで、多少なら息が詰まってもそれほどのタイムロスにならないという経験もありました。

誤算は3km過ぎからです。単にのどが詰まるだけなら、ちょっと立ち止まって何とかなりますが、息が詰まって吐き気を催しました。これで少し気持ちが落ちました。それでも、4kmまでは6分前後をキープしていたので、まだ狙い通りだと自分に言い聞かせて彩湖の西側の道を着実に走行していました。

そんなレースを、棄権せざるを得なくなったのは、4km過ぎの乱調でした。ここは管理橋を渡るので少し上りがあります。ここで動きが落ちたことはラップタイムの落ちで客観的に示され、ここは残りをkm7分でカバーして65分前後を狙わざるを得ないと気持ちを切り替えざるを得ませんでした。動きは、その後さらに落ち、5km過ぎは止まっているように感じるほど遅かったので仕方ないです。

気象条件的には、曇り空で26度くらいの気温と条件としては良かったと思います。棄権を決めたのは自分自身の弱さです。10kmは練習でいつでも走れるという状態になっていないと、途中で何か起きたときの対応が思いつかないので、熱中症を感じたときに棄権を考えてしまったのでしょう。

これで、今季のマラソンシーズンの全日程が終了しました。11月の戸田マラソン、3月の中野ランニングフェスタと2度自己ベストを更新するなど、得たものも大きかったシーズンでした。最後のベジタブルマラソンの失敗は残念ですが、力は着実についてきていると思えるようになっているので、夏のオフに体を鍛えて秋からまた、いいレースをできればと思います。

S→1km 5:41
1→2km 5:39
2→3km 6:03
3→4km 6:07
4→5km 6:40
5→X 1:27































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イニエスタ、ヴィッセル神戸入り決定

2018-05-24 22:43:39 | 他チーム
今日は別ネタを考えていましたが、サッカー系ブログとしては優先順位トップのネタが来ました。元バルセロナのMFイニエスタが、J1のヴィッセル神戸に完全移籍で加入します。これまで、中国リーグに大物外国人選手が加入してきたのを横目で見てきた日本のファンにとって、久々の明るいニュースです。

イニエスタはスペイン代表MFで、2010年W杯南アフリカ大会の優勝メンバーです。プレースタイルはテクニシャンで、想像もしないような切り返しからパスを出す、MFとして必要な条件を全て兼ね備えた選手です。本来の攻撃的MFだけでなく、ボランチとしての出場も可能で、バルサではボランチで出場した試合も多くありました。

今回の移籍で、イニエスタに支払われる年俸は30億円を超えるという情報があります。Jリーグではこれまでに例のなかった高年俸で、同じ楽天が持つプロ野球の楽天イーグルスの選手が全員買えるほどです。楽天がバルサのスポンサーだったから実現した移籍なのは間違いないでしょう。イニエスタは既に来日しており、東京ドームで野球を見ていたのをカメラに収められています。

この加入で、神戸はどうやってイニエスタとポドルスキを両立させるかが問われることになります。ポドルスキが昔のように、左のウイングなら簡単に両立できますが、今のポドルスキはあまり動かないトップ下になっています。イニエスタとはポジションがかぶるので、イニエスタをボランチで起用するようなサプライズもあるかもしれません。

イニエスタの持っている高い技術力は見てみたいですが、不安があるとすれば34歳という年齢です。本人に、どこまでサッカーに対する情熱が残っているかにもよるでしょう。名門バルサを支えた選手を、こういう形で見ることができるのはラッキーで、埼玉スタジアムに来るなら是非とも写真を撮っておきたいと思っています。
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大相撲夏場所中盤戦

2018-05-23 22:48:46 | 他スポーツ
大相撲夏場所の10日目を終えて、写真の関脇栃ノ心が10戦全勝で単独トップに立っています。栃ノ心は今場所が大関挑戦の場所ですが、11勝が目安と言われる大関昇進はほぼ間違いなく、それよりも1敗で追う横綱鶴竜、横綱白鵬との優勝争いが期待されています。栃ノ心は対白鵬24連敗という不名誉な記録も持っていますが、それが止まるのは時間の問題になってきた印象です。

今場所の栃ノ心は、得意の左上手を早めに取ることができています。相手は両差しを狙ってくることが多いですが、今場所の栃ノ心はたとえ両差しになられても、上手からの引きつけで優位に相撲が取れます。昨日は190kgの巨漢千代大龍を吊り寄りで寄り切るなど、腕力なら幕内No.1の実力を遺憾なく発揮しています。

横綱白鵬は、この横綱にしては珍しく、序盤に平幕阿炎(あび)に敗れて1敗を喫しています。しかも、その内容は立ち合いで遅れを取り、引きに出たところを押し出される最悪の内容でした。先行逃げ切りが多いこの横綱にしては苦手な展開ですが、それでも栃ノ心との直接対決を残しており、自分で引きずり下ろすつもりでしょう。

今場所は休場者が多いのが残念です。初日から休場の稀勢の里、高安のほかに、豪栄道が途中休場して上位は白鵬と鶴竜だけです。両大関が来場所はカド番になるので、新大関の誕生は待たれていますが、栃ノ心が新たな上位力士になって土俵を締めて欲しいと、栃ノ心は既に大関のようなファン心理です。

下位では、白鵬に土をつけた平幕阿炎です。5勝5敗と勝ち越しは微妙な成績ですが、初めての上位挑戦でこの成績は大健闘です。突き押しですが、師匠の元関脇寺尾のようにまわしを引いてもある程度相撲が取れる柔軟性を持っています。大きなチャンスなので、是非とも勝ち越して三賞を受賞して欲しいものです。

39歳6か月という史上最年長での入幕記録を出した大ベテランの安美錦は2勝8敗と苦しんでいます。今場所はどこか痛めているらしく、まっすぐ当たってからまともに引く相撲で相手が落ちるのに期待という、ちょっと元気のない相撲です。それでも、2番勝てるのですから、相撲はやり方次第というところはあるのですね。
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