意外な力が必要(3/15浦和対名古屋)

浦和敗戦で、残念会のお酒を飲んでいたため、お酒が抜けるまで投稿を控えていました。この試合、見るべきものはまったくありませんでしたが、現地で観戦したことで、ようやく理由が整理できたことがせめてもの救い？でした。

まず、開幕戦で、なぜ高原がサイドに流れ、エジミウソンがテレビにほとんど映らないのか分かりませんでしたが、どうやらエジミウソンはあまり動かず真ん中で待って、高原からのボールを待とうとしているらしいということがわかりました。私は、エジミウソンがサイドを崩し高原が決める、逆の形を想像していましたから、これには驚かざるを得ませんでした。

それでも、エジミウソンがゴールを決めさえすれば、まったく問題はないのですが、名古屋がボールの起点の細貝や鈴木啓太に厳しくプレッシャーを掛けて、バックパスを出さざるを得ない形にしていました。浦和のDF陣は、坪井も堀之内もフィードがうまいタイプではありませんから、そこを狙ってセカンドボールを支配して、ヨンセンの先制ゴールにつなげました。

都築のミスで取られた２点目は、まったく弁護の余地のない完全な失敗で、チーム状態の悪さを象徴しています。ただ、浦和にまったく希望がないかというと、そんなことはないと思います。確かに、本来シュートを打つべき、高原やエジミウソンの状態は良くありません。

しかし、チャンスになったのは、相馬のキープに長い距離を走って放った細貝のシュートや、こぼれ球を粘り強く拾った鈴木啓太のポストに当たるシュートや、永井のキープから生まれた相馬のシュートなど、意外な力から生まれています。サッカーはチームでやるスポーツですから、こういう前線が不振のときは、意外な力で星を拾っていくべき時期です。

2005年も、開幕から5戦勝ちなしという苦境で、堀之内がゴールを決めてアウェーのFC東京戦で初勝利を挙げました。次の相手はナビスコ杯ですが、絶好調の神戸で厳しいです。しかし、選手層の厚さを誇る浦和なら、その「意外な力」がそろそろ現れてくれるのではと期待しています。

河津桜2

先週、ブログにアップした河津桜は、まだ満開ではなかったようで、今が満開に思えます。やはり、こちらと伊豆の気温の差を考えたら、開花時期は1週間は差があるとみていいでしょう。