Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ボックスプレーヤー(アデバヨール)

2008-03-05 16:30:25 | ワールドサッカー
イングランドのアーセナルで、プレミアリーグ得点ランキング2位のアデバヨールの特徴を知りたくて、中継を見てみました。アデバヨールは、アフリカのトーゴ代表で、ドイツW杯にも出場しました。しかし、チームが1次リーグで3戦全敗で敗退したので、ドイツW杯当時は注目されていませんでした。

当時から長身FWという事実は知られていたので、おそらくポストプレー系なのは想像していましたが、どこまでヘディングが強いかや、どこまで動けるかはわかりませんでした。この日のアストンビラ戦で見る限り、ヘディングの力は欧州リーグ全体でもトップクラスに思えます。

また、日本人のポストプレーヤーは足元が雑だったりしますが、アデバヨールのレベルまで行けば、正確に足元に止められますし、ボレーシュートなど技術の要るシュートもちゃんと打てます。ただ、あまり走れるFWではないようで、プレーの範囲はほとんどがペナルティボックスの中です。

そのあたりは、同じイングランドのクラブに所属するアフリカ人ポストプレーヤーのドログバ(チェルシー、コートジボワール代表)とは大きく異なる点です。ドログバは足が速く、DFラインの裏を狙ったパスにも追い付けます。ただ、アデバヨールがそれでも成功を収めている理由には、アーセナルとチェルシーのサッカーの違いがあります。

アーセナルはボール支配率の高いサッカーを目指していて、待っていれば良いボールはきます。また、ポストプレーで味方を生かすプレーをしてもちゃんとフォローがあります。チェルシーだと、カウンターサッカーですから足が遅いのは致命的です。

ただ、かつてJリーグで活躍したエムボマのように、単に身体能力任せで全然動かないFWではありません。細かいステップを踏んで、相手DFのマークを外そうとはしています。強引に上から叩き付けるヘディングが目立つので、一見力任せのFWに見えますが、プレミアリーグ得点ランキング2位は決して力任せでは取れません。

個人的には、プレミア得点王ということになると、今シーズンはC・ロナウドの大ブレイクの年なので、歴史に名を残す為にもC・ロナウドに取って欲しいのが本音ですが。
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三都主負傷と開幕戦展望

2008-03-05 10:18:15 | 浦和レッズ
昨日は、マニアックなワールドサッカーネタを書き溜めていたのですが、それを吹き飛ばすレッズ関係のニュースが、今朝のNACK5から入ってきました。左アウトサイドで開幕戦のスタメン確実を言われていた、三都主アレサンドロ選手の負傷です。ザルツブルグ時代に痛めた部分を再発させたらしいです。全治は3ヶ月という話です。

これで、オジェック監督は早くもやり繰りを強いられることになります。いろいろなオプションが考えられますが、普通に相馬を繰り上げて三都主の位置に置くか、平川を左に回し、山田を右、トップ下に梅崎という手もあります。

どんな手を取るにしても、三都主が重傷であることを考えると、長期化しますから、しばらくこれで行くという自信のある布陣である必要があります。もちろん、機能しなければ変えることになりますが、優勝するためには機能しない試合は最小限に抑えないといけません。

開幕戦の対戦相手、横浜FMのことは後日書きますが、浦和は三都主が負傷した今でも、オジェック構想は3-5-2と思います。今季は攻撃サッカーを志向して、攻撃的な選手(高原、エジミウソン、梅崎)を補強していますが、近年の浦和のベースは守備で、長谷部の抜けたボランチに阿部勇樹を上げ、DFに堀之内を入れて3-5-2を維持するつもりのようです。

たぶん、開幕予想スタメン(GK都築、DF坪井、闘莉王、堀之内、右アウトサイド平川、左アウトサイド相馬、ダブルボランチ鈴木啓太、阿部勇樹、トップ下山田、FW高原、エジミウソン)の3-5-2なら、守備はある程度計算が立つでしょう。ただ、ボランチが長谷部に代わって阿部勇樹になっているところがポイントで、どうしても攻撃力は多少劣ります。

そのため、このスタメンなら、トップ下の山田に掛かる負担は大きくなります。後ろからのフォローが期待できない分、下がってボールを受けたり、前へドリブルで突き進んだり、エジミウソンが流れたら点を取る為に真ん中へ突っ込んだりと、いろいろな役割を要求されます。

山田は運動量が多い選手ですから、動き自体はできると思います。ただ、芸術的なスルーパスが出せる選手ではないですし、キープ力もそれほど高くないので、ポンテと比較してはかわいそうです。山田らしいトップ下の姿を見せてくれることを期待したいです。
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