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史上最強の大関はどちら?

2008-03-12 21:06:11 | 他スポーツ
大関止まりで現役を引退した力士といえば、かつての朝潮のように9勝6敗がいつもの成績で、クンロク大関と呼ばれたり、晩年はかど番の連続で弱くなって去るというイメージがあります。そんな大関の中では、(まだ横綱になる可能性はありますが)史上最強と言えるのは現役の魁皇と千代大海だと思います。

魁皇が誇る記録は、大関以下の力士では史上最多となる5回の優勝です。なかなか関脇の壁を破れなかった遅咲きの力士ですが、驚異的な力士生命の長さを見せ、今でも現役です。今となっては、大関在位の場所数で、かなり上位にきています。

対する千代大海の記録は、不滅の記録と言われていた、先代貴ノ花の大関在位50場所をついに破ったことです。21,2歳で大関に昇進して、一度も連続して負け越さず、30歳過ぎまで大関を守らないとできない記録です。千代大海も、息の長い力士になりました。

ただ、先代貴ノ花こそ最強と思われる方もいらっしゃると思います。それは、魁皇も千代大海も、かど番の回数が多いからです。魁皇のかど番は、ほとんどが負傷で、その強すぎる筋力に体が耐えきれなくなるのでしょう。大関から落ちたら即引退を口にしていますが、かど番の7勝7敗の千秋楽をしのいだり、ぎりぎりの場所もありながら現役を続けています。

対する千代大海は、負傷もありますが、皆勤して負け越すこともあります。しかし、千代大海のすごいところは、かど番になると力以上?のものが出ることです。かど番になると、序盤から白星を先行させて、11日目くらいには勝ち越しを決めていることが多いです。11回もかど番を迎えていながら、千代大海の引退の危機はほとんど聞いたことがありません。

こういう対照的なキャラクターなので、のちの世の人が千代大海と魁皇のどちらが強いかを議論したら、なかなか結論が出ないかもしれません。おそらく、優勝回数が多い魁皇を評価する意見が多いでしょうが、千代大海の大関在位場所数も捨てがたいという話になるのではと思います。
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