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トルコ大統領選迫る 中東の未来を占う"イスラム圏の大国"のゆくえは

2018年06月04日 06時28分01秒 | 日記

トルコ大統領選迫る 中東の未来を占う"イスラム圏の大国"のゆくえは

トルコ共和国の大統領選と国会総選挙が6月24日に行われます。大統領選には現職のエルドアン大統領のほか、最大野党の中道左派・共和人民党(CHP)のインジェ議員、2017年10月に設立された新党である中道右派・優良党の女性党首アクシェネル元内相、クルド人系の国民民主主義党(HDP)のデミルタシュ前共同党首ら6人が出馬予定です。

 

シリアやイラクなどのアラブ諸国やイラン、ギリシャ、ブルガリア、さらに黒海を挟んでロシアとも国境を接するトルコは、西洋と東洋の架け橋であり、地政学的にも非常に重要な国です。中東の大国とも呼ばれ、政教分離や世俗主義を国是とするなど、イスラム圏の中ではいち早く民主化を推し進めた国でもあります。

 

本欄では、中東の未来を左右する大国トルコの大統領選の模様について見ていきましょう。

 


天安門事件から29年 香港の民主活動家インタビュー「恐怖に支配されない」

2018年06月04日 06時25分17秒 | 日記

天安門事件から29年 香港の民主活動家インタビュー「恐怖に支配されない」

天安門事件から29年 香港の民主活動家インタビュー「恐怖に支配されない」

 

 

《本記事のポイント》

  • 天安門事件は、中国共産党による一般市民への虐殺事件
  • 香港の未来は中国の未来と密接に関係するため、中国内部から変革させる
  • 民主化した中国の未来を心に描き、正しいと思うことを行動に移す

 

ハン・タン・チョウ

プロフィール

(Hang Tung CHOW)1985年生まれ。ケンブリッジ大学、マンチェスター・メトロポリタン大学、香港大学を卒業。法廷弁護士。

中国共産党による民主化弾圧事件である「天安門事件」から、6月4日で29年目を迎える。

 

香港ではその日を前に、民主化を求める団体の呼びかけにより、1100人規模(警察発表は約600人)のデモがこのほど行われ、中国共産党の独裁体制に抵抗する動きが起きている。

 

編集部は、中国の自由・民主主義の実現を後押しすべく、これまで数多くの民主活動家を取り上げてきた。今回、その一つである民主化団体「香港市民愛国民主運動支援連合会」の副主席であるハン・タン・チョウ氏のインタビューを紹介する(2016年7月号記事)。

 

 

中国内部を変革させる

――天安門事件について、どう感じていますか。

チョウ氏(以下、チ): 天安門事件は、中国共産党政府が軍事力を使って一般市民を弾圧した、虐殺事件であったと思っています。一般市民には、対抗する手段がなかったのですから。

 

 

――活動を続ける中で、中国からの圧力を受けましたか。

チ: 中国と取引のある香港企業は、私たちの活動に加わる人々と関係を持ちたくないと考えています。自分たちの仕事に影響が及ぶからです。

 

つまり、中国政府は、誰かを捕まえて刑務所に入れるのでなく、ビジネス界に影響力を持つことで、見えない圧力をかけているのです。

 

ただ、1997年の香港返還後、中国政府が期待したようには、香港の人々が中国に親和性を感じない状況を見て、焦っていると思います。そのため、書店関係者の拉致事件(*)のような、力に訴える手法を取り始めているのでしょう。

 

 

――香港は、将来どうなると考えますか。

チ: 香港の未来は、中国の未来と密接に関係しています。カギとなるのは、香港の人たちが、中国大陸の民主化運動を支え、中国を内部から変革させることです。香港だけに注目していても、香港を変化させることはできないと考えています。

(*)中国共産党に批判的な本を出版・販売していた香港の銅鑼湾書店の関係者が、2015年10月以降相次いで失踪した事件。

 

 

恐怖に支配されない

――香港の自由を守るために、他国をどう巻き込んでいきますか。

チ: 香港は、中国と世界をつなぐ中継地点としての役割を持っています。中国の民主化を目指す活動家を支援し、彼らの声を世界に伝え、国際社会から中国政府に圧力をかけたいのです。

 

気をつけなければならないのは、香港が孤立することです。中国大陸にいる人々とつながりつつ、世界ともつながっていかなければ、共産党独裁政権の弾圧に耐えて、香港が生き延びることはできません。

 

 

――これからどう活動していきますか。

チ: 人間は誰にでも恐怖心があります。しかし、恐怖心は、自分が正しいと思う気持ちや行動に歯止めをかけてしまいます。だから、恐怖にばかり思いを向けるのではなく、民主化した中国で本土と香港の人々がオープンに語り合っている未来を心に描き、正しいと思うことを行動に移していきたいです。

 

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