天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

すばらしい前傾・若隆景

2021-05-11 05:22:16 | 大相撲



大相撲五月場所二日目、前頭筆頭・若隆景の相撲にすがすがしさを感じた。相手は大関・正代。立ち会いから一方的に攻めて大関に何もさせず、寄り切った。
両者の相撲に対する姿勢の違いが極端に出た相撲であった。正代は大きくて身体そのものの力で圧倒する取り口。問題は腰が高いこと。これでよく大関にまで上ったと思うほど姿勢は良くない。突っ立っている。前傾して脇を締めて突き上げるように押すのが相撲の王道だが、それを外れて大関になった稀有な力士が正代である。これで長続きするのか疑問だが先場所負け越して今場所が角番。
正代の悪さの正反対の力士が若隆景で、王道が邪道を葬った一戦であった。さて、正代勝ち越して大関を守れるか。



相撲は「人」という字の右側の部位のように相手のふところに入るのがいい。それを完璧に見せてくれた若武者に拍手。
若隆景:身長182cm、体重127kg、得意技右四つ・寄り。




磐石の腰のおとし方
コメント
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