氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

世界大戦争

2006-01-28 10:16:54 | 懐かしの映画
「世界大戦争」は昭和36年に東宝が総天然色で制作した映画です。
監督 松村宗恵 特技監督 円谷英二 出演 フランキー堺 星由里子 乙羽信子 宝田明 笠智衆

この頃はアメリカとソ連の二極化が深刻で「第三次世界大戦」は何時勃発するか知れない時代でした。
「大陸間弾道弾」が飛び交う「核戦争」の恐怖は現実の物だったのです。
この「世界大戦争」は決して子供向けの映画では無かったのです・・・

アメリカプレスクラブの運転手、田村(フランキー堺)は妻(乙羽信子)と娘、冴子(星由里子)とささやかながら幸福な家庭を築いていました。
冴子は恋人の無線通信士、高野(宝田明)と婚約しています。
そんな平和な日本の生活をよそに「同盟国」と「連邦」の二大勢力は一触即発の臨戦態勢を続けていた・・・

「連邦軍」の艦船と「同盟国軍」の航空機による軍事衝突から全面戦争に事態は急転する。
日本政府は停戦と和平を必死で呼びかけるが「第三次世界大戦」は始まってしまい東京にも「核ミサイル」は飛来してくる・・・

高野と冴子のアマチュア無線による最後の交信「・・・コウフクダッタネ・・・」はとても悲しかった。

この映画の翌昭和37年には「キューバ危機」が勃発し「第三次世界大戦」の恐怖はマザマザと甦ります。
映画での恐怖が現実の恐怖に成ります・・・
ちょうど小学校の修学旅行で伊勢に行く時でした。
今でも良く覚えています。

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