氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

治大国若烹小鮮

2006-10-21 00:05:26 | 名言
老子の名言です。
「大国を治めるは小鮮を烹(にる)がごとし」
小魚を煮炊きする時は箸で突付き回したり蓋を開けたりしては駄目である。
小魚の身や骨が型崩れして汁も濁ってしまい見た目も味も悪く成って仕舞います。
味付けと水加減や火加減を慎重に見守る。
此れが小魚の佃煮や甘露煮を上手く作る秘訣です。

国家を治める秘訣も老子は此処に有ると言っています。
為政者は大所高所に立ち黙って睨みを効かすだけで細かく介入しません。
老子の理想は「無為自然」に有るのです。

多すぎる官僚の弊害は紀元前の昔から有ったのですね・・・