氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

高雄牛乳大王

2006-07-24 00:16:32 | 台湾懐旧
「高雄牛乳大王」は台湾で大流行したドリンク物で有名な店の名前です。
初めて飲んだ時にはドリンクの500ccカップには驚愕しました。
飲んでも飲んでも無くならない・・・

南国台湾の豊富な果物のジュースが数多く有りました。
「柳丁原汁」とは「フレッシュ・オレンジ・ジュースの事です。
甘くて酸味の有る「柳丁原汁」は美味しかった。

亡八蛋

2006-07-23 00:23:06 | 台湾懐旧
「亡八蛋」も「混蛋」と同じく罵りの言葉で意味も同じです。
「亡八」は「八徳」を忘れた「人でなし」の意味も有る。

八っの徳目は「忠孝仁愛信義礼智」だったかな?
日本のとは少し異なるかもしれません・・・

台北市の道路の名前にも使われている。
市内を東西に貫く「忠孝路」「仁愛路」「信義路」の道路の名前に成っています。

立派な名前の道路ですが走っている車や歩行者の交通ルールは話しに成りません。
名前が泣きそうな交通マナーで驚かされる・・・


混蛋

2006-07-22 00:11:45 | 台湾懐旧
「混蛋」は台湾での標準的な罵りの言葉です。
関東での「馬鹿」や関西での「阿呆」に相当する言葉で有る。
混じった玉子が何故に罵りの言葉に成るのか?
私は学者や研究者で無いので確かな事は判りません。

中華文化は純潔を尊ぶので「混蛋」の混じると言う意味が悪いのか?
「混蛋」では母親が特定出来ないので罵りの言葉に成るのか?
語源にとても興味が有ります。

日本語の罵る言葉には「母親」や「血統」に関する言葉は少ないと思う。
中国語には「母親」や「祖母」に関する言葉が非情に多い・・・
英語の罵りの言葉に似ているのが面白く感じます。

2006-07-21 00:10:11 | 台湾懐旧
台湾では「蛋」と書いて「卵」の意味なんです。
鶏の玉子は「鶏蛋」と書き日本語でも「鶏卵」と書きますね。

「卵」と書けば・・・少し違う意味に成る。
「睾丸」の意味に成るのです。
同じ漢字の文化なのに意味が微妙に異なり誤解が生まれる・・・

「手紙」と書けば・・・「ティッシュ(鼻紙)」の意味に成ります。
「信」が日本語の「手紙」に成る。
色々な誤解が何とも面白い思い出を作ります。

蛋餅

2006-07-20 09:44:17 | 台湾懐旧
「蛋餅」は台湾の早朝から午前中に街角の屋台で売られています。
鉄板の上に小麦粉を溶いたタネを薄く流し小口切りしたネギを散りばめて焼く。
クレープのような生地を作るのです。

その横に鶏卵を割り落し目玉焼きを作る。
最初の生地を目玉焼きの上にのせて焼き上げると「蛋餅」の完成です。

クルクルクと巻き上げてサクサクと切り分ける。
醤油を付けて食べる・・・台湾の代表的な朝食メニューです。

私の台湾での朝食の定番メニューでした。
簡単ですから我が家でも作って食べると懐かしい台湾の思い出が甦る。

魯肉飯

2006-07-19 00:25:17 | 台湾懐旧
「魯肉飯(ローバープン)」は台湾の軽食メニューの王様です。
こってりと煮込まれた煮汁タップリの「豚角煮」が丼飯の上にのっている。
屋台メニューの中でも格安なお値段(10元~)でボリュームも満足でした。
日本の「牛丼」のような質実剛健な食べ物です。

移動可能な屋台か常設の固定屋台で食べられます。
料理屋や食堂では見かけないメニューでした。
田舎の大衆食堂や定食屋でも「魯肉飯」は見かけます。
忙しい時の昼食に良く利用しました。

台湾で「肉(バー)」と言えば「豚肉」で牛は「牛肉(グゥーバー)」と言は
ないと出てこない特別な肉です。
久々に「魯肉飯」が食べたく成りました。




担仔麺

2006-07-18 00:19:49 | 台湾懐旧
「担仔麺」は台湾の代表的な麺料理です。
古都「台南」が有名ですが台湾全土で食べる事が出来る。
「担仔麺」は字の如くに「担い売り」の流しの屋台で売られたらしい。
日本の古典落語に出て来る「時蕎麦」や「時饂飩」の世界と同じです。
台湾でも昔の色町の付近で「担仔麺」はお馴染だったらしい。

小ぶりの器に入った「担仔麺」は何杯も食べられる。
麺が半玉くらいの量でモヤシと甘辛の豚ひき肉に香菜が定番です。
少し高級なバージョンは煮玉子が半分のっている。

「宵夜(夜食)」に食べるのには最適な食べ物でした。

肉粽

2006-07-17 00:00:16 | 台湾懐旧
「肉粽(バーツァン)」も台湾の代表的な軽食です。
日本の粽(ちまき)と異なり「三角おにぎり」の形で竹の皮で巻いてある。
豚肉の角煮や椎茸入りの「オコワ風」です。
脂濃く香辛料も沢山入っているエスニックな食べ物で一個で満足する。

三角顔の人は「肉粽」と渾名を付けられ・・・私の友人もそう呼ばれていた。
イラストレーターの「南伸坊」さんみたいな顔です。

「肉粽」は「三角おにぎり」の形で竹の皮に巻いてあると書きましたが・・・
正確に言えば「三角錐」の形でピラミッド(四角錘)に似ている。
一度食べれば癖になる不思議な食べ物です。

オアチェン

2006-07-16 00:21:58 | 台湾懐旧
「蚵仔煎(オアチェン)」も夜市での代表的な食べ物です。
牡蠣の玉子入り「お好み焼」のような軽食で大人も子供にも大人気のメニュー。
赤いケチャッフ味のソースを付けて食べます。
店によってはレタスのような野菜も入っていました。

私は「蚵仔煎」に「オタフクソース」をつけて「青海苔」と「粉鰹節」を振り掛け
て食べてみたかった・・・
酸味の強いケチャップ味のソースはオムレツみたいでイマイチです。

台北だけではなく台中、台南や高雄の夜市でも「蚵仔煎」の屋台は見かけた
ので台湾の代表的な軽食かもしれない。
香港やシンガポールの屋台では見かけませんでした。

瀬戸内の「日生」には「カキおこ」と言う「牡蠣入りのお好み焼」が有る。
台湾の友人達に食べさせたら何て言うのか?興味が有ります。
未だ食べさせた機会は無いのですが・・・
大阪の「お好み焼」は台湾人にも好評でした。

基隆天麩羅

2006-07-15 09:30:01 | 台湾懐旧
台北の夜市で「基隆天麩羅」の屋台を良く見かける。
「基隆」は北部の港町で有名な地名です。
「天麩羅」と言っても衣の無い魚のすり身を揚げた「薩摩揚」でした。
「日本時代」の名残でしょうか「テンプラ」と発音します。

面白い事に「関西」でも「薩摩揚」の事を「天麩羅」と言う・・・
衣の付いた「天麩羅」も「テンプラ」と呼ぶのでややこしいのですが。
オデン種の「ごぼう巻」は「ゴボテン」で「薩摩揚」は「ヒラテン」です。

「基隆天麩羅」は四角な「ヒラテン」を対角線上にニ分割した「三角形」で
揚げたての熱々を赤いソースを付けて食べる。
お味は日本の「薩摩揚」と同じで美味しかった。