サラリーマン活力再生

対米追従の政治家・官邸・マスコミ等と闘う「民族派」「国益派」を応援し、「安心して暮らせる社会」を目指すブログ

220337 初代EU大統領にベルギー首相②~この選出の裏には欧州貴族全体に一体感が存在

2009年11月23日 | アメリカ:闇の支配勢力と略奪闘争
220337 初代EU大統領にベルギー首相②~この選出の裏には欧州貴族全体に一体感が存在
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 09/11/22 PM07


『EU大統領誕生の裏』(国際戦略コラム目次)リンクより転載します。
----------------------------------------------------------------
EU大統領には事前予想では、英国のブレア前首相になると見られていたが、ベルギーのファンロンパイ首相になった。この選出の裏を検討したい。

11月21日の中田さんの講演会でも、話題になったのがビルダーバーグ会議の非公開の臨時会合(夕食会)でEU大統領は決まったというのである。ヨーロッパ貴族たちの会合で決めたというのである。その中に米国のキッシンジャーもいた。

EUの中心国家はドイツ、フランス、ベネルックス3国であり、この中心であるベルギーのブリュッセルに本部がある。英国は、その意味では非中核国である。

ビルダーバーグ会議の議長は、エティエンヌ・ダビニオン子爵である。ベルギーのソシエテ・ジェネラルの副会長である。このようにビルダーバーグ会議もベネルックス3国・ドイツ・フランスなどの貴族と繋がっているが、ドイツもフランスも王家がないために、どうしても、オランダとベルギーの王室が中心になる。

ヨーロッパの貴族はヨーロッパ貴族間の結婚が一般的で、上部支配階層が親戚関係にある家族が多い。このEUの貴族の権利を守るために、ビルダーバーグ会議が設定されて、その場で貴族間の利害調整を行っているようだ。

たとえば、オランダ国王のベアトリックス女王などがヨーロッパ貴族の中心であるが、ベアトリックス女王はドイツ人のクラウス・フォン・アムスベルクと結婚している。また、先祖がジョージ3世に連なるため、イギリス王位継承順位810位前後に位置する継承権者でもある。ベルギー国王アルベール2世もイタリアの貴族の娘であるパオラ・カラブリアと結婚している。このようにヨーロッパ貴族全体に一体感が存在する。

ベルギー王室と日本の皇室は昔は親密な関係にあったようで、今上天皇と前国王ボードゥアン1世の個人的友情によるが、弟のアルベール2世が即位して以降は、以前ほど両家の関係は緊密ではない。これに代わって、オランダ王室との関係が良くなっている。このため、雅子様も休養ためにオランダ王室の宮殿でお過ごしになっている。このようにヨーロッパの貴族、王室の中心であるベルギー、オランダ王室との絆を日本の皇室が担っているようである。

ビルダーバーグ会議は、利害の調整を行うことが使命であるために、ブレア前首相がEU大統領になれなかった英国の不満を抑えるために、初代の外相級ポストの外交安全保障上級代表には英国出身の女性で欧州委員(通商担当)のキャサリン・アシュトン氏(53)が就任した。

EU理事会では、ドイツ・フランス・イタリア・英国10票、スペイン8表、ベルギー・ギリシャ・オランダ・ポルトガル5票、オーストリア・スウェーデン4票、アイルランド・デンマーク・フィンランド3票、ルクセンブルグ2票であり、そこで決議をするが事前にビルダーバーグ会議で決めて、EU理事会は全会一致にするようである。それはEU理事会で議論すると、ヨーロッパ貴族の権利を守れないと言う意識が働いているようである。

今後、欧州中央銀行(ECB)の次期総裁人事が決まるが、フランス出身のトリシェ現総裁であるので、ドイツ連邦銀行のウェーバー総裁やドラギ伊中銀総裁らの名前が上がっている。欧州委員会の委員長はバローソ委員長であり、ポルトガル出身である。
----------------------------------------------------------------

 

コメントを投稿