先日から試しているSeide PC-VT2000ですが、今回女声ボーカルのレコーディングに初投入。
自分の声で試し録りしてみてなかなかの重心の低さ把握していましたが、もともと低域はそれほど多くないお声のシンガーさんですからモッサリすることは無くむしろちょうど良いくらいでした。
特にトランジスタに慣れてるとその回路の違いから(電子が飛んでく時間分?)アタックの違い、それによる粘り気が何とも心地良いアナログ感を醸し出してくれます。
ただトランジスタの様にシャキシャキしてないので声自体にアタックや芯が無いと負けてしまうかも知れませんね。
要は下手な歌はより下手にw
しっかりとした発声が出来ない自分なんかにはむしろトランジスタの方が合うのでしょうが、今回のシンガーさんの様に元々がパキッとした方、若しくは女声ボーカルさんには予想通りの良い手応えです。
特にコーラスのトップパートでのファルセットも痛くならず実にまろやかでスゥイートです。
前回に同じシンガーさんをAT4050で録ったテイクと聴き比べるとそのキャラの違いは歴然。
AT4050は実にスッキリしていて清々しくナチュラルな音色で、それに比べるとPC-VT2000は少しコンプレッションが効いていてもっと体温を感じる様な音色。
どちらも素晴らしく甲乙付けがたいところですが、やはりPC-VT2000は女声に使いたいですね。
字面やその見てくれからは想像しにくいですが、ドイツ語でシルクのことをSeideと言うそうです。
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