
AKAIのS3000XLといいます。サンプラーです。
これまたネットオークションで仕入れたものです。
サンプラーってのが出始めの頃はE-muなどが数百万円もした時代もありましたが、今ではすっかりPCでのソフトサンプラーに取って代わられ中古市場でも数千円か2~3,000円でも買い手が付かないほど衰退してしまいました。
実際このS3000XLも最大メモリ容量は32Mまでしかなく今ではなかなか使い道がありません。
それ以前に普段使っているMOTIFやらなんやら最近のPCMシンセにそこそこ高機能なサンプラー機能が付いておりますので。容量も512Mとかで。
なのに今回オークションでこいつを落札しようと思ったのは出品者の方がオマケで付けてくれたサンプリングCDのライブラリー各種に惹かれたからであります。
これが実に自分好みなラインナップで、Piano系やアコギ系、最近よく使っているエレクトリックシタールやマンドリンなどのエスニック弦楽器など正にツボでした。
ほとんどのソフトサンプラーはAKAIフォーマットに対応してるので、AKAIのサンプラーだけでなくPC上のDAWなどでもバリバリ使えます。
これらの素材だけで新品で買えば10万円くらいかかってしまうかもしれません。
気持ちとしてはもうちょっと投資して差し上げたかったのですが…
出品者様ありがとうございます。

しかし、せっかく我が家にやってきたS3000XLです。
ちょっと改造して有益に使いたいと思います。
まずは液晶のバックライトが消えそうでしたので以前使ったEL発光シートの残りを使って復活。
(でもAKAIの機材に緑のライトはちょっと似合わないので後ほど青に換えましょう)
そして、この頃のAKAIのサンプラーはフロッピーでOSを読ます必要もないのでフロッピードライブはさよならして、MOドライブに換装。
このMOドライブは内部の基盤にSCSI接続しますが、ライブラリを読み込む為の外部CDドライブもリアパネルからSCSI接続されています。
どうやら二台同時には認識しないようなので本体側でIDを切換えながら使えば良い様です。


さあ、これでどうコイツをどう使おうかですが。
そもそも、サンプラーってのは何らかのライブラリーを読ませたり自分で何かをサンプリングしたりしなければ只の箱にすぎません。
言い換えれば、使う人次第で何にでも化ける事ができるモノマネの達人です。
PianoにもStringsにも、ドラムのループを入れればイカしたBeetも奏でてくれます。
しかもPCMとは違って圧縮していないので音に開放感があるし、PCから他の音と一緒に出力するより独自の回路を通るので、よりコシのあり立体感のある音が出せます。
しかし32Mしかないのでそこそこクオリティーの高いプログラムだと精々2~3音色がいいとこでしょうか。
Rhodes専用音源とかGuitar専用音源などにしてライブで使ってみるのも面白いかも。
さて、何色に染めてやりましょうかねぇ。
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