キーボーディスとはライブの現場で複数の鍵盤楽器を使用することも多いのですが、そのせいで譜面が必要な場合大体置き場所に苦労させられます。
キーボード二段重ねにしてその向こうに譜面台を立てた日にゃ老眼じゃなくても見えたもんじゃありません。
そこで各々段ボールやら針金やら使って工夫を凝らし自作するのですが、なんせ手作りの即席譜面台…すぐにボロボロになったるするもんです。
自分も以前自作した段ボールやガムテープ製の物も最早存在すらしていません
先日より、久しぶりにサポート演奏の現場に出かけてるものの、やっぱり譜面台を横に置いていては目線の移動距離が大きすぎてなんともやり辛い。
なんか良い物はないかと家の中を物色しておりましたら…お、何やらいいもの発見。
以前サウンド◯ウスで購入したK&M製のマイクスタンドなどに取り付ける譜面台なのですが、ちょっとこれを改造してみちゃいましょうかね
うちに転がってる部品やネジを組み合わせてみましょう。
さながらその場にある物を利用してピンチを切り抜ける冒険野郎マクガイバーの如きです。
(?な方は是非検索して下さい)
エル字に組んである元の部品を外してこんな風に組んでみました。
蝶ネジの部分を緩めることでストッパーになるパーツがスライドしてこれを乗せるキーボードの奥行きに合わせられるようにしてあります。
滑止めにラバーも貼ったりして
総じて上段のキーボードは手前に傾けてセットしますのでこのストッパーがないとずり落ちてきちゃうんですね。
単に卓上用譜面台も製品として販売されていますが、それらが上段のキーボードにセットできないのはこれが理由です。
早速セットしてみましょう。
譜面台の下角にもちゃんとラバーを貼っときましたから容易に滑らないししっかり固定されていい感じです。
しかしこの元の製品自体、歌い手が歌詞を置いたりするのが本来の目的かと思われますので譜面を置く面はかなり小型で狭い。
(おかげで小物プラケースにスッポリ入りますが)
折畳めるようなパネルを作って置いてもいいけど取りあえずは冊子タイプのクリアファイルなどを使ってみましょう。
3~4ページある譜面を行ったり来たりする時はめくらなきゃならないのでちょっと手間だけど、譜面もスッキリ整理されて取扱いも楽ですしね。
え?上の鍵盤の液晶画面が見えないけどいいのかって?
いいとこに気がつきましたね。
YAMAHAのキーボードはほとんどの機種で右手に音色選択ボタンが16個並んでおり、それぞれに何番が選択されてるかを表示するLEDが付いているのです。
つまり液晶画面で音色を確認することなく"A-3"とか"B-12"とか瞬時に選択できるんですね。
これはDX7から最新のMOTIF XFまで一貫してる仕様です。
これがKORGだったりすると音色選択は10キー入力を使って表示は液晶画面上のみだったり、液晶画面のタッチパネルを直接操作だったりするのでこういった譜面を置いたりする使い方だと厳しくなりますね。
←左YAMAHA 右KORG
この音色をダイレクトに選べるボタンがあるが故にYAMAHAのキーボードをマスター鍵盤に選択するミュージシャンも多いと聞きますが納得です。
ダイレクトな音色選択ボタン
踏込みが深く、微妙なコントロールのしやすいボリュームペダル
良質な鍵盤
等々、こういった演奏する際に重要なところがしっかりしてるのはやはりエレクトーンの研究、開発も大きく影響してるのかと思わせます。
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