Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

Porsche Design 5620

2013-06-18 09:27:53 | プライベート
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Porsche Designはその名の如く、ドイツ車のポルシェ911をデザインしたポルシェさんが70年代にお作りになったデザインメーカーであります。
そのジャンルは幅広く、時計や鞄、メガネ等のファッション系からLacieのハードディスクや文房具、そしてウチの機材車…もとい愛車のスバル・レガシィ BHの限定モデル「BLITZEN(ブリッツェン)」もポルシェ・デザインによるものであります。


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そんなポルシェ・デザインが80年代初頭にサングラスブランドで世界中を驚かせたのがこの"モデル5620"
オノ・ヨーコ、マイルス・デイヴィス、レディー・ガガからスティービー・ワンダー、国内でも吉川晃司を始め著名なアーティスト達が使用しておりました。


金属のフレームにポリカーボネートの一枚レンズをボルトで止めただけの構造ですが、実にシンプルで実に大胆。
こめかみまで覆うカーブと目の窪みを全てカバーする大きさは、サングラスというよりゴーグル的機能に趣が向いているかと思われます。
察するにポルシェさん、クラッシックなオープンカーでこのモデルを…なんて考えていらっしゃったのではないでしょうか。


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既にビンテージの枠に入れられており当然絶版品であるため中古でしか手に入りませんが、今回偶然にもオークションで見つけてしまい、資金も無いのに押さえてしまいました。(;´Д`)ヤバイ
中古市場でも3~4万位で取引されてるようですが、その半額以下で落札できたのでまあ良いのですが。


て言うか、レアものであるにも関わらず入札数もさほど飛び抜けて多くなかったのはやはり大胆すぎて一般的には使いにくいからかもしれないなあ。
そりゃ鞄に入れとくにも相当かさばる事この上無し。
バイクや自転車などでファッショナブルに決めるなら良いが、よっぽどトンがってなきゃこれかけて電車なんて乗れたもんじゃない。
幸いにも自分にはステージという場所があるので使いどころは十分あるし、所謂コレクター・アイテムとしても実に満足できる代物である。


因に、復刻版としてP8479というモデルが現行で販売されており、そちらは新品でも2万前後と常識的なお値段だ。
ただしこのP8479は正確には5820という当時のスモールモデルの復刻版。
フレームやパーツは同じ物らしいけどサイズやシェイプは全然違いますのでご注意を。
でも気軽に普段使うならP8479の方が扱い安そうですね。


左: P8479 / 右: 5620
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非常に軽量で、視界にフレームも無く顔の半分近くを覆っているのでかけてるのを忘れるくらいかけ心地良し。
室内でも大丈夫なくらいの濃さなので急にトンネルなどに入っても違和感は少ないだろう。
ただし、この5620をかけてうちのiMacを見ると…画面に黒い影ができる
他のAppleのシネマディスプレイやAir Macの画面ではそんな現象おきないので、ガラスコーティングされた液晶ディスプレイと相性が悪いのかもしれない。
ちょと不思議…


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