月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

梅雨到来~初観察会~

2010-06-21 21:56:38 | キノコ
いよいよ梅雨シーズンも開幕、今年度初めてのキノコ観察会に参加した。

天気はときおり雨がぱらつく典型的な梅雨空。それでも終始、大崩れすることもなく、ある意味理想的な天気だった。

場所は市街地から少しはなれた丘陵地にある城跡。かつて荒れるに任せていた土地を、地元の保存会の方々が整備し、いまではそれなりの史跡として見学できるほどになっている。

林内はものすごい湿度だが、まだキノコの姿は少ない。それでも小型キノコならば、いたるところに見られた。


ビロードツエタケ、小さなキノコ博士と競演。このあとスコップで念入りに根っこの部分を掘り取っていた。教えたわけでもないのに立派。


動物のフンにキノコが生えているとのことなので念入りに見てみた。ん~~?


あっ、これ?緑のヤツ。キノコと言っていいのかわからないほどの小ささだけど、茶碗型してるから、一応。よくみるとマッチ型のものも生えてる。役割が違うのかな?



今日の戦果。クヌギタケ属、モリノカレバタケ属、シロホウライタケ属、ダイダイガサなど、小型の腐朽菌が大半を占めた。大型のものはサルノコシカケ類をのぞけば、ベニタケ類がそこそこ(つってもヒビワレシロハツばっか)見られたくらい。テングタケはまったく見られなかった。

それでも梅雨のはしりとも言うべきキノコがそこそこ見られたので、ひと通りは満足。そんでもやっぱりイグチやテングタケが待ち遠しいな。