Hobo's File by KINO

道の向こうへ歩いて行けば 違った空が見えてくるんです

空の下の違った風景を見ていたら 色々感ずることもあるんです

なでしこJAPAN敵地での価値ある逆転勝ち!

2023-04-08 10:09:53 | スポーツ

サッカー女子代表の欧州遠征第一戦、対ポルトガルを深夜のTV生中継で観る。
ランク的には格下の相手だが、大陸間プレイオフを勝ち抜き今年のW杯出場を決めている上り坂のチーム。
試合の入りが悪く、ホームのポルトガルにボールをキープされる時間が長かった。
近年のヨーロッパの各国はどこも力を上げている感じだ。しっかりとしたボール回しができていた。
それでも右からの藤野のクロスを杉田が飛び込んでのヘディングは枠に飛んで惜しいシュートだった。
3-4-2-1を続けてきた日本は少しずつサイドの前目の選手の攻撃への意識が上がっている。
杉田はアメリカへ行ってシュートも多く撃つようになってきた。ボランチの時よりも動きも大きい。
途中交代となったが、走行距離的には一番位に色々な所に顔を出していた。
それでも長いボールに競り負けて、セカンドボールを拾われてのスルーパスからの失点は課題として残った。
身体的にはポルトガルの方が勝っており、ヘディングの争いはことごとく負けていた。
多く得たCKもゴールの香りはしなかった。
ロングボールを蹴らせないように間合いを詰めたり、体を当てたり、CKでは低いボールを蹴るなど工夫は必要だろう。
但し失点から10分程度で、左の杉田を起点に長谷川のゴールで同点として前半を終えられた事は大きな成長の証しだ。
後半には長谷川の背後へのパスを田中が抜け出して押し込んで逆転した。アウェイでの2-1での逆転勝利は価値がある。
後半の終盤は3バックから4バックへ替えて逃げ切った。御大の熊谷を使わずに清水をCBに持って行ったのは驚き!
この間ベレーザで観て来た藤野は、前への意識が強く19歳ながら立派にレギュラーとして活躍した。
後半入った初キャップの守屋はもっとできるはず。早いクロスを入れて行かないと生き残れませんよ。
そして後半途中から入った岩渕は得意のドリブルも活かせず、調子が落ちている感じがした。
このままでは若手の浜野にその座を追われそうな感じさえする。
経験豊かなベテランは熊谷と岩渕だけなので本選へは残すとは思うが?奮起を促したい。
海外組が多くなった為か、先制されてもあまりバタバタせずに修正できるようになってきたのは頼もしい。
次のデンマーク戦も多くの選手と戦術を試しながら勝利を掴んで欲しい。少しずつ右肩上がりのなでしこ達だ!

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