中古本で買って少し寝かせていた「すべてはスリーコードから始まった/石坂敬一 立川直樹」を読了。
図書館で借りて来るとそちらが優先になってしまうが、寝かせてある本も今年中には読んでしまわないとね。反省。
レコード会社の現場から経営の重職を歴任した石坂氏と、長く音楽評論家・芸術のプロデューサーとして慣らした立川氏の対談集。
ロックの黎明期から現在・未来までを忌憚なく話している。オヤジの戯言と言うなかれ、発言の中には真実も未来へのヒントもある。
立川氏は森永博志との対談集「シャングリラの予言」という名著もあり、相手から面白い話を引き出すのが上手い聴き手だ。
この本は2016年に刊行されているが、石坂氏が同年の大晦日に亡くなっている事を思うと残された事が今では貴重です。
時代の生き証人の方々は、出し惜しみせずに記録として残していってほしいと改めて思った次第である。