Hobo's File by KINO

道の向こうへ歩いて行けば 違った空が見えてくるんです

空の下の違った風景を見ていたら 色々感ずることもあるんです

もっとパワーを!

2021-08-20 21:15:00 | 音楽
facebookのコピペでの手抜きにて失礼致します。

暑い中、お初の神保町視聴室へお初の「浮と港」を観に行く。
フォーキーなSSW米山ミサのソロユニット浮(ぶい)にリズム・セクションの港が加わっての
バンド・セット。コントラバスの服部将典は先月NRQで、ドラムスの藤巻鉄郎は今月
池間由布子のバックで観ている。この業界は狭い(笑)。
2,000円のチャージで1ドリンクにスナック付き、更には鳩サブレー1枚オマケの大盤振る舞い(笑)。

段差のある真ん中に席取ると、5分押した18:35に浮のソロで始まった。
ガットギターの弾き語りで5曲程歌うが、声が小さく思わず「ガンバレ」と心の中で囁く。
朗々と澄んだ声で歌うが、いかんせん歌もMCも声が小さいのは難点です。
曲名言ってもよく分からない(汗)。
リズム隊が加わり、やっと声量も適切になって一安心。テンモヘ早々上がらないが、
ワルツのリズムも心地よい。終盤に演ったシャッフル気味な"さかな"って曲はなかなか良かった。
作詞でGofish(テライショウタ)と共作した曲も演ってくれた。思えばGofishとの絡みで
彼女を知ったはず。対バンや誰かの絡みでないとお初の音に接する機会は少ない。
バンドスタイルはともかく、彼女のソロを再び聴く事はないかもしれない。
アンコールで演ったテンャAップした彼女なりのフォーク・ロックが
ワタシにはこの日のベストに聴こえた。80分。

もっとパワーが欲しいよ浮さん!


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「調子悪くてあたりまえ近田春夫自伝」を読了

2021-08-20 13:38:00 | 
図書館で借りて来た「調子悪くてあたりまえ近田春夫自伝」を読了。
今年刊行され、買おうかと考えていただけに図書館で見つけた時は嬉しかった(喜)。
近田春夫とのインタビューを下井草秀が編集して一冊の本にまとめ上げた。
個人的にハルヲフォンはデビュー前から日比谷野音で観た事があり懐かしい。
近田が巧妙なしゃべりで「銀座NOW!」に出ていたのも良く覚えており、
後日「考えるヒット」で歌謡曲コラムを書き始めた時にも頷いたものであった。
ロックからラップ、トランスへと変貌する中で音楽的付き合いは辛くなったが(笑)。
しかし新しもの好きというか、アンテナを張って先を見ていた事は大したものです。
癌を患っていたのは知らなかったが、どうやら上手く克服した様なのが喜ばしい。
本のエピソードに来日時のニューヨーク・ドールズのデビッド・ヨハンセンと
ヤクザとの顛末が綴られているが、これに関して中村とうようが彼のコラムで
近田春夫はなかなか男気のある肝の据わった男と評していた事を記憶している。
おかっぱ頭でチャラチャラした人だと思っていたので、ちょっと驚いたものでした。
文中から伺えるのは昭和の大らかな日々。個が生きた時代に生まれて良かったね近田さん!


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