トホホおやぢのブログ.....

アンチエイジング、自転車、ダイエット、スイム、ラン等々、徒然なるままを・・・

(無題)

2009-02-28 17:49:52 | 自転車事情
 
 アクセサリーパーツのブランドで、ACORってのを扱っている。シマノプロやBBBなんかと混在されがちなんだが、実は微妙に違っていて相当なアイテムが日本のバイクファンのアイデアであったりするんだ。だから、Actionsports Corp ORiginalって話もまんざら嘘ではない。自慢話になるかもしれないけれど・・・・

①バイクポーター
これは、そもそもトライアスロンやホノルルセンチュリーライドにせっかく参加したのに、輸送中にリヤメカを壊してしまったとい話や、安くて良いバイクケースが無いというディラーさんやユーザーの意見から生まれた。


南浦和のパワーコープの合沢さんや、八重洲出版(その昔キャノンデール)の松ちゃん、その他多くの人からのアイデアだった。その昔、山岳部に属していた事が有って海外遠征を夢見ていた頃に、(実際に1978年にはアラスカ迄いった)食料や機材の輸送にプラ段ボールを使っていたことを思い出して、この材料で作ったら耐久性があるに違いないと思い、テストした結果とても按配が良かったのだ。何回でも使えるし頑丈だった。昨年、自分が出た宮古島トライアスロンでは多くのバイクポーターを発見して、とても嬉しかった。

②ケミカル製品・・・・
多くのACORの製品の原産地は、台湾だったり中国・イタリアだったりするのだが、これは日本製。さっき、その昔登山をやっていたと書いたけれど社会人1年生の時にヒマラヤのヒマルチュリ遠征の話があった。会社に休職願いを書いてヒマラヤに行こうとしたら、「辞表を書いてから行け!」と言われそれで登山を止めた。元々アブナイ事が好きなのか?就職した会社で扱っていたオートバイのレースにのめりこむ事に・・・・。勝つためにはオイルや添加剤とかいろいろ実験した。その後、BIMOTAというイタリア製のオートバイやオーリンズというスウェーデン製のサスペンションを扱う商社に転職した。そこでは、オイルや添加剤の開発もしていたので、そっちの業界方面と付き合いも深くなった。自転車マーケットが小さいからなのか?それともやる気が無いのか?グレードの高いケミカル製品は、少ないことを気がついたのは、この業界に足を踏み入れてからまもなく気がつくことになる。幸い、SUMICO潤滑油(住友金属鉱山株式会社の子会社で、潤滑油の日本のパイオニア)さんの協力を得て、純国産で、国産初の自転車専用のマルチルーブ・シリコンスプレー・パーツクリーナーが生まれた。これらは、品質に厳しく辛口な重力技研の萩原さんにも高く評価して戴き、とても感謝している。いま、グリスの開発がようやく終わって、最終的なツメをしている。それと、チェーンのオイルなのかワックスというのか、そんなもののテストもしているので朝のジテツーはとても重要なのだ。
 ちなみにSUMICOさんは、自転車業界のS社はもとより、殆どの自動車メーカー(オートバイ業界を含む)と取引をしているし、過酷なパリダカで彼らの開発したスペシャルなオイルが高い評価を得ているのは、その筋では有名な話だ。