火曜日はすうちゃんおめでとうオフの第2弾でした。名古屋編に引き続き、三河編。前回は「フォーマルオフ」と称しましたが、今回は「晴れ着オフ」にいたしました。よりリラックスして華やかに~という気持ちで。
というわけで今日のコーデは「春爛漫の花盛り」‥桜は過ぎても春はまだまだ花いっぱい。「もの言う花」とばかりに咲き誇るすうちゃん。わたくしも咲きますわ!の心です。
着物は一昨年にヤフオク・古布骨董北條さんでだいぶ安く落札したアンティークの付け下げ、蕨とたんぽぽの柄。この着物、見てわかるようにだいぶ袖が長うございましょ。いずれお袖を切るつもりですが、その前に一度長いまま着ておきたくって。
帯は歌舞伎の時も締めたカヨイコマチさんの。実はこの帯、前回あまりうまく柄を出せなかったので、リベンジのつもりもありました。今回は‥うーん、お太鼓をもっと大きく作ったらよかったなあ~。菖蒲の下にたんぽぽの花もあって、全部は出せないけど花だけでも覗かせたらよかった~。
あーでもないこーでもないとやっているうちに時間が来てしまい、心残りを抱えたままランチ会場へ。少し早く着いたので、お店の前で撮影会です。
ぽんごちゃんは優しい色の小紋に繻子の帯。こってりしたアザミの刺繍が目を引きましたが、ぽんごちゃん自身は市松の地紋の方がよりお気に入りだとか。
misaさんは扇模様の小紋に豪華な織りの帯を二重太鼓、重ね衿でよりおめでたい気分が高まります。この着物、お母様がお召しだったそう。いいな。
ずずさんは色っぽい紫の、雲のような柄の小紋。帯揚げ帯締めの赤が印象的です。半襟はビーズ。
わいわいやっているところに、主役登場!
甘いピンクの付け下げに鮮やかな群青の牡丹帯、ぱっと花が咲いたように場が明るくなるのはすうちゃんの人徳でしょうなあ。
ことりちゃんも来て、ランチタイム。オードブルの後はパエリア。6人分のパエリア、迫力です。お味もよろしゅうございました。
ランチの後の撮影会。満腹艶女でございます。
ことりちゃんは紫の鮫小紋に「すうざんや」のアンティーク帯。そういえばことりちゃんの柔らかもの姿は初めて見ます(舞妓姿を除く)。ぐっと色っぽくなりますなあ。
クイズ。どれが誰の足でしょう?
ことりちゃんはお子さんが心配だとてここでお別れ。名残を惜しむ、お別れのハグ。おんなのこはぎゅっとするとやわらかくてきもちいいです。
さて、ランチの後は岡崎公園へ。藤がそろそろ咲いていないかなあ~?名残の桜の下をそぞろ歩きます。
「純情きらり」のロケもあった河原の道。走るぢょゆう。
キャーー!!ずずさんもぢょゆうに?ヒッチコック「鳩」
お茶屋さんで一休みしているところに白雪ママさん登場。薄紫の小紋に紫いろの道行、ビーズ刺繍のバッグも京紫。帯は「寿」柄でおめでたく。
ここでmisaちゃんとはお別れ。名残のハグ。
このあとまた藤棚に行き、早咲きの藤を眺めて帰途につきました。
帰り道、すうちゃん宅に寄せていただき‥わたくし、またしても着物をもらってしまいました。どうもありがとう、すうちゃん。
お天気もよく、おしゃべりも弾み。たいへん楽しい一日でした。
すうちゃん、皆さん、どうもありがとうございました。また一緒にお洒落して集まりましょうねえ。
藤はこれくらいでした。
みっちゃんに髪を結ってもらって出かけた先は、名古屋御園座の「陽春花形歌舞伎」でございました。髪結いさんに行ってお芝居に見に行くなんて、まるで良家の奥様みたいでしょ!
着物は紅型小紋、私には珍しい誂えもの。帯はカヨイコマチさんの春花刺繍名古屋。半衿は白のビーズ、帯揚げは抹茶縮緬、帯締めは抹茶三分紐、帯留めと簪はは竹蔵龍さんの雪月花と冨貴花。おお!私には珍しく、もらいもんがないぞ。
今日のメンバーです。ぽんごちゃん、わたくし、にっぽんちゃん、ぶるちゃん。歌舞伎好きのにっぽんちゃんの案内で、幕間のゴハンを予約して席へと。
一番安い3階席だけど、正面でとても見やすい席です。イヤホンガイドとオペラグラスを用意して、さぁ幕が上がります‥。
一幕目「盟三五大切かみかけてさんごたいせつ」。これは忠臣蔵のサイドストーリーらしい。男女の愛憎ドロドロと仇討ちの大儀名分とが絡み合って、何とも言えん濃ゆい情念の世界がケレン味たっぷりに繰り広げられます。途中の幕間にランチをはさみながら、芝居の世界に酔いました。
泥絵の具を塗りたくったような世界の中で、ぱっと目に入る鮮やかな場面場面が、このお芝居の醍醐味かも。居直って座り込む色悪の真っ赤な褌、騙した浪人に切り殺される元芸者の帯を解かれつつ苦しみ悶える所作の舞のような動き、断末魔にのけぞる姿の美しいこと。毒がたっぷりの、あやしい美しさ。これが退廃美というものでしょうか。原作は「四谷怪談」の鶴屋南北。なるほど。
ほー‥と息を吐きつつ、幕間には「最中アイス」を。んまい。
そして二幕目は「芋堀長者」。一幕目とはうってかわって、これはレビューのように楽しい舞台でした。「踊りの上手を婿にする」というお姫様に恋焦がれた芋堀りが、日本一の踊りの上手と偽って‥すったもんだのあげく「いつもの芋堀を披露!」って踊ったら、お姫様もライバルもみんな踊りだしました、という。キラキラの豪華な舞台に繰り広げられる善意ばっかりの世界。役者の表情の飄げて可愛らしいこと。そして確かな一挙手一投足。
一幕目とは打って変わった明るさで、すっかり後味がよくなって。歌舞伎って素敵。「また来たい!」と強く思ったことでありました。
興奮冷めやらぬままカフェでおしゃべりして。10月にもここ御園座に来るから、そのときにはまた行こうね、いえ京都南座はもっと素敵だからそっちにも行こうよ。楽しい話で盛り上がります。ホント、また行きたい!
歌舞伎。想像していたよりもずっと愉しむことができました。それもこれも、勝手を知っていろいろ案内してくれたにっぽんちゃんのおかげです。どうもありがとう。そして、一緒に楽しい気持ちをともにしてくれたぶるちゃん・ぽんごちゃんにも感謝です。
そして、この記事の写真。ほとんどぶるちゃんからいただきました。おかげでこの記事が書けましたわ。いつもほんとうにありがとう!
みっちゃんが作ってくれた頭は、最後までずーっと乱れもせず綺麗でした。
「良家の奥様」にも見えたらしい。大成功。、でも「ルチ将軍」とも言われたさ~。
今日は「へのへの」はいらないでしょう!すでに顔の上に顔を描いておりますから。
週末、京都で舞妓体験をしてまいりました。一緒に行ったのは和裁仲間のことりちゃんとキョウコちゃん。それに、カメラマンのオット。いっぱい写真を撮ってきました。
お店に着くと、まずはお化粧から。顔を洗って肌襦袢・裾よけの姿になり、鏡の前に座りました。スタッフの人が手際よく髪をまとめ、顔を作っていってくれます。
はじめに櫨の実の油を顔全体によくのばします。これはお化粧下地でもあり、肌荒れ防ぎ・汗止めにもなるそう。次に京紅を瞼にぼかし、うなじから水白粉を塗っていきました。
襟足を二本描き、顔も白く塗っていきます。
刷毛で水白粉を塗り、パフで水気を取りつつ綺麗に伸ばして。このあたりはずっと目をつぶっておりました。
真っ白になった上に、顔が描かれていきました。もぉ別のひと。
次はキモノ。箪笥のなかのたくさんのキモノから、写真を参考に選びます。
ぱっと目についたキモノを出して羽織ってみます。「どっちがいい~?」「うーん、どっちも綺麗ねえ」「あ、私そのピンクの方を着てみたいわ」「そっかー、じゃあ私ブルーにする」‥おしゃべりしながら選ぶのもたのし。
丁寧に着付けしてくれました。しっかり補正して衿を重ねてから、ちょうどいい「お引きずり」具合に丈を決め紐で結びます。
その上から赤いしごきをくるくる。普通のキモノのときの伊達締めにあたるそう。
そして、「だらりの帯」を締めていきます。幅は普通の袋帯と同じですが、上を少し折り返しただけなのでとても幅広。緩まないように力を要れてぎゅっぎゅと締めますが、上のほうを緩ませて下を締めるように引くので体は楽ちんです。
帯が太いから帯締めも太く、帯留(ぽっちり)も大きい。
最後に髪結い。「半かつら」を使うので、前と横の髪にこてを当てて癖を直します。
そして、かつらを。なんとなく「たまずさのおんりょう~~」って感じ。
で、かつらに自分の髪をなでつけると、自然な仕上がり。
簪や髪かざりをつけて、できあがり~。これが落語「愛宕山」なんかで噺家さんが「舞妓さんのびらびらでっせ」とやるやつか。
さあ、みんな舞妓さんになりました。お出かけなので裾をからげてもらい、付近の名勝、渉成園へ。撮影会のはじまりはじまり~。
ことりちゃんとキョウコちゃん。絵葉書になりそうですねえ。
桜を眺めつつ写真を撮っていましたら、あれ?いつのまにか、周りに人だかりが。カメラがいっぱいこっちを向いている。「写真撮らせてもらっていいですか?」って、あれ?いやーん。
注目されるのは嬉しくないことはないのですが‥ごめんなさい、ニセ舞妓なんです。わかって眺められるぶんにはかまわないのですが、万が一本物かと思って見て「ちっ、年増のニセモノかよ」とか、思われていたら恥ずかしいなあ。
とか思いつつも「一緒に写真を撮ってください~」と言われて、「いいですよー」にっこり一緒に写るわたくしどもでありました。
渉成園は広い。やっこらしょう、と階段を下りて「待っておくれやす~」と、気分はやっぱり「愛宕山」。
そういえば、わたくしたちのこの色の取り合わせ、なんか戦隊ものみたいですなあ。
桜の間にメジロがいっぱい。あっちにもこっちにも。
さて、そろそろお店に戻りましょうか。
お店では、からげていた紐を解いて裾を引きます。お引きずり、華やかでいいですねえ。
桜の下でお店の中で、おしゃべりしながらたくさん写真を撮って。とても楽しい一日でした。楽しい体験をより楽しくしてくれたことりちゃんキョウコちゃん、どうもありがとう。
お世話になった舞妓体験のお店「華陽」さん、化粧・着付け・髪と丁寧に造っていただき、散策のときも親切に案内してくださいました。おかげさまでたいへん楽しかったです、ほんとうにありがとうございました。
そして、カメラマンのオットにすぺしゃるさんくすです。
舞妓さん体験、想像していたよりもずっと面白かった。またやりたいものです。こんどは何色のキモノを着ようかなあ。
おなじみすうざんさんがキモノ雑誌「月刊アレコレ」に依頼されて書いた記事が刊行されました。みんなのアイドルすうちゃんのマスコミでびゅう。これはおめでたいからお祝いしよう!と言いだしたわたくし。お祝いだから、とドレスコードはフォーマル(っぽく)。
さぁお祝いだフォーマルだ!ということで、嬉々として秘蔵の雪輪大島訪問着を初着用いたしました。これ、和裁教室で縫いあげた大作!‥とはいえ「プロジェクトH」の記事を読んだことがおありの方にはどのように縫い上げられたかは想像できますよな(笑)。
帯は小花雪輪袋帯。写真には写っていませんが、バッグと草履も雪輪でした。そして帯留に竹蔵龍さんの「宵の桜」。
雪輪に桜で「花吹雪コーデ」、ちょっと季節を先取りしつつ、爛漫に咲き誇るすうちゃんワールドを寿いだ、つもりでしたが‥。
このコーデ、頭の中でだけ考えていて当日あたふたと着付けてでかけましたので、われと我が姿をじっくり見ていなかったのです。後で全身鏡で確認してちょっとぎょっとしました。・・カタギぢゃねえ。「覚悟しいや」って感じ?
実は、待ち合わせ場所へと向かうべく満員電車に揺られておりましたら、20代後半と思しきコドモが大声で携帯電話をかけていまして。
マナー違反許すまじ。「いいかげんにしなさい」と低い声で申しましたら、件のコドモ、すぐに携帯を切りました。素直でよろしい、と思いましたが‥もしかして、わたくしのいでたちにおびえたのでしょうか。
・・なにはともあれ、一張羅に嬉しい爽やかな晴天。お祝いのフレンチを共に愉しんだ仲間です。
すうざんさんは華やかな春色の花柄に牡丹の塩瀬。豪華な刺繍半襟がまぶしい。
mayさんは縮緬の桜色色無地に薄桜の刺繍半襟、草履の鼻緒にも刺繍とはんなりたおやかです。
おーこさんは藤色に鼓模様の付け下げ、金箔の帯。しっとりと大人の魅力で魅せてくれました。
ぶるちゃんは薄桜綸子の色無地に錦の帯。口紅と帯締めのピンク色が良く合っていて可愛らしい。‥この写真を撮ってくれたのはぶるちゃんなので、写真に写ってません~。ううう‥
足元。フォーマルとて皆白足袋です。このメンバーでは珍しい。
お祝いの乾杯の後にぎやかにランチコースを愉しんだ後は咲き初めた花を求めて付近の桜の名所へ。
桜にはまだ早く、ほんの2~3輪しか咲いていませんでしたが、雪柳は可憐な姿を見せてくれました。ぽかぽかと暖かく、いい日和。もう春ですね。
久しぶりに着るフォーマルでしたが、気持ちはすっかりリラックスのカジュアルモード。いつもの楽しいオフでした。
(写真協力:ぶるちゃん、おーこさん。どうもありがとう~)
昨日3月11日は「隅田の苫屋」の隅田さんの結婚をお祝いするオフに行ってまいりました。キモノ仲間でお祝いするとて、ドレスコードは当然キモノ。何を着ていこう?お祝いだから柔らかものがいいかな、会場はビストロということだからそんなにフォーマルでなくてもいいか‥と考えて、お召しにしました。なんだか肌寒く風が強い日で、どっしりとしたお召しが頼もしかったです。
着物:百合子ちゃんお召し(ぽんごちゃんのお店で:8000円)
帯:桜花名古屋帯(ヤフオク3000円くらい)
半衿:クリーム色草花ハギレ(大須骨董市800円くらい)
帯揚げ:草色ちりめん(いただきもの)
帯締め:草色白黒三分紐(いただきもの)
帯留め:ピンクハートトンボ玉(おーこさんの作品。習作とていただいた)
足袋:草色黄色桜(まねきや980円)
草履:黒コルク市松(松屋6000円くらい)
そして、コートは紫白花錦紗。去年暮ヤフオクのソレイユさんとこで思わずがんばってしまった16000円。今日が初使いです。
会場のビストロ。狭い階段を地下に降りていくと、ワインに囲まれた居心地のいい空間が現われました。
宴会開始前。談笑する人たち。
右から二番めと三番め、ピンクの訪問着がたまさん、オリーブ色がつむぎ子さん。おふたりとも正統派のフォーマル着物が素敵です。うーん、やっぱりもっときちんとした格好をしてきた方がよかったかしら~などと考えつつ。
そして、左端にいるのが今日の主役・隅田さんです。実は、隅田さんとオフラインで会うのは初めて。「はじめまして、御結婚おめでとう」と変なあいさつを交わしつつ‥しかし、あれ?隅田さん、いつものイメージと違います。隅田さんの着物姿は例えて言えば「金田一耕助」。ぼさぼさの頭にズタ袋みたいな着物を着ていたはずなのに‥こざっぱりとした頭にこのきちんとした羽織袴姿!
はい!ナニモカモ、この女性のためなのですね~。新婦のもとこさんの艶姿です。もとこさんの着物と帯はプラチナやエメラルドを織り込んだ糸で造られているそう。地下室の薄闇のなかでも照明を受けてキラキラ輝いています。模様の胡蝶蘭は髪にも飾られ、素敵な笑顔を引き立てていました。
いよいよ乾杯~。たけちゃんがお給仕をしてくれます。一升瓶ではありません。マグナムボトルです。銘柄はポメリー。おお、シャンパンだ。
おめでとうの乾杯のあとは、呑む呑む!喰う喰う!お料理も美味しいです。オマール海老、ローストビーフ、牡蠣入りのサラダ、子羊、などなど。ワインも追加でばんばん出て着ます。飲み食いおしゃべりに、いそがしい~。
男性陣。男の人の着物もいいですねえ。おーやん・やまさきさん・ぽん吉さん
しっとりと、大人の魅力‥mandaiさんずずさん
最年少参加者(とその母ぱぱちゃん)
うまこさんは重ねの着物。
新郎は終始デレスケ。
クライマックスは、ケーキに入刀。ほんにらぶらぶですな。
ここまで潔くしっかりとらぶらぶしてくれちゃうと、見ているこっちもなんだかうれしくなって来ます。美味しいお酒やお料理にも増して、新婚さんふたりのらぶらぶっぷりが美味しいオフでありました。
姐さん、その長襦袢は今日のテーマの表現ですかっ!
3月3日おひな祭りの日。ぽんごちゃん企画の『ドレスコードはひな祭り・梅オフ第2弾』。花盛りの梅と『物言う花』を愉しんでまいりました。カメラマンとしてオットも同行し、いっぱい写真を撮ってもらいました。
今日のコーデです。
着物:『壇ノ浦』(きむら15000円)波間に漂う平家の女人、今日はお雛様にみたてます。
帯:『綾藺笠』(カヨイコマチさん15000円)この帯を見たとき、雅な雰囲気から梁塵秘抄の「君が愛せし綾藺笠‥」という歌を思い出しました。それで、この銘に(後から秋の歌だったことに気づきましたが、まあいいや)。桜は先取りで。
着物と帯は今日が初着用。心うきうき。
半襟・帯揚げ・うそつきの袖は、以前大阪で求めたカヨイコマチさんのハギレから(1200円くらいだったか)。袖は振りだけに使っている『大うそつき』です。
帯締め:桃色三分紐(いただきもの)
帯止め:竹蔵龍さん『ねじり梅』(いただきもの)
足袋:まねきやさんの古布ピンク桜(980円)
草履:コルク黒変わり市松(松屋セールで6000円くらい)
今日のオフでは、ぽんごちゃんのお友達とも会うことができました。ザクちゃん・チンちゃん・チャマヲちゃん。並ぶと三人官女さながら。
『KIMONO姫』風のコーデで「お雛様→お姫様」を表現しているんですって。可愛いですねー。
キモノを着ていると、年配の方から「若い人の発想は柔軟ね。勉強になるわ」とほめていただくことがあるのですが、今日はわたくしがそんな気持ち。
幹事のぽんごちゃん。いつもはみんなの可愛い妹役なぽんごちゃんですが、年若なお友達のいる今日は優しいお姉さんの表情を見せてくれました。この写真も、とても柔らかないい顔で、隠してしまったのが残念。
そんなぽんごちゃんの「お雛さま」は、半衿の色が菱餅。
花盛りの中を、みんなで歩きます。いろいろな種類の梅の花はほとんどが満開。あたり一面、清々しい梅の香が立ち込めています。
なんだか、娘達を見守る母親のようなわたくし。年回りもそんな感じですもの。ぽんごちゃんは、親子には少し年が近いから『先妻の娘』かなぁ‥などと、あほなことを考えつつ。
そろって歩いていると、周りのひとたちから「素敵ね~」と声がかかります。「写真撮らせてもらっていいですか?」というひとも。オットは「モデルつきでいいですねえ」と声をかけられ苦笑しておりました(笑)。
梅のお花見を堪能したあとは、ぽんごちゃんお勧めの甘いものやさんとぽんごちゃんのお店も見て、いっぱいおしゃべりしました。ぽかぽか暖かくお天気も良く、とても愉しい一日でした。
梅の花の間で、メジロもいっぱいさえずりかわしていました。
土曜日はすうざんさん企画のお洒落イベント「紫オフ」でした。「紫オフ」それは高貴の色紫を身につけたお洒落を楽しみましょうという趣旨のオフ。それぞれ趣向を凝らした艶姿、いかがでしょう?
濃紫・帝王紫・江戸紫・京紫‥紫にもいろいろありますね。人もいろいろ、紫もいろいろ。華やかに揃いました。
mayさんの『紫』はアメジスト! おーこさんは着物のほか簪も紫。このトンボ玉はおーこさんの自作!わたくしも、羽織紐を作ってもらいました。食べちゃいそうな金平糖。
紫艶女が集ったところは『ノリタケの森』。風情のある赤レンガの建物の横を過ぎて
色づいた木々を眺めながらそぞろ歩き
巨大わんことたわむれ
オープンカフェでランチを。
ギャラリーで浮世絵やアンティークのノリタケ食器を眺めたり、おしゃべりしながらそぞろ歩いたり。楽しい楽しい。
ハタチの頃は、トシ取っちゃったら楽しいことなんて減っちゃうだろうと想像していましたが、なんのなんの。当年とって41歳、人生はますます愉しい。この分だと50になっても60になってもぜんぜんOKですわ。
せっかくだから『帯付き』の姿も撮っておきましょう。
後姿も~。
足もと勢揃い
これらの写真、我がオットがカメラマンとして同行して撮ってくれました。どうもありがとう>オット。
おまけです。帰り道、『アビーロード』をしようとして元気よく歩いたら赤い蹴出しがー。
街はすっかりクリスマス仕様になっていました。
昨日のいでたちです。
キモノは紫の菊柄お召しに帯は「すうざん屋」の昼夜帯。これ実は11日の記事中で締めてた「お釜帯」の裏。裏も素敵なのでそのうちと思っていたのを実現できました。
昨日の日曜日は、ポートメッセ名古屋で開催された『マンモスフリーマーケット』に行ってきたのです。といっても目当てはフリーマーケットではなく、その一分野手作り作品を展示販売する『アートマンモス』。キモノ仲間が作品を出品するので、応援がてら。
白雪ママさんの「ドレスコードは『派手』でお願いね!」のひとことで集ったキモノびぢょ軍団、どぞご覧くださいませ。
びぢょ軍団(まだ数人いましたが‥)と手作り作品の数々
実は、この日の天気は雨。にもかかわらず、キモノ着て集まったわたくしたち。まことにもって粋狂でございます。
もっと派手にしよう!と、着くなり白雪ママさん謹製の椿簪を求めたわたくし。
ほほほ、『椿姫』よ♪(モノを投げないでください!!)
簪・羽織紐・帯止めなどのキモノ回り品や、ブライス人形の着るミニチュアキモノ。古布からひとつひとつ丁寧に手作りされたこの着物は、小さくなって自分が着たいくらい。半襟や補正まで作ってあって、帯もちゃんと帯締めを使って結ぶもの。大人のお人形遊びは手がこんでて素敵です。ヲトメ心が刺激されます。
黒の似合う「えくれあ」ちゃん
アートマンモスの一角には、ほかにも手作り品が様々に展示されていました。財布の紐、緩みっぱなしです。デパートでブランド品を見ても「ふーん」と素通りできるのに、こういう作り手の息吹が感じられるものにはヨワイのです。
フリーマーケットの部にも、昔キモノを売っている店が出ていました。札幌からみえたということで、雪草履がお値打ちで豊富にあって、みんなで散財。特にわたくしは前々から欲しかった「あれ」を買っちゃいました。
「あれ」とは何か。これはまた後の記事、買っちゃった報告の中で申します。
散財軍団。わたくしが持っているのが「あれ」。
雨の降りしきる肌寒い日でしたが、会場は熱気でむんむん。綺麗なものをたくさん見て、買い物もして、キモノ仲間で集っておしゃべりに興じて。とても楽しい一日でした。
出品者の白雪ママさん・縫さん・ぽんごちゃん、そして一緒に時間を過ごしてくれたみなさん。どうもありがとうございました。
ちなみに、今回出品の作品はここでも求めることができますよー。興味おありの方はどうぞ!
9月18日の記事『キモノde大阪』にて、空堀で新聞記者に取材されて写真を撮られた話を書きました。その写真、新聞に載りましたよ!
2006年10月28日、朝日新聞の夕刊、大阪版です。mikaさんに教えていただき、関西の友人に画像を送ってもらいました。ありがとう~>モモさん
赤い帯を締めている後姿が私です。激しくシワシワなのは、座敷のせまぁい席でずっと座っていたから‥と言い訳。木綿ですし‥。うーん、かっちょわるいよー。
右がmikaさん、真ん中のお嬢さんはこの場でであったひと。「談笑している雰囲気で」と言われ「どこからみえたの?」などと社交会話を交わしておりました。
この自転車が走っている坂も何度も昇り降りさせられたのですが、そっちの写真は使わなかったのね。あと、生年月日まで訊かれたのは何のためだったのか。「瓦屋根の門にたたずむ」って、ここでたたずめ言うたん、あんたらやん!
着物イベント『きものdeからほり』。この日この時は私たちしかキモノ、いなかったんですよね。「きっとキモノだらけみたいな記事になるよ」と言い合っていたのですが、そんな感じでもないかな。建物の雰囲気ともあいまって、街の生活に溶け込んでいる感じですね。これがプロの目ってやつでしょうか。
なんだかんだいうておりますが、実はけっこううれしがっているわたくし。お調子者でございます。
よしこさん・ばあさん・わたくし。
takeさん
この他、主催の『金沢落語情報』のなぁさん、『遊歩倶楽部』のがんねーさんもお着物姿でした。
上方落語は、噺の効果音にお囃子が入るのが特徴。普段は舞台袖に隠れてお客様には見せないそのお囃子を紹介する『お囃子紹介』から演題は始まりました。
太鼓を打つ小つる師匠、笛の喬若さん、三味線の勝さん
演奏するのは三味線の勝正子さんに、笑福亭小つる師匠、笑福亭喬若さん。噺家さんが演奏もするのです。喬若さんは笛のCDも出しておられるとか。噺家さんって落語だけしているわけではないのですねー。
喬若さん、勝さん、そして小つる師匠。それぞれキモノで仕事をする人の着姿というのはほんとうにしゅっと決まってかっこいい。
紹介があったのは、『雪』など効果音や、噺家さん登場の時の出囃子、お客様を迎えるときの一番太鼓、幽霊登場のヒュードロドロなど‥生の演奏はとても迫力があり、太鼓は腹に響くし笛は胸を切り裂くような音がします。これはライブでないと味わえない至福。
次は笑福亭喬若さんの『七度狐』。
マクラに落語のしぐさ解説をしてくれたのですが、『うどんとそばの食べ分け』ってのが何度聞いてもわからないー。何度も演ってくれた「ずろろろろ~」って音のおかげで、すごく麺が食べたくなりました。
これはうどんか、そばか、あるいはきしめんか、はたまたカレーうどんか!?
トリは笑福亭小つる師匠の『竹の水仙』。
マクラから本題に移るときに羽織を脱ぐのですが、ぴっと肩を張ったかと思うとはらりと一気に羽織が肩を滑っていく姿が実に艶でありました。
噺の中に竹細工の水仙のつぼみが朝日とともにぱちんと開くといい匂いが漂う、というシーンがあるのですが、聴いているとほんとうに芳香がふわーっと漂ってくるような気がしてくるのです。これも、生で体験する落語ならではのライブ感ですねえ。
ちなみにわたくし、この会で『お茶子さん』をさせていただきました。噺の間に座布団を裏返したり、名札をめくったりする役です。軽い気持ちでお引き受けしたのですが、実はけっこう大役だったらしい。主催している友人とは短くない付き合いなので、おっちょこちょいが見込まれたのでしょう。
『お茶子』するわたくし
後でビデオを見るのが怖いです‥。
でも、いい経験でした。やっぱり何か役があると楽しさは深まりますわ。
この会、なぁさんよしこさんはじめ地元スタッフの尽力もあって、100人近い方がお越しになりました。呉服屋さんや着物関係の団体に声をかけたりしたので、来場のお客様も着物をお召しの方がたくさんおられます。その中の、ポップでキュートなお嬢さんたちに声をかけ、写真を撮らせてもらいました。
落語も着物も、特別なものと思わず「楽しいから観る。着る」ってスタンスで楽しんでおられる様子。今回も楽しんでいただけたでしょうか。またぜひ足を運んでいただきたいと思いました。
企画運営も進行も、素人の手作りのこの会。行き届かない所も多々あったかもしれませんが、なかなかに温かく楽しい会だなぁと半ば自画自賛で気に入っています。次回の催しにもぜひ、何らかの形で関わって足を運びたいと今から楽しみです。そのときにはこれお読みの皆様も、ぜひいらっしゃいませんか?
会がはねた後、小つる師匠・喬若さん・勝さんを囲んで打ち上げ宴会をしました。カンパイのビールがむちゃくちゃ美味しかったです。
後ろ向きになっているのは『来福 純米吟醸愛山』握り締めているのはたぶん小つる師匠の手