
中村メイコが書いた希望と笑い溢れるパワフル遺言状、『人生の終いじたく』。
後期高齢者に仲間入りしたメイコちゃんの、表題に似合わぬ軽快なエッセイで、
笑いながらも「成程ねぇ」と考えさせられる部分が、多々ありました。
~お焼香は、いい男からご順にお願いします~の第1章から始まり、~あの
世の住人にも、ひと言いわせてもらうわ~、~死ななきゃ言えないこともある~、
家族や芸能界をネタに、面白おかしい逸話がいっぱい。楽しく読ませてくれる。
シモの世話は家族ではなく介護ロボットに看て欲しいとか、戒名や死装束や
仏壇は不要とか、「あらぁ同じだわぁ」と共感しつつページを繰っています。
初恋の人・吉行淳之介や、親友・美空ひばり、大先輩・森繁久弥を語る場面
では、才気あふれる筆致が冴えて思わず笑みが零れます。
「だって気になるじゃない、死んだ後のこと」、誰もが気になる “もしも…”の時。
そろそろkimitsukuも、メイコちゃんを見習わなくっちゃ…かもねぇ

メイコさんでしたらそのユニークさが想像できるような気がいたします
人の「しまいの仕方」などは百人百様でしょうが「ならば 私はどうする?」って考えるときがありますよね。
今の私(しかもこんな時間に)
いつの日か kimitsuku講師と語り合える日があるといいですねえ~
そんな時間に
夕刻以降の
老いたりとは言え、さすがメイコちゃん
頷ける話題が一杯で芸能界ウラ話もあり、「へぇ~」なんて気楽に読み進んでいます。
特に吉行淳之介・宮城まり子の話は、メイコの女心が顕わで興味津々でしたよぉ。
用意周到に待つことは無いけれど、心掛けを良くしておけば、PPKも有り…かな