
先日ご紹介したアルプスの画家、ジョバンニ・セガンティーノの代表作
『アルプス三部作』。その一枚目は、草原で幼子を抱く母を描いた“生”。
遠くの雪山が白く輝く平和な夕刻の母と子は、まるで聖母子像のよう。

二枚目は、薄暮の道を牛を引いて家路を急ぐ女性を描いた“自然”。
岩が転がる荒地を、うつむいて歩く女性の表情は見えないが、厳しい
自然に生きる人々に注がれた、セガンティーニの眼の温かさを感じる。

“死”と名付けられた三枚目の絵は、亡き人を弔う冬の朝を描いている。
ピンと張り詰めた冷たい空気をも感じさせる、静謐な一枚です。
アルプスを愛し、その光の中に幼い頃に亡くした母親を求め続けた画家
セガンティーニの『アルプス三部作』は、生命や自然の循環をキャンバスに
描き込めようとした作品と、高く評価されているそう。
日本ではあまり知られない画家のようだが、真摯な画風に人間性を感じ
好感を持ちました。












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