














今日は朝から春近しを思わせる暖かさ。ささっと家事を済ませ…手抜きはいつものこと

コーヒータイムを楽しみましょ。窓外は真っ白な雪景色、一段と青空が映えて清らかで穏やかな北国の
朝です。既にドライフルーツ化した

寒さのせいでしょう、羽毛を膨らませ丸々した体で枯れ枝に止まって小さな実を啄む姿の可愛いこと。
次々と枝を飛び移りながら、残り少ない褐色のヒメリンゴに群がる様子に心が和みます。
ふと「生きとし生けるもの…」という語句を思い出してネット検索してみたら、古今和歌集:紀貫之の
「花に鳴く鶯 水に棲む蛙の声を聞けば 生きとし生けるもの いづれか歌を詠まざりける」 でした。



































紀貫之といえば
「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける」、百人一首の和歌が有名ですよね。
…さあ貴方はどうでしょう。他人の心は分からないけれど、昔馴染みの此の里では、梅の花だけが
昔と変わらず良い香りを漂わせていることです…
平安前期の歌人、紀貫之が初瀬の長谷寺で詠んだ和歌と言われますが、しみじみ良いですねぇ。
もう何年前になるでしょう、長谷寺を訪ねたことがありました。境内いっぱいに牡丹が咲いていました。
室生寺へも足を延ばして拝観した、十一面観音の美しさに絶句したこと

のんびりゆったりコーヒーを飲みながら、つかの間の雪の晴れ間、優雅なひとときを楽しみました。