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kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

鎌倉三代将軍 源実朝

2011年01月27日 | 日記
        
       箱根路を 我が越えくれば 伊豆の海や 
                  沖の小島に 波の寄る見ゆ

       大海の 磯もとどろに 寄する波
                  われて砕けて 裂けて散るかも


 鎌倉三代将軍・源実朝の和歌。
頼朝の次男に生まれ、兄・頼家の失脚後、鎌倉幕府の三代将軍を継いだ。
若い時から和歌を好み、藤原定家に学んで『金塊和歌集』を顕した。
上の二首は、いかにも青年らしく若々しい感性に溢れた和歌と、好ましく思う。 
技巧に走らず、心に思い浮かんだ感情を率直に詠んだものだろう。
        
 京に憧れ朝廷を尊んだ実朝は、武家としては異例の右大臣に任ぜられたが、
その拝賀のため訪れた鶴岡八幡宮にて、1219年1月27日、頼家の子・公暁に 
襲われ落命した。まだ28歳の若さであったという。
 1192(いいくに)作ろう鎌倉幕府…、驕れる平家を倒し鎌倉幕府を開いた源氏
だったが、実朝亡き後は母の政子が尼将軍として実権を握り、実家の北条氏が
専制政治を敷いた。その辺りは多くの歴史小説や芝居に取り上げられている。
 読み物としては面白い時代だったが、凄まじい権力争いに生きた人々たちを
思うと、現在の政権争いなんか…どうなんでしょうねぇ
コメント
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