第百十一話 2013年01月01日 | 夢脳 牧歌的なコンミューンのようなところに私はいる。自給自足の満ち足りた日々。ある日、空気を裂くような太鼓の音が聞こえる。軍隊が攻めてきたと見張り台の男が叫ぶ。高原の上手から、軍隊の制服姿に銃を持った兵士たちが降りてくる。コンミューンはパニックに陥り、住民は蜘蛛の子を散らすように逃げ惑うが、すぐに捕まる。私は地下の通路を通って、脱出しようとするが、方向がわからなくなる。つきあたりの部屋のドアをあけると、 . . . 本文を読む