サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

第百十話

2012年12月16日 | 夢脳
地下街を走り抜けている。脱出しなければならない。隣で息せき切って走っているのは文筆業のみうらじゅんだ。私と彼は、商店街の面々に、悪罵をぶつけて走り抜ける。ひとつの商店街の区切りのところにシャッターがある。みうらじゅんはシャッターめがけて勢いよく放尿する。それが地下の風にあおられた私の首筋に落ちてくる。「汚ねえなあ」と私が抗議すると、彼はヘラヘラ笑っている。私たちは次々と地下商店街を駆け抜けるが出口 . . . 本文を読む