気ままにかしまライフ

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ミツバチの越冬支度

2012年12月03日 | ミツバチ

比較的温暖なこの地域ですが、今年は寒さがいつもよりも早くやってきました。昨日の朝に

は氷も張るほどに気温が低くなってきました。そのため、先日から準備を進めていたミツバ

チの越冬のための巣箱の保温対策を行いました。

Dsc04528

昨年までは巣箱を2枚の麻袋で包み、その上から波板で覆い、寒さと雨を凌ぐようにしてい

ました。しかし、横なぐりの雨で麻袋が濡れるなどの欠点がありました。そのため、今年は

発泡スチロールで断熱することにしました。しかし、巣箱が保温出来たとしても、巣箱の中

の湿度が高くなってしまうとミツバチの健康には良くないそうです。そのため、保温箱内でも

適度に空気が流れるような構造にしておく必要があります。そこで、巣箱上面の空間を確

保のために10mm角の棒を巣箱の蓋の上に並べ、その上に発泡スチロールが載るように

しました。また、巣箱の横は蓋が出っ張っているため、発泡スチロールを当てても自ずと空

間が出来るようになっています。また、巣箱前面にも空間を設けるために、巣門上部の左右

に空間を作るためのスペーサー(写真に写っている2枚の板)を取り付けました。その上で巣

箱前面に発泡スチロールの板を当てました。

Dsc04529

 これが巣箱前面に発泡スチロール板を取り付けたところです。発泡スチロールの保温箱

の上に波板を置き、ブロックで押さえています。これで、巣箱の上面の空間は巣箱前面の

空間と繋がり、空気の流れる空間が確保出来たので、保温箱内の湿気が高まることは防

げるのではないかと考えました。

Dsc04530

保温箱をセットした巣箱の後ろからの写真です。これで巣箱内に溜めてあるハチミツが来春

まで無くならなければ越冬は出来ると思います。ミツバチは外気温が14℃以下になると、お

互いがくっつき合い蜂球を作り、筋肉を収縮させて熱を出し、蜂球内部の温度を20~30℃程

度に高めて暖を取りながら冬を越します。そのエネルギー源がハチミツとなりますので、これ

が無くなるとミツバチは凍死してしまいます。ハチミツは十分に入っていると思いますが、今

年はことさら寒い冬になるとの予報なので、少し心配ですが、無事に越冬して欲しいもので

す。


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