目指せ!映画批評家

時たまネタバレしながら、メジャーな作品からマイナーな作品まで色んな映画を色んな視点で楽しむ力を育みます★

ガーディアンズオブギャラクシーvol.3 ★★★★

2023-05-09 21:58:06 | ★★★★
連休中に渋谷のTOHOシネマズで字幕版で観てきました。ネタバレせずに軽く解説。

もし、vol.3を観るなら当然ですが、vol.1, vol.2, ホリディスペシャルをディズニープラスで事前に鑑賞することを強くお勧めします。(可能ならソーの過去作やアベンジャーズ、インフィニティウォー、エンドゲームは観てほしい)事前知識が必要なのがなかなかハードル高いですよね…。

マーベルシネマティックユニバースってもう40作品目くらいなんですけども、これ北米では「お話に全部ついていけてる人が相当数いる」というとても空恐ろしいことをしているわけです。
なんなら奇跡がずーっと起こり続けているような状態なわけです。だからこそ、大きな予算で製作できてるし、それぞれの作品のクオリティも非常に高いわけですね。
一方で、日本って、マーベルヒーローに思い入れがある人があまりいないこともあって、日本市場だけそこまでヒットしてないという状態がずーっと続いています。アメリカのヒーローって日本であんまりウケないんですよねえ、なぜか。日本のヒーローもまた、アメリカではそんなにウケない気もします。
ガーディアンズオブギャラクシーあたりはまさにその典型かもしれませんが、非常にコメディ色の強めのヒーロー映画と言って良いのではないでしょうか。
本当に、メンバーの掛け合いが最初から最後まで笑えるわけです。劇場では声に出して笑ってしまった人はあまりいなくて、隣に座っていた欧米系の方々には大いにウケていました。

ガーディアンズオブギャラクシーの適度な緩さと銀河系レベルの敵のスケールのデカさは毎回そのギャップが思わず笑えるわけです。宇宙の危機にもいつでも飄々としている、というのが、彼らの特徴でした。(このあたり、大真面目なチームモノのエターナルズやファンタスティックフォーなどとは違う。)

一方で、仲間思いでもあり、いつでもメンバー一緒という印象の強いチームです。それぞれがキャラが立っていて、一人一人全く違う見た目と能力があるわけですが…。
今作はガーディアンズのメンバーでも人気のキャラの1人、ロケットというアライグマの格好をしたキャラクターにフォーカスを当てた話になっています。彼、可愛らしい見た目によらず口は大変悪いわけですが、そんな彼が結構仲間想いだったりするギャップが楽しいキャラなんです。
過去作では語られてこなかったそんな彼の過去にまつわるお話がvol.3では展開されます。
勿論、過去作で色んな経緯があったキャラクターたちが織りなす皮肉たっぷりのシニカルな会話劇がまた楽しいのですが、シリアスとコミカルを行ったり来たりするのが楽しいですね。(英語が理解できるとより楽しいギャグや間合いも多いんですよねえ)
前述の理由により簡単には人にオススメできる映画ではありませんがファンなら観ておいて損はない、そんな映画でした。


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