Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

ノンセンスの論じ方

2012-06-25 01:27:28 | 文学
ノンセンス文学の論じ方。

0、そもそも論じられないと放棄
1、「ノンセンス」という言葉の定義やノンセンス文学史を記述
2、ノンセンス(無意味)からセンス(意味)を読み取る
3、作者の思想や創作の背景と、作品とを関連付ける
4、作品の具体的な細部・モチーフに注目して、作者の思想や同時代の社会・文学等々に結びつける
5、言葉遊びに注目して、言語学的アプローチや他の作品との比較を試みる

他にも色々あるかと思いますが、とりあえずこんな感じで挙げてみた(実際に論じ去る際には、これらの複合になろうかと思う。3と4は近いけど重点の違いかな)。

で、何が言いたいかといえば、どれもおもしろくないというか、これでは不満というか、そういうこと。もっとも、自分にできることだってやはりこうした方法しかないので、つまるところは自分に不満だということなんですが。もっとワクワクさせてくれる批評法はないものか。もちろん、○○理論の枠組みに作品を当てはめるというやり方はナシで。

結局のところ、批評はこうあるべきだとかって声高に叫んでみたところで、実際に自分が書いているものは自分がけなしているものと同じなんだよな。いやそれ以下でさえある。これはノンセンスに限った話ではなく。

こう生きるべきだって思っていても、実際の生き方はそれとはまるで違う。右手を動かすつもりで左の肩を動かしていたりする、そんな滑稽な人生だよ。

ノンセンスを書いている人だって、本当は大真面目なのかもしれないよ。

方法論とかじゃなくてさ、何かに憑かれたように書いたものって、ワクワクさせてくれるんじゃないだろうか。自分の執心の結実です、みたいな論文。本を読む根気もアニメを観る熱意も薄れた今の蒼白い自分では、そういうのは難しいだろうな。

それにしても、夕飯のときから頭が痛い。
ああ、今日は早く寝ようと思っていたのにな。
明日はどうやって生活していこうかな。