Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

醤油のことなど

2012-06-17 23:06:17 | Weblog
2年前に熊本に行ったときに泊ったホテルで、一人で寂しくお刺身などを食べていたわけです。そしてそのときの醤油があんまり美味しくてびっくりしたわけなのです。だから、あれから「醤油は熊本」と決めてしまって、熊本の醤油を買っているのです。

そんなわけで、きのうも熊本の醤油を買い、早速お刺身も用意して、ちびちび食べておりました。熊本の醤油は、甘いんですよね。甘くて濃厚。3年間熟成させたそうですが、なるほど芳醇な香りとこってりした舌触り。なかなかうまい。ですが、やはりあの2年前の醤油には敵わないような気がしています。あのとき、ホテルの人に「この醤油はどこのですか」と聞いておけばよかったなあ。ちょっと悔やまれます。

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なかなか頑張れない日々が続いています。一日の中でも、ときどき具合がよくなって、本を読んでもつらくならない時間帯がある日もあるのですが、昼間は大抵ダメで、寝転がってはうーうー唸っています。確かに、数年前に比べれば体調は劇的に改善したわけですが、それでも心身ともに健康な人に比べれば、遙かに苦痛を強いられているわけです。

ぼくはもうダメなのではないか、勉強を続行するのは不可能ではないか、そもそも当たり前の生活をすることができないのではないか。何度もそう思って、投げ出しそうになり、死への愛慕を深めてきました。でも今は、たとえロシア文学の勉強を続けられなくなっても、なんとか最善の道を探していこうと思っています。

生きるということは、悔しかったり悩んだり怒ったりすることですけれども、うれしい出来事だってあるよな。最悪の時期にだって、夜は明けるし、花を咲くし、晴れるし、雨は降るし、風は吹くし、カフェの客は談笑するし、中学校では生徒がふざけ合ってるんだよな。特別に目を凝らさなくても、世界はすばらしさに満ち溢れている。

空は青い。すばらしい。
海も青い。すばらしい。
夜は暗い。すばらしい。
そうだろ?