Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

バルト海の奇妙な果実

2011-11-04 22:58:01 | アニメーション
阿佐ヶ谷でバルト三国のアニメーションやります。

http://www.laputa-jp.com/school/balt_screening/

これはこれで楽しみなのですが、昼間に言及した「古いSF映画」に今は夢中。



僕らが信じる真実は 誰かの創作かもしれない 僕らが見てるこの世界は 誰かの悪意かもしれない
人が人である理由が 人の中にしかないのなら 明け渡してはいけない場所 それを心と呼ぶんでしょ
僕らが愛した故郷が 殺されてしまうかもしれない 僕らが待ってた未来は 誰かの筋書きかもしれない
人が人である理由が 人の中にしかないのなら 受け入れてはいけない事 それは君自身が決めなきゃ



これって名作ではないですか。このサビの部分、メロディがとても美しい。
amazarashi、これはちょっと、もしかするともしかしますね。爆発的に人気が出るかも。
MVも、今までの物語が何か繋がってくる感じ。

サビの部分の歌詞だけ読んでもたぶんこの歌の素晴らしさは分かってもらえない。じゃあどうして引用するんだと半畳を入れられそうですけれども、そうせざるを得ないほど惚れ込みました。明らかに原発問題を想定して書かれている歌詞なのですが(秋田氏自身も震災の影響を認めている)、これは・・・。「古いSF映画に仮託して原発反対を叫ぶ」とかそういう薄っぺらい解釈では追いつけないですよ。もっと深い、というか、もっと豊か。そう、何か豊饒な世界観がある。そして、果てしなく優しい。