一年中起きる「脱水症」の恐怖(2)
脱水症と言えば、夏だけ発症すると思っていませんか。実は一年中起こり得る危険性があるのですよ。
脱水症の原因と身体にあらわれるシグナルを知ることで、身近にある脱水症の恐怖から身を守りましょう。
~こんなサインがあれば「脱水症」かも~
脱水症になる前にはいろいろなサインが身体のいたるところに発生します。そのシグナルを見落とすと大変なことになります。そこで、どのようなシグナルが発生するのか見ていきましょう。
・頭部
まず、目においては、めまいがしてきます。また頭痛やボーっとしたり集中力がなくなってきます。
また、咽が渇いた感覚がしばらく続き、ひどくなると吐き気がしてきます。また、暑い場所でも汗をかかくなってきます。
・手足
手や指ですが、指先にふやけたようなシワができてきます。また、手の甲をつまんだ跡がなかなか消えないのです。
さらに、足がつったり、こむら返りが起こってきます。
・その他
前身の筋肉は、痙攣(けいれん)が止まらなくなり、力が入りにくくなってきます。
脱水症の初期症状では、食欲がなくなり、下痢や便秘になってきます。また、尿の色も極端に濃くなってきますので注意してください。
体重が目に見えて減少してきますので、見逃さないでくださいね。
このような症状が現れた場合、近くの病院やかかりつけの医院で診察してもらってください。
中には風邪の初期症状と似た症状もありますので、風邪薬などを飲んでしまうと、脱水症がひどくなる場合がありますので注意してください。
こういった症状がでたら、経口補水液やポカリスエットなどスポーツ飲料などを飲むようにして、すぐに病院や診療所などに行くようにしてください。