~野菜の上手な摂り方~
よく小さい頃に「野菜を食べないと元気にならないわよ」と言われたことはありませんか?これを聞いて、漠然と「野菜=健康」というイメージが付いている方も多いのではありませんか。
「健康的な食生活とは?」と聞かれると上位に「野菜を食べること」が挙げられると思います。
健康状態や生活習慣の状況を把握するために厚生労働省が行った「国民健康・栄養調査(平成29年実施)」では、1日の野菜摂取量の平均値は288.2gという結果がでました(きのこ類や海藻類含む)。
これは厚生労働省が目標にとしている1日350g摂取に約60g届かない値です。60gといえば、ほうれん草のおひたし1皿弱の量に相当し、少しの工夫で摂れる量です。
例えば寒い季節、スープやお味噌汁などの汁物料理は、工夫一つで野菜がしっかりと摂れる料理です。
数種類の野菜を鍋で煮ればすぐ出来上がり、簡単な調理で十分な量の野菜を摂ることができます。
さらに汁物料理なら、煮込んでいる際に野菜から出た水溶性ビタミンを逃さず摂取できるので栄養面でもお勧めです。
またお子様が好きなカレーなどの煮込み料理では、水の代わりに100%の野菜ジュースを用いることも一つの工夫となります。
これと同様にトマトソースの利用や調味料に細かく刻んだ野菜を加えたソースを作ることも一つの工夫になります。
野菜を鍋で煮ることが面倒であれば、マグカップにカットした野菜やきのこ類を入れて電子レンジで加熱し、最後に即席のスープの素(即席みそ汁など)とお湯を入れるなどの方法もあります。
ライフスタイルの変化の中、調理の余裕がない人もいると思います。そのような場合でも、工夫一つで食習慣を変え「野菜を食べると元気になる」を実践してみてはどうでしょうか。
まだまだ寒い日が続きます。暖かい食べ物で体も心も温まってくださいね。