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奈良のお祭り(無形民俗文化財)~東坊城のホーランヤ~

2020-01-30 09:24:23 | 地域と文化
奈良の無形民俗文化財~東坊城のホーランヤ~
 橿原市東坊城町の5地区と古川町に伝わる無形民俗文化財のホーランヤは、毎年8月15日に東坊城町にある八幡神社と春日神社の氏子が行う、災厄をもたらす精霊を駆逐するための火祭りです。
200年以上前から続いているとも伝えられています。
13時ごろに、春日神社へ4基の大松明(おおたいまつ)と2基の役松明(やくたいまつ)が地区から担がれて運び込まれ、松明は。境内を1周したあと点火し、さらに2週して、最後は燃やします。
八幡神社へ場所を移し、地区から大松明6基と役松明3基が運ばれて同じように点火されます。
大松明は大きいもので高さ約3m、直径約1.3mで約450㎏あり、オーコ(担ぎ棒)で支えて、30~40人で担がないと運べない大きさなのです。
松明は、竹をしすだれ状に縄で編み、小麦藁と菜種殻を巻き込んでずんどう状に締め付けたものです。
昔は、氏子の各家が材料を出していたのですが、今は、農家も少なくなり、材料の調達も難しいとか。
それはそうと、点火した大松明をワッショイ、ワッショイと声を出しながら威勢よく担ぐようすは壮観ですので是非ご覧ください。
八幡神社へは、近鉄南大阪線坊城駅から南へ200m行ったところです。また、春日神社は同駅から北東に800m行ったところにあります。