アルジャ
Losing the information war
Is the US really losing the information war, as Hillary Clinton claims, and how can it fight back?
Inside Story Last Modified: 06 Mar 2011
クリントン 米国 情報戦負け アルジャの勝ち。
米国の国際ニュースはなさけないものになっているが、クリントンの意味での負けは、情報戦での負けではなく、2重基準の米国の政策の敗北である、と。
国際ニュースがなさけないものになっている理由として、海外支局の閉鎖、海外特派員の不足をあげている。
ーーーどうかね?
アルジャが影響力があるのは、欧米のメディアと違って、現地の人の声、現地に詳しい専門家の声、あるいは、比較的様々な視点を報道していることではないかな?
スタッフがイスラム教圏の実際を知っているせいか、あまり偏見なく報道できている、ということもあるのかもしれない。
もっとも、アルジャが中立公正かというと、そうではなく、例えば、経済政策については、反ネオリベ傾向が強い。反ネオリベ傾向が強いのはいいが、しかし、ネオリベ論者の視点、ネオリベ論者との論争ももっともりこむべきであろう、とは思う。
英米の国際報道が情けないのは支局がないせいもあるかもしれないが、しかし、支局があっても、例えば、日本のメディアの海外支局は、日本でネットで閲覧できる英語記事を現地で日本語に翻訳して、現地発で記事にしているのであまり意味がない。
日本などわりに海外特派員は”まだ”いる。ようだが、しかし、特派員の仲間内で取材・報道対象を決めて、自分の意見にあった意見だけを引用する。
例えばの話、鯨問題で、日本に来て日本側の意見を報道するのではなく、SS側の英語を話す外国人の意見を報道している場合もある。
CNNのキュンラーのような特派員が100人いても海外報道の質はあがらない。
現地で何が起き、何が問題とされているか、どんな不満があるのか、永久に把握できないだろう。本土米国や英国などの人々が、外国もので、見たいと思っているものだけを見せているだけだ。この点、日本の報道でも似たようなものだろうが、世界の動向をつかみそこねる要因になろう。
例えばの話、アルジャ
Libya: A state of terror
As Gaddafi wages war against a popular uprising, Libyan exiles explain how terror has long been a tool of the regime.
Special programme Last Modified: 03 Mar 2011
リビアのテロ国家性についてのドキュメンタリー
リビアの恐怖政治は今にはじまったわけではない。以前から海外に逃亡したリビア人はおり、海外でも暗殺される憂き目をみている。そうした人々へのインタビュー
ABC
Women of the Revolution
Middle East Uprisings Shaped by Women of Egypt and Libya
BENGHAZI, LIBYA, March 6, 2011
The wave of change sweeping across the Arab world has finally given women a voice.
アラブ世界を駆けめぐる変化の波で、ついに女性も声をだせるようになった、
こうした語り口は米国好みなのかもしれない。嘘とはいわないが、アルジャなどの報道をみていると、複雑な事情を無視して真実からは遠いのではないか、という印象をもつ。
そもそも、欧米のメディアではアラブ世界の女性を一様に、ベールを強制された弱き弱者・被害者として表象する場合が圧倒的に多かった。
ところが、アルジャなどでときどき垣間見るアラブ世界の女性の姿は一様ではなく、解放的で力強い女性もおり、新鮮なものがあった。
ある程度、こうした女性のこうした活動がそもそもなければ、こうした事態に及んで突然政治的活動をしはじめるということはなかろう。
しかし、欧米のメディアは西洋以外を、あたかもいまだに西洋の中世の時代にあるかのような想定をしている場合が多い。(その想定は根深いようで、有道ブログに参加する若者の間にも見られる。)
そして、この語り口にあったアラブ女性をーーー多くの場合、英語のしゃべれる西洋に同化した女性をーーーひっぱってきてインタビューするのである。
自身の語り口にあった見たいものをみるだけの報道になってしまっている
さて、その女性の強さについて、エジプト出身のフィフィさんのブログ
2011-03-07 00:18:20
女性の強さとは?
弱さを武器にしたわがままが強さではなく、
・・・・・
映画『ゼロの焦点』で描かれていた戦後の日本の女性にはその強さがあったと思うんです。社会制度で女性が守られるようになったことで失っていく女性の意識もあるとして、それがあの頃の日本女性の強さだとすればもったいない気がします。
日本の女性はそれだけで魅力的です。なんというか、『凛』という言葉がしっくりくるくらい、強くて美しいです。自分の魅力に気が付けばそれを自然に大切にしようとする
フェミの高邁な思想ではなく、自身の経験と日常生活での格闘から自分の言葉を捻出しようしているところが好感がもてる。
日本も、欧米と同じく、あるいはそれ以上に、雇用差別や昇進差別でまだまだ、改革すべきする点は多い。女性(や男性)が、子供をもちながらやりたい仕事を続けられる体制というのは、男女平等や女性解放の思想からだけでなく、日本の経済発展のためにも必要である。
他方、日本女性の凛とした強さ、というのは、戦前にも戦後にもあった。欧米のメディアはそうしたものは見たくない。西洋的な女性の強さでない強さは、彼等の視野、彼等の語り口からはみ出てしまうのかもしれない。もっともフィフィさんの趣旨は現代の日本女性もそうしたものをわすれちゃいませんか、というところらしい。わがままな女性は戦前にもいただろうし、凛とした女性は現代にもいるとは思うのだが・・・
The Decline of Glenn Beck
What caused it?
James DownieMarch 3, 2011 |
[TNR]グレン・ベック氏の凋落について。奇矯な説を唱え続けなければならない悪循環に陥ってしまって相手にされなくなっていると。よく分からないのは氏は自分の言っていることを信じているのか否かという点。http://bit.ly/gi7sR5
9:48 PM Mar 5th webから
mozumozumozu
mozu
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Meanwhile, as a group, prominent conservatives have seemed more willing to speak out against Beck recently.
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To keep viewers coming back, he had to keep creating new, more intricate theories.
右翼のスター論者の凋落
他の右翼からも批判されている。
嘘を貫くには、嘘に嘘をかさねなければならない。
日本の右翼も、あるいは、左翼も、参考にしてもらいたい。
Japanese Volunteers Rescue Beached Melon-headed Whales
Japan Probe
先日
取り上げた海外に打ち上げられたイルカ救出作戦についての投稿。
あいかわらずイルカ保護団体によると思われるコメントがある。これもまた、日本人・現地の人と協力すれば何らかの方法で、もっとうまくいっただろうと思うが、しかし、募金活動がメインになってしまっているようなので、完全に失敗
コメント欄にあった動画
We Didnt Start The Flame War
こんなことやっているから、駄目になるのは当然。
外国人でも日本で成功している活動はあるのであって、例えば、先日テレビでやっていたが、
シャイン・オン!ビーズ・オブ・カレッジ・プログラム « タイラー基金
Tyler Foundation Programs Introduction by SAI
というのがある。日本人を援助して日本人も主役となって成功している。
地元の意見をきかずに、また、地元の協力者を得ないで、自分たちの基準・方法をたんにおしつけようとするところに失敗の始まりがある。
スーパーのトイレ周辺に3時間半 熊本・女児遺棄容疑者
2011年3月5日
山口容疑者が3日午後4時ごろに入店する姿が映っており、その後約3時間半にわたって、店内の通路や商品陳列棚付近、トイレ近くのベンチなどにいる姿が記録されていた。特に目立つような行動はなく、顔を隠すための変装などもしていなかったという。
3日午後7時半ごろには、心ちゃんがトイレに入った後、山口容疑者がトイレに入り、約15分後に膨らんだリュックを背負って出てくる姿も映っていた。
この卑劣な行動の動機はなんだったのか?
熊本・女児死体遺棄 逮捕の大学生動機語らず(03/06 17:30)
TVAsahi
熊本市で3歳の女の子が遺体で見つかった事件で、山口芳寛容疑者(20)が送検された時の映像では、警察を出る際はフードで顔を隠していました。そして2分後、車で移動中の山口容疑者は、隣の警察官と普通に会話しているように見えます。しかし、肝心の犯行動機はいまだ明らかにされていません。
動機については依然、分かっていませんが、警察では、わいせつ目的の可能性もあるとみて調べています
先日
取り上げた
Why I would rather work for the yakuza than National Geographic Television: My resignation, apologies, and words of caution to anyone involved with production. NGT番組に関する辞任とお詫びと注意勧告
BY JAKE ADELSTEIN のコメント欄のコメントが続いている。
なんとなく同情するところはある。
私の推測にすぎないが、この方、こうした児童虐待についての怒りもまんざら嘘ではない。で、あれば、ジャーナリストとして、日本語の記事を書けばよかったのだが、日本語の記事が独力で書けるほど日本語が完全ではない。そこで、メディアが好む 性と暴力ネタを特に欧米人好みに英語で書いて、生活の糧を得ていた、といったかんじではないだろうか?
引用されている、
Polaris Project Japan
(なお、読売の
ポラリス記事)
および、Japan Timesの記事
Tuesday, June 15, 2010
A light of hope for abused children
How the Polaris Project helped police score a rare victory against sexual predators
By RICHARD SMART
特別支援学校教諭ら逮捕=中1男子を買春容疑-児童ポルノ製造の疑いも・警視庁に関する記事。
児童ポルノ所持自体を罰しないから、児童を現実に性的虐待する事件で容疑者を逮捕しにくい、そこで、米国同様にせよ、といういわば、広告記事。
もちろん、児童の虐待にせよ、性的虐待は断じて処罰されなければならない。
しかし、児童ポルノ画像所持と児童の性的虐待という犯罪との因果関係、および、児童ポルノの基準が曖昧である。水着を着た男子なり女子の写真をもっていているだけで、逮捕する権限を警察に与えていいのか?という問題は残る。
"There is a hierarchy of moral values in the yakuza world: trafficking women and child pornography are very low, very bad," Adelstein says. "And then there's (bar) hosts. They think of hosts as the scum of the earth. In terms of the yakuza though, anyone who is involved in child pornography ― not the distribution, but are actually in it or are molesting kids ― they are dead meat. I know one case of a guy who molested a 4-year-old girl in a neighborhood where (the yakuza) were present and they chopped his arm off and dropped him off at the hospital."
ヤクザにも倫理があって、児童ポルノの製造は最低とされ、4才の少女に猥褻行為した男がヤクザに腕を切断され、病院の前で置き去りにされたケースを知っている、と。
Saturday, 5 March 2011
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The minimalist dress code of the Amazon's Awa people
アマゾンの原住民の取材。
未開文明については、大いなる好奇心、あこがれ、文明におかされて欲しくないという思いもあるのかもしれない。
志方俊之
核は「持てるが持たぬ」が賢明だ
2011.3.7
・・・・・
冷戦構造が消滅した現在、仮に北朝鮮が日本に小規模な核を一発落としたとして、米国は必ず核で報復してくれるだろうか。理論的にはそうであっても、米国が核以外で対応をする可能性はある。
・・・・・
わが国はすでにミサイル防衛網を強化しつつあり、状況次第では敵地攻撃能力も整備し得る。その日本が国会をはじめ公開の場でタブーなしで「日本の核」を論じ、日本が核保有へと転換しないようにと、周辺諸国が祈りつつその論議に耳を傾けるような状況もまた一つの抑止力になるであろう。
高いコストを払って独自核を保有するよりも、その分、通常戦力を強化して、その分野で独自性を増し、対米依存度を減らすことの方が、有効かつ現実的である。
そんなところかもしれない。
海賊?商船三井タンカー、アラビア海で襲われる
海賊とみられるメンバーはタンカーに乗り移ったが、周辺海域で海賊を警戒していた米軍などが、タンカーが襲撃されているのを発見し、対応にあたった。
(2011年3月7日07時21分 読売新聞)
こういう記事を読むと米軍がありがたい、という気もするし、海賊を警戒する日本軍がいてもいいようにも思う。
長友初ゴールにエトーもサネッティも最敬礼
2011.3.7
ちょっとおもしろかった。
朝日社説
主婦の年金―政争の具とは愚の骨頂
是正は超党派で速やかに行うべきである。直近の2年に限らず、保険料を払えるだけ払ってもらう。払えない分は加入期間として認めるが、受取額には反映させない。そうした内容なら、公平性と救済を両立できる。
なるほど。
政治家でもジャーナリストでもそうだが、自分たちの子供の世代、孫の世代の日本がよくなっているように、政治をするなり、政治記事を書くなりしてもらいたいものだ。政党間抗争、派閥抗争をしている場合でもなかろう。