Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

杜の都セミナーでの模擬授業 2

2008-09-21 00:42:21 | 教師修業
 根本正雄先生からいただいた講評は次のとおりである。

・いい授業であった。
・「習得」として短なわ(前とび,後ろとび,二重とび)と長なわ(8の字回旋)を行った。
・「活用1」として短なわと長なわを合わせて行った。1回旋2跳躍で10回跳ぶ。
・「活用2」として,いろいろな種目で跳ばせていた。
・長なわとびでは,回し手の技能の習得が大切である。
・「どんな工夫をしたら跳べるかな」という発問で,論理的な思考が促される。話し合いをさせることで,コミュニケーション能力もつけさせることができる。
・「跳んでいる人の足の速さに合わせる」という意見があったが,「足の速さ」というところを「リズム」に置き換えてあげるとよかった。
・習熟させる方法として,チームの得点を意識させたのはよい。
・集団化・得点化することによって,次の時間への課題を提示していたのはよい。

 前日の検討時とは違い,肯定的な批評をいただいた。
 前日に「私のコメントがどのように変わるかに注目してください」と根本先生はおっしゃっていた。

 ここに根本先生の思想を見ることができた。
 公衆の面前での批判はしない。よいところを引き出し,評価していくのである。

 セミナーの場で,根本先生から否定的・批判的な講評を今まで聞いたことがない。いつも,肯定的・建設的な分析をし,講評されるのである。

 根本先生の人間性に深い感銘を受けた。