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Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

冬休みバスケット

2008-01-08 22:14:01 | 特別活動
 学校がスタートしました。
 仙台市は2学期制なので,3学期の開始ではなく2学期後半の開始ということになります。
 始業式はなく,朝会でスタートしました。
 1時間目は学級活動,2時間目は算数,3時間目は音楽,4時間目は国語と普通の授業です。

 「おたよりノート」には,次のような内容を書かせました。
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 ハッピーニューイヤー。
 新しい年が始まりました。
 今年がんばりたいことを2つ書きます。
 1つ目は…。
 2つ目は…。
 冬休みに一番思い出に残ったことは…。
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 これで子どもたちの目標を把握することができるし,冬休みにどんな生活を送っていたかも分かります。子どもウォッチングに役立ちます。

 また,4時間目の内容がやや早く終了したので,「冬休みバスケット」を行いました。
 「冬休みバスケット」とは,フルーツバスケットの冬休みバージョンです。鬼の言葉を全部冬休みに関係するものにしたものです。「フルーツバスケット」の代わりに「明けましておめでとう」で全員が動くようにします。
 ネタは,明治図書のサイト内にあるEduブログの「返ってきたわがまま君日記」から見つけました。http://edublog.jp/hirano

 わずか10分ほどの活動でしたが,子どもたちは大変に盛り上がっていました。
・冬休みにお餅をたくさん食べた人
・冬休みにお年玉をたくさんもらった人
・冬休みにどこかに出掛けた人
・冬休みに神社にお参りに行った人
・冬休みにみかんを2個以上食べた人
・冬休みにお手伝いをたくさんした人
などが出されました。

おたよりノート 2

2007-12-30 00:01:51 | 特別活動
 おたよりノートは,昨年度,1年生が入学して2日目から始めました。
 入学したばかりで文字を書けるのかという不安は当初ありましたが,意外と書けることが分かりました。
 1年生は文字を読めない・書けないという前提で指導していかなければならないとよく言われます。
 しかし,実際はそんなことはありません。
 1年生を赤ちゃん扱いしてはいけないと思います。
 ほとんどの子はひらがなを覚えて入学してきます。

 次のようなステップで書かせました。
(1) 私が黒板に書いたのを写すだけ。(夏休み前)
(2) 前半は視写,後半は自由記述。(夏休み後)
(3) 前半は聴写,後半は自由記述。(冬休み後)

 結果的に,書くことを全く苦にしない子供たちが育ちました。
 自由記述の部分で,自分の思いを教師に伝えられるということで,喜んで書いている子が大半だったように感じました。

 子どもがどんなことを考えているのか,子ども理解にも役立ちます。
 普段あまり発言しない子も,ノートにはしっかりと書いてきます。これも子どもの発言のひとつです。

 子どもといっしょに遊んだり,給食を食べたり,話をしたりと,さまざまな機会を通して子どもを捉えようと努力しています。
 しかし,一人残らず全員と一緒に遊んだり,給食を食べたりできるわけではありません。
 おたよりノートは全員が書きます。休み時間に何をしていたか,今日一番楽しかったことは何か,今日の勉強がよく分かったかなど,子どもウォッチングに大変役立っています。

 私はおたよりノートを子ども理解の核のひとつとしています。この実践を今後も続けていきたいです。

おたよりノート 1

2007-12-29 23:27:42 | 特別活動
 学級懇談会の中で,保護者から次のような発言がありました。
「連絡帳が毎日書かれていて,その日にあったできごとや学校での様子がよく分かります」
 
 私は連絡帳(おたよりノート)を毎日書かせています。
 連絡帳というと,次の日の持ち物や宿題などをメモするような使わせ方が一般的だと思います。
 私の場合は,ミニ日記のような使わせ方をしています。
 
 その日のできごとを私が板書します。
 例えば,「今日は,体育で○○をしました。」と書きます。
 板書せず,口で言うだけのときもあります。

 そして,「この続きは自分で書いておいで」と投げ掛けています。
 子供たちは経験したことや感じたことなどを思い思いに書いてきます。

 書いた後,私がチェックして印を押します。
 
 持ち物や宿題を書かせることもあります。しかし,メモではありません。文で書かせるようにしています。

 おたよりノートの効果として,次のようなことを考えています。

(1) 視写力・聴写力がつく
(2) 速く書く力がつく
(3) 作文力がつく
(4) 子ども理解に役立つ
(5) 学級通信的な役割

 おたよりノートは,有田和正氏の追試です。
 有田氏の場合は,ユーモア力をつけるということにも力を入れています。
 「~でR」「~でありんす」などの文末表現が特徴的です。

児童会祭り 2

2007-12-09 00:39:41 | 特別活動
 11月末から本格的な準備に入り,いよいよ本番を迎えました。

 今年はPTA親父の会からも出し物があったほか,PTAバザーも同時開催されました。そのため,学校だけでなく,保護者,地域にも開放された祭りとなりました。

 子どもたちの出し物は,どれも手作りでバラエティに富んでいます。
 おばけやしき,スライム作りなどは定番で,子どもたちにも大人気でした。

 どれもすばらしかったのですが,今年度の大ヒットは,校長先生の企画によるプラネタリウムです。普段は倉庫として使われている部屋に,巨大なドームが設置されていました。私も入ってみましたが,まるで本物のプラネタリウムかと思うほど精巧に作られていました。明かりが消えると真っ暗になり,幻想的な星の世界が広がりました。校長先生はもともと中学校の理科の先生です。自分の専門分野を持っているというのは大きな武器だと改めて思いました。子どもたちもしっかりと星の勉強をしたようで,原稿を暗記していました。

 親父の会では,体育館の器具を駆使してミニサスケを出店しました。平均台渡り,ネットくぐり,段差のある跳び箱を駆け上がってターザンロープ,ドラム缶の中にボールを投げ入れる,肋木渡りなど,さまざまな運動を組み合わせていました。私もやってみましたが,結構な運動量でした。

 祭り自体まだ2年目です。さらに発展させていけるよう,工夫していきたいです。

 ちなみに私は今日,祭りを盛り上げるために「8時だヨ!全員集合」のハッピを着て参加しました。その評判は…。

児童会祭り 1

2007-12-08 23:49:34 | 特別活動
 今日,勤務校で児童会の祭りが行われました。
 私は校務分掌でこの祭りの担当の1人となっています。
 この祭りは昨年度から始まり,今年で第2回目となります。

 縦割り活動の14のグループがそれぞれ出し物を行います。
 
 計画は11月下旬から始まりました。それぞれの縦割りグループでどんな出し物をするかを2回話し合いました。
 また,6年生の縦割りリーダーが集まり,実行委員会を組織しました。

 実行委員会で各縦割りグループから出された希望をまとめていきました。
 おばけやしき,プラネタリウム,プラバンなどは人気があり,希望が重なりました。
 この希望の重なりをどのように調整していくかが問題です。
 
 どのグループもやる気はあります。ですから公平な方法として,抽選やじゃんけんという方法はありえます。

 しかし,今回はそのような方法はとりませんでした。

 アピールです。
 どんな計画で行うのか。どんな設計で行うのか。どんな工夫があるのか。
 
 そして,アピールした内容に対し,不明な点があれば質問し,最終的に投票して決めさせました。
 アピールした人物が誰かということによって,人気投票になってしまうのではないかという危惧はありますが,結果的にそのようなことはありませんでした。

 アピールにより,具体的な計画を立ててこなかったグループは化けの皮をはがされてしまいます。子どもたちは公平・公正な判断をし,決してそのようなグループには投票しませんでした。
 アピールで敗れたグループは,別の案を立てて次の実行委員会に臨みました。いい加減な計画では委員会を通らないということを実感しているので,今度はきちんと立案してきていました。
 あるグループがその場しのぎでカラオケというアイディアを出しましたが,質問に答えられず,子どもたちに却下されました。

 学校全体で祭りを盛り上げるためには,いい加減な案は認めないという子どもたちの強い姿勢を感じました。頼もしい子どもたちです。